Visit Japan Web サービス

Visit Japan Web サービス使ってみた!海外旅行前に入国方法をチェック

更新:2023/05/08

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旅行会社で働く旅行のプロが「Visit Japan Web」を利用して成田空港で入国手続きをしてきました。日本で出国前に行った手続きや使い方、空港での流れなどや、MY SOSとの違いなどもふまえてご紹介します。トラベルコンシェルジュならではの視点で、ご説明していますのでぜひ次の海外旅行にお役立てください!

この記事は令和4年11月時点の情報です。
2023年4月29日の帰国分から「検疫手続き(ファストトラック)」が不要になっています。 税関申告については引き続き利用することができます。

Visit Japan Webサービスとは

日本入国時に「税関申告」・「検疫」・「入国審査(日本人と再入国する外国人は不要)」の入国手続きをWEB上で行うことができるサービスです。

2022年11月1日から「MY SOS」で運用されていた事前検疫(ファストトラック)の機能が「Visit Web Japan」に集約され、より便利になりました。

Visit Japan Webサービスとは
出典:デジタル庁(https://www.digital.go.jp/)

Visit Japan Webサービスを使える人

成田空港羽田空港関西国際空港福岡空港新千歳空港那覇空港を利用する、日本への帰国者と海外から日本に入国する人が利用できます。
※「検疫(ファストトラック)」は、すべての空港で利用することができます。

ファストトラックとは

海外から日本へ入国する際に、空港で行っていた検疫手続きをスマホなどを使い事前に日本入国前に「Visit Japan Web」で行う検疫手続です。

日本到着時刻の6時間前までに「Visit Japan Web」での検疫手続(ファストトラック)の登録が完了していない場合はファストトラックを利用することができません。そのため、ワクチン3回接種証明書で審査を行う場合は日本を出国前に手続きを済ませておくことをおすすめします◎

Visit Japan Web使ってみた!

11/12にニューカレドニアから帰国するため、Visit Japan Webを利用してみました。
11/2、帰国日から10日前の登録です。
私はワクチン3回接種しているので、接種時にもらった「予防接種済証」とパスポートを準備して登録に進みます。

日本出国前にしたこと

①アカウントの作成

まずは「新規アカウント作成」から自分のアカウントを作成します。
ここで登録するメールアドレスに、パスポートやワクチン接種証明書の審査結果が届きます。
いつもチェックするメールアドレスの登録がおすすめです。
パスワードは10文字以上かつ、英大文字+英小文字+数字+記号の組み合わせが必要です。
複雑なのでセキュリティ面は安心ですが、忘れないように自分で覚えやすい文字列を設定しましょう!

アカウントの作成
出典:デジタル庁(https://www.digital.go.jp/)

②利用者情報を登録

設定したアドレス、パスワードでログインをして、利用者の登録に進みます。
「本人の情報」から自分のパスポート情報や生年月日、日本での連絡先を登録します。
パスポートの番号やお名前の表記は、間違いないよう慎重に登録しましょう!
日本での連絡先は任意ですが、ここで登録をしておくと後の「入国・帰国の予定登録」で都度入力する必要がなくなるので、登録しておくことをおすすめします。
本人の情報登録が完了すると、「同伴家族の情報」が登録できるようになります。
登録が難しいお子様や、スマホをお持ちでない方は、同伴家族として登録することができますが、原則としてVisit Japan Webの登録は、ひとりずつのお手続きが必要です。

利用者情報を登録
出典:デジタル庁(https://www.digital.go.jp/)

③入国・帰国の予定を登録

続いて、日本への帰国の予定を登録します。
「旅行名」は自分で設定することができます。行き先や日程を入れれば、分かりやすく管理ができますね。
ここで日本での連絡先登録が再度必要になります。先ほどの"利用者情報を登録"の段階で入力しておけば、ここはすでに入力された状態で表示されます。

入国・帰国の予定を登録
出典:デジタル庁(https://www.digital.go.jp/)

④検疫手続(ファストトラック)

次はファストトラックの登録です。こちらが、MY SOSからVisit Japan Webに移行してきた部分です。
各項目を完了させないと次の登録に進めない仕組みになっているので、出発ぎりぎりの登録は少し不安かなと感じました。

パスポートやワクチン接種証明書は、スマートフォンで撮った写真で登録ができました。
ただ、私はその場でカメラを起動して写真を撮りアップロードしたところ、サイズオーバーで登録ができず…。1回カメラロールに保存したものは無事アップロードできたので、画像のサイズには注意が必要そうです。
ワクチン接種証明書を持っている方は、接種したワクチンのメーカーや3回目の接種日の入力も行います。パスポートや証明書の審査は、入力内容と相違があると承認されないこともあるので、間違えないよう入力しましょう!
パスポートはアップロードから5分程度、ワクチン接種証明書は20分程度で承認されました◎
また、証明書は出発が近い人から審査しているので、余裕を持って登録した方は承認まで時間がかかることもあるそうです。

ワクチン接種証明書の登録まで完了すると、画面が青くなります。
実際入国する時はこの画面を空港スタッフに見せる機会が何度かありました。色で判断できるので、スムーズに進むことができます。

入国・帰国の予定を登録
出典:デジタル庁(https://www.hco.mhlw.go.jp/)を加工作成

⑤税関申告(携帯品・別送品申告)

最後に税関申告です。
ここでは、日本に持ち込むもので申告が必要なものがあるか、登録をします。
海外で買ったものによっては申告が必要なので、こちらは現地を出発する頃のタイミングで登録しましょう。
登録が完了すると、QRコードが表示できるようになります。
今までは機内で手書きしていた入国カードが不要になり、このQRコードをかざすだけで手続きが完了します。
人との接触を減らしたり、機内でペンを探して記入…といった手間が省けるので便利ですね!



日本到着後

⑥QRコードを提示

いよいよ日本に到着です。
飛行機を降りてから、数m間隔で空港のスタッフが立っていてVisit Japan Webの登録確認を呼びかけています。
ファストトラックは、実際にQRコードを読み取られる場面はありませんでしたが、画面が青になっているか・QRコードが表示されているかを都度確認されます。
ちなみにここでQRコードのスクリーンショット提示した方がいたのですが、画面をスクロールして青になっているかを見せる必要があったので、いったん足止めをされてしまいました…。スクリーンショットではなく、Visit Japan Webの画面を出せるようにしておきましょう!

税関申告は、機内で書いた紙で提出するか機械で手続きするかを選ぶことができます。
私は朝着のフライトだったからか人が少なくどちらも空いていましたが、機械の読み取りも混み合っていると時間がかかりそうな印象でした。

日本到着後
出典:デジタル庁(https://www.digital.go.jp/)

実際に使ってみて

日本入国の際にスムーズになるよう推奨されている、ということで今回登録してみましたが、実際現地の空港でチェックインする時にも「Visit Japan Web青になってる?」と聞かれたり、日本でもスクリーンショットだと足止めされてしまうなど、登録をしていることが前提のシステムだなと感じました。
ファストトラックの承認は2週間前目安ですが、Visit Japan Webの登録自体はいつからでも出来るので、少しスマホ操作が苦手な方は、早めに登録準備を進めてみるのが良さそうです。
まだ始まったばかりということもあり空港スタッフも多く居ましたが、これから対応に慣れていくことで人との接触も減り、より入国の手続きがスムーズになるのかなと思いました!



旅工房 トラベル・コンシェルジュ
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