三猿

世界遺産【日光東照宮】見どころは「動物!」三猿や眠り猫、パワースポットまで徹底解説

更新:2022/01/07

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日光といえば「日光東照宮」。「日光の社寺」の1つとして世界遺産にも登録されており、重要文化財や国宝に指定されている建築物も多い日光東照宮で、外せない見どころを紹介します。さらに、日光東照宮の中でも特に強力だといわれているパワースポットを3か所教えちゃいます。


 

世界遺産・日光東照宮ってどんなところ?

<日光東照宮>は今から約400年も前の1617年に建てられた、徳川初代将軍「徳川家康」が祀られている神社です。家康公の死後、遺言に沿って2代将軍秀忠が「東照社」と呼ばれたお堂を造り、その後3代将軍家光が今の豪華絢爛な社殿へと改修を行いました。その後、1999年には二荒山神社・輪王寺とともに「日光の社寺」として、世界遺産にも登録されています。せっかく行くのなら、歴史や成り立ちも知っておくと、また違った見方ができるかもしれませんね。

日光東照宮

住所〒321-1431 栃木県日光市山内2301

アクセス日光駅から東武バスで約7分、バス停「神橋」から徒歩約8分

料金大人(高校生以上):1,300円、子ども(小・中学生):450円

電話番号0288-54-0560

営業時間4月~10月:09:00~17:00、11月~3月:09:00~16:00(最終受付:閉門30分前)

URLhttp://www.toshogu.jp/

 

【見どころ】日光東照宮で会える動物たち

十二支/五重塔

1650年、小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されましたが、その後火災により焼失。今ある<五重塔>は、1818年に同藩主酒井忠進公によって再建されたものになります。
塔の四方には3体ずつ十二支の動物たちが描かれています。正面には、虎、兎、龍が彫刻されており、それぞれ家康、秀忠、家光の干支を表しているそうです。自分の干支がどんな姿で描かれているか気になりませんか?

日光東照宮-五重塔

 

三猿/神厩舎(しんきゅうしゃ)

<神厩舎(しんきゅうしゃ)>とは、神様に仕える馬をつなぐ厩(うまや)です。昔から猿は馬を守り世話をするとして、馬の守り神だとも言われています。このことから、神厩舎には猿の彫刻が8面に渡って施され、人間の一生が風刺され描かれています。「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が最も有名ですよね!ぜひぐるっと回って人生の場面を回想しながら眺めてみてはいかがでしょうか。

三猿
日光東照宮-神厩舎

想像の象/上神庫

<上神庫>は、祭典で使用される馬具や衣装などが収められている三神庫のうちの1つです。上神庫側面には、狩野探幽(絵師)によって描かれた、「想像の象」があります。象を見たことがない作者が想像で描いたことから、この名で呼ばれるようになったそうです。私たちの知っている象とは少し違いますが、想像でこの姿を造るなんて驚きです。

想像の象

 

目貫きの龍/陽明門

<陽明門>は日本を代表する最も美しい門の1つとされ、国宝に指定されています。逸話や遊び、聖人など500以上の彫刻で覆われている豪華な様子はずっと見ていても飽きないとして、「日暮の門」の別名があるほどです。2013年から2017年に平成の大修理が行われ、約44年ぶりにその全貌を見ることができるようになりました。
陽明門には多くの龍が彫られていますが、中でも目だけが彫られていない「目貫きの龍」と12本中1本だけ逆さまの「魔除けの逆さ柱」は有名です。”満つれば欠ける=完成された建物はいつか崩壊するが未完成であれば崩壊しない”という願いを込めて、あえて未完成な状態にしているんだとか…

目貫きの龍
日光東照宮-陽明門

眠り猫/東回廊の潜門

三猿に負けない人気を誇る<眠り猫>は東回廊の潜門で会うことができます。江戸時代に活躍したとされる伝説的な彫刻職人、左甚五郎の作品だと伝えられています。牡丹の花に囲まれ、気持ちよさそうに日の光を浴びて眠っている様子から「日光」にちなんで作られたとも言われているようです。かわいらしい寝顔が大人気!小さな彫刻なので見落としてしまわないよう、注意して探してみてください!

眠り猫

 

パワースポットで運気アップ!

日光東照宮の中でも特に強力だといわれているパワースポットを3か所を紹介します。パワーチャージしたいならここを周らなくちゃ!

北辰の道の起点

唐銅鳥居の中に陽明門が綺麗に収まる地点辺りが<北辰の道の起点>と呼ばれ、強力なパワースポットだといわれています。北辰とは北極星のことを指し、天空不動のこの星を神格化した「妙見信仰」を背景として、唐銅鳥居と陽明門を中心に結んだ上空に北辰(=北極星)が来ることからパワーが集まる場所とされています。陽明門に気を取られて見逃しがちですが、ぜひ立ち止まってみてくださいね。

北辰の道の起点

 

奥宮宝塔

<奥宮宝塔>は徳川家康公が眠るお墓所です。眠り猫が彫られた門の向こう側、大きな杉の木に囲まれた静かな場所に造られています。家康公のお墓の上に建てられた宝塔の真横と真後ろが特に強いパワーがあると言われています。また、宝塔の横に立つ杉は「叶杉」と呼ばれ、祠(ほこら)に向かって願いごとを唱えると叶えてくれる効果があるんだとか…

奥宮御宝塔

 

上神道

日光東照宮の正門を出て、二荒山神社へと続く参道は<上神道>と呼ばれ、生気の通り道で、パワーストリートとされています。二荒山神社は福の神、縁結びのご利益がある人気スポットです。上神道を通って、二荒山神社に参拝するコースで目一杯パワーチャージしちゃいましょう!

上神道

 

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旅Pocket 編集部
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