海外旅行実際どうなの!?お得な予約方法や重要マナーetc.プロに聞いてみた
更新:2020/10/28
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決して安くはない海外旅行。せっかく行くならお得に、そして楽しく行きたいですよね!
そこで今回、旅行のプロである旅工房のトラベル・コンシェルジュに海外旅行について知っておきたいポイントを本音で聞いてきました!
早期予約VS直前予約、どっちがお得?
旅Pocket編集部
細田
海外旅行を一番お得に予約できるのは「半年前」と言われていますが、本当ですか??またその理由とは?
ヨーロッパ担当・鈴木:
行き先にもよりますが、多くの人が海外旅行を検討するのが連休の3~4か月前。ということはその時期に一気に航空券やホテルが埋まっていくということ!なのでさらにその前の、半年前が予約検討の目安です。
実は航空券には同じエコノミークラス&まったく同じサービスでも料金にランクがあるので早ければ早いほど安い料金で航空券が予約できるんです。ヨーロッパ行きの航空券なら、約1年前から予約ができますよ。
少し賭けですが、航空券の空きがない場合は約40日前に空く可能性が。旅行会社のキャンセル料がかかるのが40日前から(※時期や地域により異なります)なので、日程が合わなくなった人がキャンセルする場合があるんです。とはいえ早期予約の方が安いです!
ハワイ担当・安念:
ハワイは通年人気で航空券やホテルの空きがなくなることがよくあるので、連休などのピーク期に関しては早めにご予約を。
ただし日程が決まっていない場合やいつでもいい場合は直前が安くなる傾向があります。航空会社もなるべく飛行機の席を埋めてから飛ばしたいので、埋まらない日程はリバイス(※料金改定のこと)をする可能性があるからです。
バリ島担当・鈴木:
早めに予約するのも、直前で予約するのも違う意味でお得です!
例えば航空券は安い席から埋まっていくし、ホテルは60日前だとお部屋がランクアップされるなどの特典が付くことも。直前の予約だと、ホテルがお部屋の値下げを行ったりするので通常より1万円近く安くツアーを出す場合があります。ただし空きがあることが前提なので、ピーク期や日程が決まっている場合は早めの予約がおすすめです。
結論:予約は早めに越したことなし!直前予約はナシではないが賭け
個人手配VS旅行会社、どっちで手配するのが◎?
旅Pocket編集部
細田
正直…自分でホテルや航空券を予約するのと旅行会社にお願いするの、どっちがお得なんでしょうか?(小声)
アジアビーチ担当・平沢:
航空会社やホテルごとに、旅行会社専用の料金が出ていたり特典が付いているケースがあるので、基本的には旅行会社がお得!また旅行会社経由だと、個人手配には着いていない送迎や朝食、緊急対応サービスなどが付いている場合もあります。
バリ島担当・鈴木:
ホテルによっては個人手配の方が安いことも。ただし即時キャンセル料がかかったり特典がなかったりするので、私は旅行会社経由をおすすめします!
ヨーロッパ担当・鈴木:
ヨーロッパは鉄道旅行も人気ですが、そのチケットも旅行会社経由で予約したほうが安いパターンが多いです。
結論:旅行会社=手数料分高いは間違い!?安心も含めて旅行会社がおすすめ
ツアーはどこで探すのがお得?
旅Pocket編集部
細田
旅行会社がよくやっているキャンペーンって通常よりお得なのでしょうか?
バリ島担当・鈴木:
バリ島ツアーは断然キャンペーンページに載っているものの方がお得!期間限定で航空会社やホテルから特典や特別料金をもらっていて、キャンペーン用にツアーを作っているためです。
ヨーロッパ担当・鈴木:
キャンペーンページに載っているものの多くは、特典が付いているツアー。その他は格段に値段が安いものです。基本的にはキャンペーンページがお得ですが、安い分ホテルは要チェック!滞在にこだわりたい人はランクアップもご検討を。
アジアビーチ担当・平沢:
キャンペーンページの方がお得です!ちなみに色々な会社のツアー料金を比較するサイトと比べても、旅行会社のサイトの方がお得なことが多いです。比較サイトは広告費がかかるので、自社のサイトにしかないツアーがあったり、お得なツアーを出していたりします。
結論:断然キャンペーンページがお得!比較サイトより旅行会社のサイトを確認すべし
教えて!ホテルの選び方
旅Pocket編集部
細田
快適&良いホテルを選ぶためのコツを教えてください!
アメリカ担当・榎本:
行きたい観光スポットに地図アプリでピンをつけて、一番移動に便利なエリアでホテルを探すのがおすすめ!アメリカは観光スポットがたくさんあるので自分の行きたい場所に行きやすいホテルが◎
オセアニア担当・幸田:
例えばホテルタイプは毎日部屋の清掃があるなどサービスは充実している分、お部屋が狭いので、贅沢感を味わいたいなら長期滞在型のアパートメントタイプがおすすめです。清掃が一週間に一度などの違いがありますがお部屋が広い、洗濯機やキッチンが付いてる等ホテル対応には無いサービスが魅力です。どんな滞在をしたいかで決めるのがおすすめですよ!
SNSは要チェック!
コンシェルジュたちが声をそろえておすすめしているのが「SNSやブログなどの口コミ」でした!
ヨーロッパ担当・鈴木:
ホテルのサイトやツアー写真は部屋を広く見せる角度で撮っていたり、彩度を調整してきれいに見せていることも。あとは設備にもご注目を!ヨーロッパの場合、エアコンや冷蔵庫がついているホテルは新しかったり、質が高い場合が多いです。
バリ島担当・鈴木:
トリップアドバイザーやSNSなどで調べて、素人が撮った写真を見ると実際の様子がつかめると思います。周辺に何があるかも気になるので、google mapのストリートビューがおすすめ!
ハワイ担当・安念:
お部屋や眺望が気になる場合は、口コミやブログでアップされている写真を参考にしてみてください。
結論:内装はSNSでチェック&立地は地図アプリを駆使すべし
危ない?危なくない?治安の判断材料とは
旅Pocket編集部
細田
日本のニュースでもときどき取り上げられる海外の治安情報。旅行で参考にすべきものはなんでしょうか?
ヨーロッパ担当・鈴木:
外国人の受け入れや観光地化に反対するデモの場合は別ですが、反政府デモなどの場合、基本的に観光客や外国人が標的にはならないです。もちろん夜に出歩かない、騒ぎが起こっている場所は避けるなど気をつけることは大事です!
現地在住者のブログやSNSなどでリアルな様子を探るのがおすすめです。
アメリカ担当・榎本:
滞在中の判断の場合、道路沿いに生えている芝生の手入れ具合を確認したりしています。手入れされているところが治安がいいです!
秘境担当・櫻井:
外務省の危険情報などはチェックが必要!その他、どの国でも「声をかけてくる人にむやみについて行かない」「人の少ないお店や路地裏へ行かない」など基本的なことにはご注意を。また日本でやってしまいがちな荷物で席をとるなどはやらないようにしましょう!
観光客だと分かるとスリやぼったくりに狙われやすいので、私は「この土地に慣れてますオーラ」を出しています。笑 あまりキョロキョロしない、「I♡INDIA」などおみやげ屋さんで売っているような洋服は着ないことがポイントです。
結論:基本的なことには注意!SNSを駆使して現地のリアルを見極めるべし
これだけは知っておいたほうがいい重要マナーは?
旅Pocket編集部
細田
日本と違う文化を感じられるのが海外の醍醐味でもありますが、これは気をつけたほうがいい!という重要マナーはありますか?
アメリカ担当・榎本:
チップは、日本人の想像以上に重要視されます。日本の方はチップを忘れがちですが、現地で働く方はチップ込みの給料なので最悪日本人への印象が悪くなることも…。感謝を表す重要な文化です。
ヨーロッパ担当・鈴木:
ヨーロッパもチップは重要!また余った小銭をじゃらっと枕元に置く、などもNGです。イギリスでは同じ金額でもペニーでチップを支払うと「サービスの質が悪かった」の意味にとられることがあるので要注意!
またあいさつもしっかりとすること。スーパーのレジやお店に入ったときなど、現地語で言えると印象◎!店員さんは不愛想に見えることもありますが、あいさつをすれば大体みんなニッコリと返してくれますよ。
秘境担当・櫻井:
アジアのマーケットでは値切りが主流ですが、高圧的な態度は絶対にNG!あくまでもお願いする姿勢を大切に。現地の言葉で話してみたり、笑顔でいると平和に交渉ができいい思い出になりますよ♪
結論:チップ&あいさつなど現地の人への思いやりを大事に。
行き帰りも旅行のうち!空港の注意点は?
旅Pocket編集部
細田
出発の2時間前に空港着って、実際早すぎませんか…?
アジアビーチ担当・平沢:
厳密には航空会社ごとに定められているチェックインカウンターの締切時刻の前までにチェックインができれば良いですが、飛行機は電車と違って搭乗までにさまざまな手続きが必要なので、実際のチェックインカウンター締切時刻よりも最低でも1時間前には到着していることをおすすめしています。
航空会社ごとにチェックインカウンターが閉まる時間は異なりますが、出発時刻の1時間前が一般的です。なのでそのさらに1時間前である、出発時間の2時間前に空港到着をお願いしています。
バリ島担当・鈴木:
間に合えばいい…と言ってしまえばそれまでなのですが(笑)、早いもの順で座席が埋まっていくので、チェックインは早いに越したことはないです。また交通機関の遅延や、空港到着後も海外の空港だと言葉が通じない場合があるので、私が実際に旅行に行く際も出発の2時間前には着くようにしています。
オセアニア担当・幸田:
出発時間の2時間前に到着はマストと考えていいと思います。もし時間が余ってしまったら、例えばオーストラリアはオーガニック製品が有名なので空港の免税品を見たり、空港に隣接した航空会社の博物館を見学するのもおすすめですよ。
結論:やっぱり出発の2時間前到着はマスト!!余裕があるものが旅を制す
いかがでしたか?
海外旅行をさらに楽しむためのプロの視点、少しだけでも取り入れてみると一歩進化した旅になるかも…!ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 旅Pocket 編集部
- 旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!
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