ハイビスカス

沖縄に咲く【美しい花】見頃や花言葉・花畑も紹介「散策中に見た花があるかも?」

2022/03/11

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南国の沖縄には、本島ではなかなか目にできない熱帯の花や植物をたくさん見ることができます。その種類は豊富で、花畑や植物園だけではなく軒先や街路樹などで見かけることも。ハイビスカスやブーゲンビレアのように通年を通して咲いている花や、幻の花と呼ばれるサガリバナやクメノサクラなど、沖縄県で出会えるたくさんの花々を鑑賞できるスポットと見頃を紹介します。

沖縄で見られる花の種類を紹介

サガリバナ

サガリバナ
©OCVB

サガリバナ
©OCVB

見頃:6月~7月

日本では沖縄や奄美のマングローブなど、湿地帯に自生しているサガリバナ。夏の一夜限りに咲く幻の花と言われ、4枚の花弁の先に繊細に広がる糸のような形をしています。白や淡いピンクが夜の暗闇に映える花で甘いバニラのような香りが漂うのも特徴です。そんなサガリバナの花言葉は「幸運が訪れる」。21時ごろから咲くので、旅の思い出に幸せ探しをしてみては。

■サガリバナが見られるスポット・花畑
・首里城近くの馬場通り(サガリバナの並木道)
・パレットくもじ

ハイビスカス

ハイビスカス

見頃:通年

南国と聞いて思い浮かぶ花の1つがハイビスカスです。比較的大きな花びらで赤や黄色などに咲き、沖縄では1年を通していろいろな場所で見ることができます。品種も多く存在し、紫のようなグレーなど、珍しい色のハイビスカスも目にできるようになりました。花言葉は「新しい恋」「繊細な美」。また、赤は「勇敢」、白は「艶美」というように色によっても花言葉が異なります。寿命は約1日と短命なのが特徴です。

■ハイビスカスが見られるスポット・花畑
・伊江島ハイビスカス園
・熱帯ドリームセンター

デイゴ

デイゴ

見頃:3月〜5月

沖縄県の県花が真っ赤に咲くデイゴです。明治時代中期に日本に来た花ですが『島唄』で歌われたことから、多くの人たちにも知られるようになりました。寒さに弱く、夏の到来を告げる花とされており、たまご型の葉っぱとトゲがあることも特徴です。沖縄三大名花の1つで、デイゴが満開になると台風の当たり年になるという言われも持っています。花言葉は「夢」「生命力」。

■デイゴが見られるスポット・花畑
・県総合運動公園
・平和祈念公園

テッポウユリ

テッポウユリ

見頃:4月〜5月

九州南部から沖縄にかけて咲いており、その多くは伊江島で見ることができるテッポウユリ。名前の由来は鉄砲に似ている形をしているからと言われています。特有の甘い香りは、まさに花言葉である「甘美」そのもの。そのほかにも「純潔」という意味を持っている花です。沖縄では毎年伊江島ゆり祭りが行われ、およそ100万輪のテッポウユリや世界のユリが美しく咲き誇ります。

■テッポウユリが見られるスポット・花畑
・県総合運動公園
・リリーフィールド公園

ヒスイカズラ

ヒスイカズラ

見頃:3月〜5月

1つの茎に10輪ほどの花がつくヒスイカズラ。シャンデリアのように垂れ下がり、宝石の翡翠のような美しいブルーグリーンの花を咲かせる姿は、神秘的で幻想的。花言葉「私を忘れないで」の通り、ひと目見たら忘れないほど印象に残る花です。しかし、熱帯雨林地域にしか自生しない貴重な植物のため、原産地のフィリピンでは絶滅が危惧されています。

■ヒスイカズラが見られるスポット・花畑
・東南植物楽園
・海洋博公園 熱帯ドリームセンター

リュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜)

カンヒザクラ
©OCVB

見頃:1月~2月

小ぶりな花々が色濃く緋色に染まることから名付けられた琉球寒緋桜。ヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ばれることもあるサクラです。沖縄県内でサクラというと、この寒緋桜を指し、学校や公園などにも植樹されています。また日本で一番早く沖縄で開花するサクラとしても有名。名護市などでは毎年1月中旬から桜祭りが開催され、賑わいを見せます。花言葉は「艶やかな美人」。

■カンヒザクラが見られるスポット・花畑
・今帰仁城跡
・名護中央公園

クメノサクラ

見頃:3月

久米島に自生するクメノサクラ。本部町伊豆味でも見ることができます。久米島に生育していたクメノサクラを持ってきたものの、肥料にかけるお金もなく一時は絶滅寸前だったため、カンヒザクラに接ぎ木をして丁寧に育てられたことから幻のサクラと呼ばれているのです。そんな クメノサクラは白色で、徐々に中心部がピンク色に変わっていくことが特徴。ソメイヨシノのように、花びらがハラハラと美しく散っていきます。

■クメノサクラが見られるスポット・花畑
・本部町伊豆味
・奥武山公園

ブーゲンビレア

ブーゲンビレア

見頃:通年

熱帯性のつる性花木で、小さな白いがくを取り囲むように、葉が紫や赤、白に色づくのがブーゲンビレアです。落葉しても、次の葉がすぐに生えてくるため、1年を通して鮮やかな葉を楽しめます。沖縄でも至るところで見ることができますが、おすすめは東南植物楽園。園内には特大オブジェ「ブーゲンタワー」があり、SNSでも話題のスポットになっています。花言葉は「情熱」「熱心」「魅力」「あなたしか見えない」など。

■ブーゲンビレアが見られるスポット・花畑
・東南植物楽園
・海洋博公園 熱帯ドリームセンター

プルメリア

プルメリア

見頃:4月~10月

多肉質の花を咲かせ、甘い香りを強く放つプルメリア。白に黄色が浮かびますが、ピンクや赤もあり、ハワイで見かけるレイの材料としても知られています。見た目もぷっくりしていて可愛らしいですが、茎や葉から出る白色乳の樹液は有毒。皮膚炎などを引き起こすので、触るときは気をつけましょう。そんなプルメリアの花言葉は「気品」「日だまり」「情熱」「恵まれた人」「内気な乙女」です。

■プルメリアが見られるスポット・花畑
・海洋博公園 熱帯ドリームセンター
・東南植物楽園

トックリキワタ

トックリキワタ
©OCVB

見頃:10月~12月

秋から冬にかけて咲くトックリキワタ。1960年代にボリビアから日本に入り、沖縄で開花したと言われています。ブラジルなど南米が原産の落葉高木で、一輪が大きく、鮮やかではっきりとしたピンクの花が咲きます。開花すると、その名前の通りに、白い綿のようなものに包まれた種が出てくるのが特徴。花言葉は「尊敬」「信頼」「偉大」「崇高」「優秀」です。

■トックリキワタが見られるスポット・花畑
・銘苅家住宅
・国道330号線の古島ICから大平IC付近

イッペー

(イッペー)コガネノウゼン

見頃:2月~4月

沖縄では「たくさん」という意味の「イッペー」。本土より開花時期が早く春頃に見頃を迎え、ラッパのような花を咲かせます。はっきりとした黄色い花が有名ですが、沖縄では伊豆味などでピンクのイッペー(モモイロイッペー)も見ることができるのです。そんなイッペーは沖縄県民に親しまれており、うるま市には「イッペー森」などがあります。花言葉は「秘密の恋」。

■イッペーが見られるスポット・花畑
・中央パークアベニュー裏手(イッペー通り)
・安里川沿い

シークヮーサー

シークワーサーの花
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見頃:3月~4月

沖縄と聞いて思い浮かぶ柑橘類と言えばシークヮーサーでしょう。県の名産品で、爽やかな酸味とまろやかな口当たりが人気ですが、実は1年に1度、白い花を咲かせます。甘さとかすかなすっぱさを感じさせる独特の匂いが特徴。ただし、沖縄でも北部の山間など、限られた場所でしか見られないため貴重な花とも言えます。花言葉は「優雅」。

■シークヮーサーが見られるスポット・花畑
・シークヮーサー花とみどりの里
・大宜味村シークヮーサーパーク

ゲットウ

ゲットウ

見頃:4月~5月

「爽やかな愛」という花言葉を持つゲットウ。沖縄では「サンニン」と呼ばれ、親しまれてきました。特徴は、果物の桃のように白とピンクに色づく、連なった形のようなつぼみ。そこから黄色い花を咲かせることに加え、甘く芳醇な香りも独特です。ミネラルが豊富な種子を持つため、沖縄では古くより薬草として愛用されていましたが、近年、ポリフェノールが多く含まれていることが分かり抗酸化作用にも注目が集まっています。

■ゲットウが見られるスポット・花畑
・首里城公園
・ビオスの丘

サンダンカ

サンダンカ
©OCVB

見頃:3月〜12月

1~3mの低木にビビットな赤やオレンジの花を咲かせるサンダンカ。沖縄三大名花の1つとして親しまれており、古くから庭園樹として栽培されています。1つ1つの花の形は2〜3cmほどと小さいのですが、たくさんの花を房状につけるのが特徴です。品種もいくつか存在し、最も美しいと言われる「スーパーキング」やあじさいのような丸い花びらを持つ「キネンシス」などがあります。花言葉は「熱き思い」「喜び」です。

■サンダンカが見られるスポット・花畑
・海洋博公園
・ビオスの丘

オクラレルカ

オクラレルカ

見頃:3月~4月

「良い知らせ」という花言葉を持つオクラレルカ。大人の背丈ほどある高さの茎に、紫色に黄色の筋が入った花を咲かせます。菖蒲のような凛とした花の姿が特徴ですが、実は、長く尖った美しい葉が生け花の花材に最適。葉の部分だけが出荷されるそうです。満開になった大宜味村のオクラレルカ畑の姿は、春を告げる風物詩。毎年多くの人が鑑賞に訪れています。

■オクラレルカが見られるスポット・花畑
・大宜味村喜如嘉オクラレルカ畑
・宜野湾市志真志オクラレルカ畑

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花が主役のイベント

伊江島ゆり祭り

伊江島ゆり祭り
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伊江島の伊江村リリーフィールド公園で開催されるゆり祭り。 真っ白で気品あふれるテッポウユリが広大な敷地一面に広がります。それ以外にも、世界のゆりが100品種以上集まっており、甘いユリの香りが漂ってくるほど。おまつり期間中は、野外アクティビティのほか、伊江島のグルメを堪能できる飲食なども楽しむことができます。夜はライトアップされる日もあるため、昼間とは異なる幻想的な風景を見るのもおすすめです。

伊江島ゆり祭り

開催時期4月~5月頃

電話番号0980-49-2906(伊江村 商工観光課)

URLhttps://www.iejima.org/

沖縄花のカーニバル

沖縄花のカーニバル
©OCVB

1月~5月に行われる沖縄花のカーニバル。冬の沖縄を彩る花々に関する県内30以上の催しやおまつりを紹介するものです。1月のもとぶ八重岳桜まつりにはじまり、おきなわブーゲンフェア、東村つつじ祭りなどいろいろな花に関するイベントを総じています。県民だけではなく観光客にも人気。同時期に開催されているまつりやイベントもあるので、観光と合わせて楽しむことも可能です。

沖縄花のカーニバル

開催時期1月~5月頃

電話番号098-859-6129(沖縄観光コンベンションビューロー)

もとぶ八重岳桜まつり

本部八重岳桜まつり

もとぶ八重岳桜まつりは、早咲きの桜まつりです。毎年1月になると、標高453mの八重岳周辺のカンヒザクラが鮮やかな濃淡のピンクに染まり、アーチ状にしなった桜の枝はトンネルのよう。山頂付近まで車で行くことができるので、ドライブスポットとしても人気です。「ひとあし、お咲きに」をキャッチフレーズに、たくさんの催し物も開催されており、多くの人々が訪れています。

もとぶ八重岳桜まつり

開催時期1月〜2月

電話番号0980-47-2700(本部町企画商工観光課)

URLhttp://www.town.motobu.okinawa.jp/

美ら海花まつり

海洋博公園内を約30万の草花で彩る美ら海花まつり。期間中はツバキ、チューリップ、ひわまり、コスモス、サクラなどが展示されます。メイン会場となる噴水広場をはじめ、熱帯ドリームセンターや沖縄美ら海水族館などに至る園内の通路が色鮮やかな花々で埋め尽くされている様子は圧巻。イルカなどの海の生物の立体花壇やSNSで話題になりそうなフォトスポットまで、思う存分楽しみましょう。

美ら海花まつり

開催時期1月~2月頃

電話番号0980-48-2741

URLhttps://oki-park.jp/kaiyohaku/

東村つつじ祭り

沖縄に春の訪れを感じさせるイベントとして県内でも定着しているのが東村つつじ祭りです。メイン会場は「東村村民の森つつじ園」。入園料が必要ですが、豊かな自然の中で咲き誇る約5万本の鮮やかなつつじを鑑賞できます。お祭り期間中にはエイサーや大綱引きなどのいろいろなイベントも。期間中にはライトアップをする日もあるので、一日中じっくりと楽しむこともできます。

東村つつじ祭り

開催時期3月

電話番号0980-43-2265(東村役場企画観光課)

URLhttp://www.vill.higashi.okinawa.jp/detail.jsp?id=100385&type=TopicsTopPage&select=&funcid=2&editMode=

旅Pocket 編集部
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