感動!サハラ砂漠でラクダ乗り&サンライズツアー体験!
更新:2020/02/15
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アフリカ北部にある世界最大の砂漠、サハラ砂漠。アフリカ大陸の3分の1をも占め、アメリカ合衆国と同じくらい、日本列島がなんと24個すっぽり収まるほどの大きさです。
そんなサハラ砂漠の日の出は日本では体験できないほどの壮大な景色!今回は、実際にサハラ砂漠で日の出を見たトラベル・コンシェルジュが、体験をもとに楽しむコツをお伝えします!
サハラ砂漠とは?
サハラ砂漠の全体の約8割は岩や土漠、砂丘は2割程度。11の国にまたがっていますが、さらさらした砂丘が目当てならモロッコのメルズーガがおすすめです。
サハラ砂漠は夏の昼間は50度近くまで気温が上がり、冬の夜は最低気温が氷点下にもなる厳しい環境。それでもオアシスの周りには約2800種もの植物が生い茂り、げっ歯類・ヘビ・サソリなどの動物たちが命を育んでいます。過酷な自然と対峙してたくましく生きる姿に触れると、活力がみなぎってくるように感じます。
また、サハラ砂漠ではラクダに乗って砂丘を散策することもできます!まっさらな砂のキャンパスにラクダの足跡が点々と続き、キャラバンを組んで進んでいく様子は、さながら遊牧民ベルベルのよう。
今回念願のサハラに足を踏み入れることができました!
フェズからサハラ砂漠へ移動
せっかくモロッコへいくならば、やっぱりここは絶対に外せません。移動距離も長く、車での移動のみなので、訪問するには時間と体力が必要ですが、やはり一見の価値ありでした。
移動日は、フェズからほぼ終日かけての移動のため、途中に休憩をはさみながらとなります。ここは、途中で通過する街イフラン。モロッコのスイスと言われていてモロッコで一番綺麗な街です。
モロッコとは思えない景色に、正直かなり驚きました。のどかでのんびりしていて、近くに大学があることから学生が多く、他にはない雰囲気を醸し出しています。
こちらがこの街の象徴です。間違いなく、絶好の記念撮影スポットです!その後もどんどん走り続け・・・ホテルへ到着した頃にはあたり一面真っ暗でした。
私が訪れた12月は、朝・夜と相当冷え込むので長くは外にいられませんでしたが、春秋のベストシーズンには、夜空も存分に楽しめるかと思います。そして、翌日はこの砂漠旅のメインである朝日鑑賞へ!
いよいよ日の出ツアーへ出発!必需品&注意事項は?
砂漠で日の出を見るには、まずメルズーガに向かいます。
朝フェズを車で出発し、峠や渓谷をいくつも越える起伏の激しいドライブルートを通り、途中の街エルフードで4WDに乗り換え夕刻ようやく到着。メルズーガの砂漠ホテルに宿泊します。
早朝まだ暗いうちに砂丘で待つラクダの元へ。わくわくして夜眠れずあやうく寝坊しそうでした・・・。薄暗い中、見つけたこの子は私の相棒です。
30分ほどラクダに揺られて鑑賞ポイントに着いたら、後はじっと朝日が昇るのを待ちます。ドキドキと寒さで震えながら待っているときに差し出された、温かいミントティーの味は心にも身体にも沁みました。
夜明け前の砂漠はかなり気温が下がるので、夏でも防寒着が必須です。特に冬はマフラーや手袋・ダウンジャケットなど暖かい服装の準備を忘れずに。靴の中にすぐ砂が入るのでサンダルでの移動がおすすめですが、靴下を持って行けば待ち時間も暖かく過ごせます。
ラクダ引きのお兄さんと一緒に、極寒の中朝日を待ちます。
ついに日の出が・・!圧巻の絶景がそこに
音のない静寂の世界で待ち続けていると、だんだんと地平線の向こうから太陽が現れます。
最初は薄暗く茶色かった砂丘も、陽の光を浴びて黄色からオレンジ、赤へと刻々と色が変化し、まるでファッションショーのように煌びやか。そしてついに・・!
みんなでわいわい楽しむのも素敵ですが、喧騒から少し離れると全てがスローモーションのようで、太陽の神々しさと自然への畏怖を感じずにはいられませんでした。
感動して涙が出そうな景色でした。テンションが上がって、思わずこんな定番写真も撮ってしまいました。
なかなか高く飛べたのでは・・・とお気に入りの一枚です。帰り道もこちらの相棒でホテルへ。
乗っているときに上から撮った決死の一枚!
なかなか高い位置にいるので終始どきどきでした。みなさんもモロッコを訪れた際には、ぜひ感動の体験をしてみてくださいね!
人智を超えた壮大なサハラ砂漠で朝日を全身に浴び、自然から生きるエネルギーを恵んでもらったように感じました。非日常の世界を体験したい方、リフレッシュしたい気分の方、とっておきの写真を撮りたい方におすすめのツアーです!
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