グランドキャニオンおすすめアクティビティ!South Kaibab Trail Headサウスカイバブトレイルキャンプ

更新:2019/09/01

3,003views

美しい景色と感動体験の数々に大満足!大迫力の絶景が広がるグランドキャニオン国立公園で体験した2日間の冒険の旅をお届けします。今回ご紹介するトレイルは、ツアー予約などなしに、個人で誰でも自由に歩くことができます

 1日目AM6:30 朝日が美しいSouth aibab Trail Head

徐々にグランドキャニオンが朝日で染まりだす頃、サウス・カイバブ・トレイルヘッドに到着。「○○トレイル」とは、グランドキャニオン中に存在するコース名のようなもので、いろいろなルートがあります。

日中は日差しも強く当たって気温が上昇するため、朝早く出発します。

America_South_Kaibab_Trail_Head_001""

サウス・カイバブ・トレイルは、標高2,194.5~1456.9mと急勾配の坂と、給水ポイントがない20.2kmの道が続く、やや難易度高めルートです。そのため、下りとなる行きで利用するのがオススメ。

America_South_Kaibab_Trail_Head_002""

 AM7:15 朝霧で幻想的な景色を生み出すOOH AAH POINT

ビューポイントのウーアーポイントに到着。柔らかい朝日がグランドキャニオンを包み込んでいます。サウス・カイバブ・トレイルヘッドからの景色より、大地が広く近く感じられます。

America_South_Kaibab_Trail_Head_003""

崖をいくつか越えて進むのですが、景色は常に美しく、ついつい足が止まってしまいます。ですが、9時を過ぎる頃にはだいぶ暑くなるため先を急ぎます。

America_South_Kaibab_Trail_Head_004""

途中トイレは2か所あり、休憩をはさみつつさらに先へ進んでいくと、ミュールの団体に遭遇。ミュールとは、ロバと馬を掛け合わせた動物で、姿は馬なのにたてがみが短めでこじんまりとかわいらしいのが特徴です。

America_South_Kaibab_Trail_Head_005""

 AM11:40 谷底のオアシス PHANTOM RANCH

5時間かかってようやく目的地のコロラド川沿いのブライト・エンジェル・キャンプ場に到着。このエリアには、給水所と(壊れていましたが!)水栓トイレが用意されています。

America_South_Kaibab_Trail_Head_006""

9月末にもかかわらず38度と谷底の気温はかなり暑いので、テント前の木陰でコロラド川に足を入れながらランチ。そのまま鳥のさえずりを聞きながらの昼寝は、夢のようなひとときでした。

America_South_Kaibab_Trail_Head_007""

さらに5分ほど奥へ進むとファントム・ランチと呼ばれるロッジがあり、宿泊はもちろん食事も楽しめます。

America_South_Kaibab_Trail_Head_008""

私たちのようなキャンパーも利用できて(宿泊と夕食は予約が必要)、若干ですが空調が効いた室内で飲む冷たいレモネード(1杯4.75ドル、以降そのリフィルを使って1ドルで何度もお代わりができます)は最高でした!

 2日目AM3:00 水と緑あふれるBright Angel Trail

私は今回キャンプで1泊しました。次の日はブライト・エンジェル・トレイルからゴール、グランドキャニオンビレッジを目指します。現地のレンジャーから少なくとも6時には出発したほうが良いとアドバイスをもらったので、AM3時に出発。真っ暗です(笑)。

America_South_Kaibab_Trail_Head_009""

ブライト・エンジェル・トレイルは、距離28.9km、標高2084.8~1353.3mと長いですが、比較的傾斜も緩やかで給水ポイントも3か所あります。水の流れる音が涼しい自然豊かなルートです。

America_South_Kaibab_Trail_Head_010""

小川で顔を洗っていたら、目の前でシカが食事中でした。リスも何度か見かけました。

America_South_Kaibab_Trail_Head_011""

 AM6:45 木陰のオアシス!Indian Garden

最初の給水ポイントでもあるインディアン・ガーデンに到着。キャンプ場なので宿泊もできます。断崖に囲まれて木々が生い茂っているため、日中でも涼しそうなエリアです。

America_South_Kaibab_Trail_Head_012""

また、プラトーポイント(PLATEAU POINT)と呼ばれるビューポイントへの起点でもあります。

 AM7:20 ラストはくねくねと続く地獄の上り坂!

ここまでは基本的には平坦なルートでしたが、ラストにこの赤土の断崖を登らなくてはなりません!ここからは魔の蛇行道が続きます。太陽が崖に隠れている内に急ぎましょう。

America_South_Kaibab_Trail_Head_013""

途中2か所あるトイレ&給水ポイントで水分を補給しながらゆっくり登ります。次第に目線が周りの崖より高くなっていくのが爽快です。

America_South_Kaibab_Trail_Head_014""

 AM11:10 ゴール!Bright Angel Trail Head

約8時間かけてようやく目的地のブライト・エンジェル・トレイルヘッドに到達!疲れましたが最後まで気持ちよく歩けたのは、午前中で直射日光を避けられたのが決め手だったと思います。

America_South_Kaibab_Trail_Head_015""

本当にあの谷底からここまで歩いて登ってきたなんて信じられないくらいの達成感と大迫力の景色の数々で最高の2日間でした!グランドキャニオンへ訪れるならトレイルキャンプはおすすめです!!

キャンプや宿泊をお考えの方は、準備や予約などよく確認して訪れてくださいね。

Saki
32歳でカナダ、バンクーバーに留学。そのまま現在の旦那(日本人)と結婚し専業主婦に。趣味の旅行とアウトドアを楽しみながら、大好きな旦那とネコ2匹に囲まれて海外生活を満喫中。

このライターの記事一覧

AREA

地域


閉じる