沖縄・座間味島【魅力を徹底解説】世界中を魅了する「ケラマブルーの海」でシュノーケリングを!
更新:2022/02/08
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沖縄の慶良間諸島は、「ケラマブルー」と称される美しい青い海で有名。中でも座間味島は那覇からアクセスがよく、程よい広さで観光スポットもあり、美しいビーチやマリンアクティビティを楽しむことができる人気の島です。今回は座間味島へのアクセスやおすすめスポット、食事事情や島内移動の手段など、観光に役立つ情報を徹底解説します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
那覇から日帰りOK!沖縄の楽園「座間味島」その魅力に迫る!
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座間味島は面積6.7㎢、人口600人ほどの小さな島。白砂と青い海が輝く美しいビーチがあり、世界中の旅行者から人気を集めています。那覇からは高速船で1時間程度とアクセスもよく、日帰りも可能。島内には宿泊施設や飲食店、スーパーなどもあり、自転車や自動車のレンタルや、ダイビングやシュノーケリングツアーなど旅行者に嬉しいサービスも揃っているため、時間がある方は数日間滞在して楽しむのもおすすめです。
魅力①ケラマブルーの海に心奪われる「美しいビーチ」
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星・古座間味ビーチ
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古座間味ビーチは真っ白な砂浜と透明度の高いブルーの海のコントラストが美しい、島のメインビーチ。4月上旬〜11月下旬はライフセーバーが設置されているオンシーズンでパラソルが並びます。ビーチにはトイレやシャワー、売店などの海の家もありますよ。シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気で、個人で楽しむ人も。ただし遊泳区域は守って楽しみましょう。
もっと沖の方でシュノーケリングをしたいという人は、海の家でシュノーケリングツアーに申し込むこともできますよ。
まるで竜宮城!?ウミガメが棲む・阿真ビーチ
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古座間味ビーチと遜色ない美しさながら、人が少なく穴場感の漂う阿真ビーチ。遊泳可能でシュノーケリングも人気です。すぐ近くのキャンプ場内にあるトイレやシャワー、夏季のみの売店も利用でき、安心して楽しむことができますよ。またこのビーチは高確率でウミガメに出会えるスポットとしても有名。もし運よく出会えたらあまり近づき過ぎず、そっと見守りましょう。
この他にも座間味島の北側にはカップルにご利益があるというユヒナ浜、東側にはプライベート感抜群のイノー浜などがあります。
ラムサール条約登録海域にある2つの無人島
ラムサール条約に登録されている慶良間諸島海域にある2つの無人島「嘉比(ガヒ)島」と「安慶名敷(アゲナシク)島」へは、タクシーのように座間味港に待機している渡し船を使って5分ほどでアクセス可能。料金は往復1,500円で、他の乗客と相乗りになることも。帰りは渡し舟の運転手さんに時間を伝えておけば迎えに来てもらえます。
飲食物や日よけなどは持参する必要がありますが、島周辺には素晴らしいシュノーケリングスポットがあります。どこまでも透き通る海の中、無数の魚に出会うことができますよ。
魅力②ケラマブルーの海と島全体が1度に楽しめる「絶景スポット」
提供 座間味村
高月山公園内にある展望台は、ケラマブルーの海と木々の緑あふれる座間味の景色を一望できる絶景ポイント。高月山は海抜137mの高台となっており、港や町並みなど島全体を見渡せるので、最初に登ってみるのもよいでしょう。第1展望台と第2展望台があり、見える景色が異なるのでぜひ両方登ってみてください。
提供 座間味村
晴れた日には粟国島も望むことができるチシ展望台。断崖に立っていて、壮大な青い海と荒々しい岩場や地層のコントラストに圧倒されます。展望台下は浅い入江となっていて、ダイビングスポットとしても有名。展望台周辺には小道や踏み跡が点在し、冒険心をくすぐられます。あちこち探検を楽しみつつも足元にはくれぐれも注意しましょう。
提供 座間味村
女瀬の崎展望台は島の西側に位置し、荒々しい岩場に波が打ち付ける様子は圧巻です。駐車場から展望台までの遊歩道も、断崖の端ギリギリを歩くようなスリルが味わえますよ。夕日が美しいスポットとしても有名で、夕方になると多数の観光客が訪れます。
この他にも座間味島には展望台がいくつかあり、女瀬の崎展望台より少し南にある「神の浜展望台」も夕日が美しいと評判。北側の海を一望できる「稲崎展望台」は冬のホエールウォッチングのスポットとして有名です。それぞれで見える景色や雰囲気は異なるので、ぜひお気に入りの絶景スポットを見つけてみてくださいね。
魅力③ダイビングやシュノーケリングなど「アクティビティ」が充実
座間味の美しい海を満喫するならマリンアクティビティがおすすめ。島には専門ショップがいくつかあり、道具のレンタルやツアーをしています。講習のサービスもあるので、初心者も楽しめますよ。シュノーケリングは、特別な資格や技術が必要なく、海中の景色を遊泳しながら楽しめる人気のマリンアクティビティ。ツアーに参加すれば、ベストスポットでシュノーケリングの楽しみ方を教えてもらえますよ。
SUP(スタンドアップパドル)とは、ボードの上に立ちパドルで漕いで進んでいくマリンアクティビティ。海を滑るように移動する感覚が病みつきになると評判です。道具の貸し出しやツアーを行っているお店があり、初心者講習をしているところもあるので初めてでもチャレンジしやすいですよ。
美しい海を余すことなく体感するならやっぱりダイビング。潜りやすいポイントを熟知した現地ガイドが指導してくれるダイビングツアーに参加してみましょう。初めてでもしっかり指導してくれるので安心です。気軽に参加できる3時間ほどのツアーから、3ダイブで6時間ほどのツアーなどがあります。
その他にも、カヌーやカヤック、ジェットスキーやウエイクボードなどのマリンアクティビティが楽しめますよ。体力に自信のある方はぜひ挑戦してみましょう。バナナボートやサンセットクルーズなら子どもも一緒に楽しめますよ。
魅力④冬期はザトウクジラに出会える「ホエールウォッチング」
イメージ
クジラの繁殖海域になっている慶良間諸島。その諸島群である座間味島では、1〜3月末頃まで、ホエールウォッチングツアーを催行していて、高確率でザトウクジラに出会うことができます。島の展望台から探鯨員がクジラを探し、その位置を無線で船長さんに知らせて誘導するので、遭遇率が高いのです。慶良間諸島のクジラを知り尽くした熟練スタッフの解説を聞きながら、海の上で充実した時間を過ごせます。
魅力⑤沖縄が辿ってきた「歴史」を知る!
提供 座間味村
縄文時代前期には人が住んでいたと言われる座間味島には、沖縄の歴史を感じられるスポットが多数存在します。古座間味一帯にある古座間味貝塚からは縄文時代の住居跡や土器、貝製品などが発見されました。また、座間味島は太平洋戦争沖縄戦で米軍が日本で初めて上陸した島でもあり、多くの方が犠牲になりました。高月山中腹には平和之塔が建てられ、犠牲者を祀っています。いずれも座間味の歩んだ歴史を感じられるスポットなので、ぜひ足を運んでみましょう。
座間味島の食事事情
座間味島内に飲食店はいくつかありますが、数は限られます。人気の店は満席となってしまうこともあるので、事前予約がベター。オフシーズンは営業していない店もあり、食事場所を見つけるのに苦労したという声もあるので注意。ほとんどの飲食店やカフェは座間味港あたりの座間味集落に集中しています。島唯一のスーパーもここにあり、7時から22時営業とコンビニ的存在で便利です。
座間味集落から離れた地域に宿泊する場合、事前に食べ物やドリンクを調達しておくか、カフェや食事場所の目星をつけるかなどして、計画性をもって行動しましょう。
座間味島内の移動手段
座間味島内の移動手段は路線バス、徒歩、レンタサイクル、バイク、レンタカーがあります。路線バスは3方面へ向けて走っており、9時台から17時台まで、1時間に1〜2便ほど運行。行きたい目的地が決まっている場合にはおすすめですが、帰りの時間をきちんとチェックしておきましょう。小さな島ですが起伏も激しいため、港から離れたエリアに行きたい場合、体力や状況に応じてレンタサイクルやバイク、レンタカーを利用しましょう。
レンタカー
座間味港付近にはレンタカー屋がいくつかあり、値段は大体24時間で8,000円前後。台数が限られるので事前予約をしておきましょう。座間味港からの出発で、古座間味ビーチ、阿真ビーチ、高月山展望台までは約5分前後、島の北端まで足を延ばすならチシ展望台まで約10分、イノー浜まで約22分で行けます。
レンタサイクル・バイク
小さな島なのでレンタサイクルでも十分可能ですが、意外と起伏が激しいためバイクもおすすめです。バイクのレンタルは24時間で5,000円程度、レンタサイクルは半日〜1,000円程度です。座間味港からの出発で自転車なら、古座間味ビーチ、阿真ビーチまで約10分かかります。レンタカーは快適ですが、島の風を感じるならレンタサイクルやバイクもいいですよ。
沖縄本島から座間味島までのフェリー
沖縄本島から座間味島へはフェリーと高速船が運行しています。ハイシーズンは混み合うことがあるので、事前の予約がおすすめ。天候によっては欠航することもあるので、座間味村のHPにて運行状況を確認しましょう。
座間味村URL:https://www.vill.zamami.okinawa.jp
【フェリー】
那覇からの移動時間→片道約2時間
大体の運行本数→1日1往復。日によって便数が増えることも。
出発時刻→日によって異なる。以下参考の出発時刻。
10:00:那覇泊港→12:00:座間味島、14:00:座間味島→16:00:那覇泊港
往復料金→大人:4,090円、子ども:2,060円
【高速船】
那覇からの移動時間→片道約1時間
大体の運行本数→1日2往復。日によって便数が増えることも。
出発時刻→日によって異なる。以下参考の出発時刻。
09:00:那覇泊港→09:50:座間味島、10:00:座間味島→11:10:那覇泊港
15:00:那覇泊港→16:10:座間味島、16:20:座間味島→17:10:那覇泊港
往復料金→大人:6,080円、子ども:3,040円
座間味島1日観光モデルコース
09:50 ①座間味港到着!港の周りを散策しつつ平和之塔へ行ってみる。
↓徒歩約10分
10:20 ②平和之塔到着。歴史に思いを馳せてお祈りを。
↓徒歩約10分
10:40 座間味港近くのカフェでシュノーケリングに備えて腹ごしらえ&休憩。
↓
11:15 所用約2時間のシュノーケリングツアーに参加!受付、着替えをする。
↓海へ
青い海でシュノーケリング。色とりどりの魚やウミガメに出会えるかも?
↓港へ
13:00 座間味港到着!ショップへ移動してシャワーや着替えをする。
↓
13:40 港付近でゆっくりランチを堪能。
↓
14:50 港付近でバイクをレンタルして、女瀬の崎展望台へ
↓バイク約15分
15:30 ③女瀬の崎展望台到着!景色を堪能したり、写真をとったりして満喫。
↓バイク約15分
16:20 座間味港から高速船で那覇泊港へ。
座間味島にあるホテルやペンション
座間味島周辺の離島「阿嘉島」と「慶留間島」
座間味島周辺の離島の「阿嘉(あか)島」と「慶留間(げるま)島」は、同じ座間味村に属しています。2島とも座間味島よりも人口が少なく、素朴な雰囲気を味わえます。手つかずの自然や沖縄の原風景を体感しに、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
「阿嘉島」
©OCVB
阿嘉島へは那覇泊港から座間味島へ向かうフェリーの「フェリーざまみ」や高速船の「クイーンざまみ」でアクセスできるほか、座間味港からの村内航路でも訪れることが可能です。
人口300人ほどののどかな島ですが、港周辺の集落には宿泊施設や商店、飲食店などがあり、レンタサイクルやバイクのレンタルショップもあります。座間味島には寄らず、阿嘉島だけの滞在でも特に困ることはなく楽しめるでしょう。白砂のビーチもいくつかあり、特に北側のニシ浜は美しいと評判です。集落にはダイビングやシュノーケリングツアーも開催しているお店もありますよ。
「慶留間島」
©OCVB
慶留間島の面積は1.15㎢で、人口は100人に満たない小さな島です。慶留間島へ直接行くフェリーや高速船はありませんが、阿嘉島と慶留間島は橋でつながっており、阿嘉島でレンタルをしているバイクやレンタサイクルを利用するとよいでしょう。島内に宿泊施設・飲食店は1軒ずつありますが、いずれも要予約です。必要なものは事前に阿嘉島や座間味島で調達してから行きましょう。美しい青い海や自然を眺めながら、ただただのんびりと過ごすのにぴったりですよ。
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