銀山温泉は「散策」が楽しい【観光&食べ歩き】おすすめ17選~周辺スポット&冬の交通情報も~
更新:2022/01/07
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目次
大正時代を思わせるレトロモダンな街並みが有名な銀山温泉は、人気の観光地。温泉だけでなく、温泉街内の観光スポットの散策や名物グルメ食べ歩きなど、楽しみ方も豊富です。今回は観光地巡りに便利な散策マップや、銀山温泉周辺の観光スポットの情報もご紹介。冬場の気になる交通状況についてもお届けしますので、幻想的な雪景色を満喫したいなら要チェックです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。
まるで大正時代にタイムスリップしたかのような、木造多層建築のレトロモダンな街並みが美しい銀山温泉。四季折々に美しい景色が楽しめ、特に、ガス灯に灯された雪景色の幻想的な美しさは格別です。歴史は古く、日本三代銀山に並び称せられるほど栄えた銀鉱山が名前の由来です。
1983年の朝ドラ『おしん』のロケ地として全国的に知名度が高まりました。泉質はナトリウムー塩化物・硫酸縁温泉で、神経痛、リウマチ、皮膚病、創傷、成人病、婦人病などに効能があります。
大正ロマンを感じる銀山温泉は散策が楽しい!定番の観光スポット
銀山温泉街を巡る際は、3つの定番の散策コースがおすすめです。それぞれ所要時間は約20分(約0.8km)・約1時間(約1.4km)・約1時間30分(約1.9km)。自分のペースに合わせて、大正ロマンを感じさせる木造の街並みや豊かな自然を満喫しながら、様々な観光スポットを見て回れます。以下にご紹介する観光スポットのいくつかは、散策コースにも含まれていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
散策コースの詳細は銀山温泉公式サイトをご覧ください。
和楽足湯
銀山温泉街の入り口、銀山川のほとりに位置し、誰でも自由に立ち寄って温泉気分が味わえる足湯スポットです。源泉がそのまま使われた泉質のお湯は、日々の暮らしでたまった疲れを癒すのに効果抜群です。足湯用のベンチは、ゆっくり座って会話が楽しめるよう高さが工夫されています。銀山川のせせらぎの音に耳を傾けながら、まったりと心安らぐひとときを味わえます。
白銀公園(白銀の滝、洗心峡、銀山おもかげ園)
温泉街のつきあたりに位置する白銀公園には、入り口付近に落差22mの「白銀の滝」があり、滝壺まで歩いて行けるほか、対岸の展望台からも眺望を楽しめます。滝口にある朱色の「せことい橋」から少し上流にある「籟音の滝」からの流れは「洗心峡」と呼ばれ、新緑や紅葉時は格別の美しさです。白銀公園のメインとなる「銀山おもかげ園」では、路傍にある坑口や煙出しの縦坑を間近で見られるほか、長者池周辺の景色を楽しめます。
白銀公園
料金無料
電話番号0237-28-3933(銀山温泉観光案内所)
営業時間常時開放
URLhttps://yamagatakanko.com/attractions/detail_11484.html(山形県公式観光サイト・白銀の滝)
延沢銀山遺跡
銀山温泉の名前の由来になった延沢(のべさわ)銀山は室町時代から銀の採掘が始まり、最盛期には島根の石見・兵庫の生野銀山と並ぶ日本三代銀山とまで称されるほど栄えました。採掘量の減少と崩落により1698年に閉山。白銀公園内では坑道跡が国指定史跡として開放されています。ひんやりとした静けさの中、黒ずんだ岩肌を貫く歩道橋を歩きながら、往時の繁栄に思いを馳せることができます。
延沢銀山遺跡
料金無料
電話番号0237-22-1111(尾花沢市商工観光課)、0237-28-3933(銀山温泉観光案内所)
営業時間常時開放
URLhttps://yamagatakanko.com/attractions/detail_829.html(山形県公式観光サイト)
伊豆こけし工房
TVドラマ『おしん』で、温泉街で働く母親が娘のおしんに買ったのが「銀山こけし」です。その後おしんファンを中心に人気が広がりました。赤ちゃんの誕生記念に身長と体重と同じサイズで製作される特注品「誕生記念おしんこけし」が特に有名です。おしんこけしを制作している伊豆こけし工房では、各種銀山こけしやそのほかの木工品、銀山温泉みやげが購入できるほか、こけしの絵付け体験ができます(要事前予約)。
伊豆こけし工房本店
料金絵付け体験:有料、こけし6寸(18cm):1,100円、こけし8寸(24cm):2,200円、こま:525円(工芸館のみ)
電話番号0237-28-2161(伊豆こけし工房本店)
営業時間08:30~17:30、休み:不定休
共同浴場しろがね湯
白銀橋の近くに位置する、市民と観光客が利用できる日帰り温泉施設で、湯治場だった頃の面影を今に残しています。モダンな建物は著名な建築家の隈研吾が設計を手がけました。ガラスのない時代の通風や採光を可能にする「無双格子」など、日本の民家を元に和のモチーフが建物全体に生かされています。建物内部は、間接照明がムードのある空間を演出しています。
共同浴場しろがね湯
料金大人(中学生以上):500円、子ども(小学生以下):200円
電話番号0237-23-4567(尾花沢市観光物産協会)、0237-28-3933(銀山温泉観光案内所)
営業時間08:00~17:00、休み:不定休
URLhttps://yamagatakanko.com/attractions/detail_10833.html(山形県公式観光サイト)
伊豆の華
築140年以上の古民家を再利用したレトロモダンな雰囲気が魅力の和カフェ「伊豆の華」。地元尾花沢産の蕎麦の実を、伝統の製粉方法「どんぐり挽き」で挽いたそば粉を用いて、銀山温泉の冷水で打ち上げた「外一(といち)そば」が看板メニューです。ひのきなどの木材をふんだんに用いて設計された昔懐かしい雰囲気の店内で、そばや地元の食事を活かした料理メニューやデザートが楽しめます。
伊豆の華
料金ランチ:1,000〜1,999円、夕食:2,000〜3,000円
電話番号0237-28-2036
営業時間11:00~22:00、休み:水(臨時休あり)
鏝絵
「鏝絵」(こてえ)は、旅館や商店の看板や戸袋、壁などあちこちに配置されているカラフルなレリーフで、左官職人が「こて」で1枚1枚漆喰を用いて仕上げた作品。店の屋号や縁起物の絵柄などが描かれています。特に「能登屋旅館」の玄関エントランスの柱や、「古山閣」の正面の鏝絵は必見。1913年の大洪水で当時の建物が流された後に建て替えた際、各旅館が豪華さを競って鏝絵が描かれたのが由来とされています。
鏝絵
料金無料
電話番号0237-28-3933(銀山温泉観光案内所)
営業時間常時開放
銀山大正ろまん館
銀山大正ろまん館は、レストランや土産物店、休憩所、多目的バリアフリートイレを備えた観光施設です。観光バス10台、普通車100台が駐車できる駐車場があり、旅の拠点として活用できます。冬季は、宿泊者以外はこの大正ろまん館からシャトルバスに乗り換えて銀山温泉に移動します。レストランでは名物のそばをはじめ様々なメニューが味わえるほか、土産物店ではろまん館限定の名物を買えます。
銀山大正ろまん館
料金無料
電話番号0237-53-6727
営業時間09:00〜17:00(レストラン:10:00〜17:00)
銀山温泉はながさ号
山形新幹線が停車するJR大石田駅と銀山温泉を結ぶ、予約不要の定期路線バス。2008年より登場したレトロモダンなボンネットバスは座席数が17席、立ち席も含めて30人ほどが乗車可能です。サクランボが描かれたご当地のナンバープレートにもご注目を。2018年より座席数28人(立ち席なし)の一般的な乗合バスも運行中。自動両替付き運賃箱がないため、運賃分の小銭を持っていきましょう。
銀山はながさ号
料金大人(中学生以上):720円、子ども(小学生以下)・障がい者の方・付き添い人1名まで:360円
電話番号0237-22-2206 はながさバス(有限会社 大星レンタカー)
営業時間大石田駅発 始発:09:50、最終:17:45|銀山温泉発 始発:07:05、最終:18:21 (曜日・時期で異なる)
URLhttp://www.hanagasa-bus-taisei.co.jp/product1.html(はながさバス)
散策と一緒に楽しみたいのが「食べ歩きグルメ」
野川とうふやの「立ち食い豆腐」
野川とうふやは和楽足湯近くにある手作り豆腐のお店です。店の正面左側が理髪店入り口、右側がお豆腐屋さんの入り口というユニークな店構え。「立ち食い豆腐」「立ち食い湯豆腐」「立ち食い生揚げ」など、まるで豆腐のファストフードのような限定メニューが楽しめます。店の向かいにある小さな休憩所で食べることもできますが、すぐそばの和楽足湯で足湯に浸かりながら味わうのも一興です。
野川とうふや
料金立ち食い豆腐:160円
電話番号0237-28-2494
営業時間07:30〜売り切れ次第終了(15:00頃)、休み:不定休
URLhttps://yamagatakanko.com/attractions/detail_8837.html(山形県公式観光サイト)
「はいからさんのカリーパン」
「はいからさん通り」のカリーパンは、旅のプロである添乗員もおすすめの名物。山形県産の小麦「ゆきちから」のパン生地に、スパイシーなカレーを包んで揚げた一品です。お客さんからの要望で冷凍販売が始まったほどの人気ぶりです。
※はいからさん通りの店舗は現在移転準備中で、2022年春に銀山温泉街に新店舗がオープン予定。カリーパンは「大正ろまん館」と「銀山温泉 明友庵」で引き続き販売中です。
料金カリーパン:230円
電話番号0237-53-6727(大正ろまん館)
営業時間大正ろまん館:09:00〜17:00、明友庵:08:00〜18:00
明友庵の「かりんとまんじゅう」
黒糖まんじゅうに蜜をかけて揚げたお菓子で、こしあんとみそあんの2種類があり、まんじゅうのサクサクした食感と香ばしさがたまらない一品。このほか「銀山まんじゅう」もおすすめで、刻んだ栗入りの上品な粒あんを包んだ黒糖まんじゅう、竹炭が練り込まれた風味豊かなごまあんを包んだごまのまんじゅうの2種類があります。地元に受け継がれてきた秘伝豆が原料の「天平秘伝豆」もおすすめです。
銀山温泉 菓子処 めいゆう庵
料金かりんとまんじゅう1個:130円、6個入:790円、10個入:1,360円
電話番号0237-28-2588
営業時間08:00~18:00
銀山温泉・散策マップ
銀山温泉の前後に訪れたい!周辺の観光スポット
徳良湖
大正時代に灌漑(かんがい)用に作られた人造湖。その造成工事中に現場で歌われていた土つき唄が、山形県を代表する民謡の1つ「花笠音頭」の発祥といわれています。四季折々の風景が楽しめるほか、遊具のある子ども広場、オートキャンプ場、グラウンドゴルフ場、日帰り温泉「花笠の湯」などの施設が点在。1周2.8kmにわたる遊歩道は格好の散歩コース。毎年ゴールデンウィークに開かれる「徳良湖まつり」は多くの人出で賑わいます。
徳良湖
アクセス《車》尾花沢ICより約10分
料金無料
電話番号0273-22-1111(尾花沢市商工観光課)
営業時間常時開放
小杉の大杉
樹齢1,000年を越すといわれる根まわり6.3m、樹高20m、枝張り17mの杉の巨木。映画『となりのトトロ』の登場キャラクター・トトロに形状が似ていることで全国的に話題になりました。小杉地区にある大杉として「小杉の大杉」という愛称で呼ばれてきたほか、夫婦杉、縁結びの木、子宝の木として大事にされ、根本には山神様が祀られており、今も多くの観光客が訪れる村の主要な観光スポットです。
小杉の大杉
アクセス《車》JR山形新幹線「新庄駅」から約30分
料金無料
電話番号0233-55-2111(鮭川村観光協会)
営業時間常時開放
URLhttps://www.vill.sakegawa.yamagata.jp/kanko/tourist-spot/172(鮭川村観光情報)
道の駅 尾花沢 花笠の里 ねまる
尾花沢北ICそばにある道の駅で、尾花沢の方言で「くつろぐ」という意味の「ねまる」が名前の由来です。花笠踊りの可愛らしい花傘などの伝統民芸品やご当地のお菓子など、お土産物の種類が充実。産地直送の新鮮野菜や旬の果物が種類豊富に並ぶ農産物コーナーは格安で購入できます。尾花沢名物のスイカを使った「スイカソフトクリーム」は人気商品。軽食が食べられる食事処もあります。
道の駅 尾花沢 花笠の里 ねまる
アクセス《車》尾花沢北ICから約1分
料金無料
電話番号0237-24-3535
営業時間09:00~18:00、休み:元旦
URLhttp://www.mitinoku.or.jp/nemaru/(みちのく村山農業協同組合)
新庄・最上漫画ミュージアム
JR新庄駅併設「ゆめりあ」の「もがみ体験館」内にオープンした新たな漫画の聖地。『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』でおなじみの新庄出身の冨樫義博氏、同じく新庄市出身の阿部ゆたか氏、岡田理知氏、安彦麻理絵氏、最上町出身の海野雅美氏、山形に縁の深い『3月のライオン』の著者・羽海野チカ氏と、地元出身あるいは山形に縁が深い漫画作家6人に関する展示が楽しめます。
新庄・最上漫画ミュージアム
アクセス《電車》JR山形新幹線「新庄駅」併設
料金無料
電話番号0233-29-1311(最上地域観光協会)
営業時間09:00~18:00、休み:第2第4月(祝日の場合:火)、12月31日、1月1日
最上公園(新庄城跡)
かつての新庄城の跡地に作られた市指定史跡の公園です。新庄藩祖・戸沢正盛が築城した新庄城は1625年完成と伝わっており、櫓や天守櫓、二の丸・三の丸が置かれた平城でした。243年間にわたり新庄藩の中心地として機能したのち、戊辰戦争の際に市街地もろとも消失。公園敷地内には県指定建造物の天満神社や、戸沢家始祖の衡盛と藩祖の正盛を祀った戸沢神社、護国神社があります。
最上公園(新庄城跡)
アクセス《電車》JR山形新幹線「新庄駅」から徒歩約15分
料金無料
電話番号0233-22-2111(新庄市商工観光課)
営業時間常時開放
URLhttp://www.city.shinjo.yamagata.jp/k001/020/010/020/2571.html(新庄市商工観光課)
雪道が心配…。冬の銀山温泉の道路状況は?
ガス灯に照らされた銀山温泉の雪景色は一見の価値があります。しかし冬になると30cm以上の雪が積もります。車でアクセスする場合、古川方面からは国道347号が冬期間の通行止めになるため、ご注意ください。また、村山市からの県道29号線(背あぶり峠)は極めて狭い山路で危険のため、通行を控えるようおすすめします。
冬場は雪だけでなく、路面も滑りやすくなるため、スタッドレスタイヤの装着が必須です。4WD以外の場合は、万が一を考えてチェーンを持参しましょう。運転が不安な場合は、JR大石駅に駐車して、路線バスやタクシーなどを利用する手もあります。
冬場の日帰り湯の観光客は、車を「共同駐車場」または「大正ろまん館前」に駐車して、有料バスに乗り換えが必要のため、バスの時刻にご注意を。
■冬場の道路状況がわかるWebサイト
銀山温泉公式サイトのアクセス情報
山形県庁の通行規制情報
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