五島列島へ行きたい【人気観光地】+【2泊3日モデルコース】島内の交通事情は、旅行計画の参考に
更新:2022/08/01
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目次
この記事では、五島列島を訪れたら行ってみたいおすすめの観光スポットを紹介します。平成30年(2018)に、五島の教会を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されたことから注目を集めている五島列島。教会巡りを目的に訪れる人も多い人気の観光地です。絶景の夕日や美しいビーチなど、教会以外の見所も満載!モデルコースやアクセス、ベストシーズンなどについても解説するので、参考にしてください。
新型コロナウイルス感染拡大の影響や感染防止のため、営業時間や料金などが変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットの最新情報をご確認ください。
五島列島の人気観光スポットを「マップと一緒に」ご紹介
西海国立公園内に指定されている五島列島は、140以上の島々からなる長崎県西部の島しょ群です。島を訪れるには、長崎港と博多港から五島の福江港に着岸するジェットフォイルとフェリーが利用できます。定期的に運航しているので、アクセスはさほど不便ではありません。
島では、名物の五島手延べうどんや芋焼酎に舌鼓を。サツマイモから作られるかんころ餅は土産にもぴったりです。
なお、平成30年(2018)には五島の教会を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されました。そのため、教会巡りも五島観光の醍醐味です。ただし、教会は現地の人々にとって神聖な場所。極端に露出した服装は避け、ミサの写真撮影は控えるなどのマナーを守りましょう。
ベストシーズンは特に決まっていませんが、ビーチが美しい夏や、ゴールデンウィーク、年末年始は繁忙期です。この時期に訪れる場合は、早めの宿の予約が無難です。
【久賀島】旧五輪教会堂「世界遺産」
写真掲載については長崎大司教区の許可をいただいています。写真提供:(一社)長崎県観光連盟
ユネスコの世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる教会です。明治14年(1881)に建てられた教会で、昭和6年(1931)の建て替えを機に現在の場所へと移築されました。建物内部は、ゴシック風の祭壇やポインテッドアーチ型の窓など建築当時の面影を今に伝えています。歴史的に貴重な建築物のため平成11年(1999)に国の重要文化財に指定されました。見学には事前予約が必要です。
旧五輪教会堂
アクセス《車》田ノ浦港から約35分
料金無料
電話番号095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)
営業時間09:00~17:00※要予約、休み:月
URLhttps://www.city.goto.nagasaki.jp/sekaiisan/li/010/070/20190202145537.html(五島市公式サイト)
【頭ヶ島】頭ヶ島天主堂「世界遺産」
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する天主堂の1つです。完成したのは大正8年(1919)、長崎を中心に数多くの教会を手がけた建築家・鉄川与助の設計によって建設されました。至るところにツバキをモチーフにした模様がデザインされていることから、親しみを込めて「花の御堂」とも呼ばれています。石造りの重厚な外観と、内部の華やかな雰囲気が特徴ですよ。
頭ヶ島天主堂
アクセス《車》上五島空港から約15分《バス》上五島空港からバスで約3分、バス停「頭ヶ島天主堂」からすぐ
料金無料
電話番号095-823-7650
営業時間09:00~17:00 ※要事前連絡
URLhttp://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=16(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)
【福江島】堂崎教会堂
写真掲載については長崎大司教区の許可をいただいています。写真提供:(一社)長崎県観光連盟
明治12年(1879)フランス人のマルマン神父によって誕生した、五島初の天守堂です。建設当時は木造でしたが、明治40年(1907)に現在の赤レンガ造りとなりました。イタリアから持ち込まれた資材も使い、完成したゴシック様式の建物内には、色ガラス窓やコーモリ天井などがあしらわれています。五島のシンボル的存在とされ、現在はキリスト教弾圧の歴史に関する資料館として利用されています。昭和49年(1974)に県有形文化財に指定。
堂崎教会堂
アクセス《車》福江港から約20分《バス》福江港からバスで約20分、バス停「堂崎天主堂入口」から徒歩約10分
料金大人:300円、中学・高校生:150円、小学生:100円
電話番号0959-73-0705
営業時間11月11日〜3月20日:09:00〜16:00、3月21日〜10月10日:09:00〜17:00(夏休み期間:〜18:00)、休み:12月30日〜1月3日※年に1回1か月ほどの休業あり
URLhttp://oratio.jp/p_resource/douzaki-church(長崎県世界遺産課)
【福江島】井持浦教会
写真掲載については長崎大司教区の許可をいただいています。写真提供:(一社)長崎県観光連盟
島の中心部から遠く離れていたこともあり、キリシタンが迫害から逃れられた唯一の場所と伝わる「玉之浦地区」。ここに明治30年(1897)、フランス人宣教師によって立派なレンガ造りの教会が建てられました。しかし台風で教会は倒壊、明治31年(1988)に再建され現在のコンクリート製が完成しています。
明治32年(1899)には、泉の水を飲むと病が治るという言い伝えで有名な、フランスの「ルルドの泉」の日本版が初めて造られました。奇跡を体験しようと、今もなお全国からたくさんの人が訪れています。
井持浦教会
アクセス《車》福江港から約50分
料金無料
電話番号0959-72-6111
営業時間09:00~17:00 ※ミサや冠婚葬祭時は見学不可
URLhttps://www.city.goto.nagasaki.jp/sekaiisan/li/010/020/20190202150054.html(五島市公式サイト)
【若松島】キリシタン洞窟
若松港から船で約20分、幅5m、高さ5m、奥行き50mのドーム型の洞窟です。
明治元年(1868)、「五島崩れ」と呼ばれるキリシタンの弾圧が一斉に起こりました。里ノ浦地区に住むキリシタン3名も、迫害の嵐から逃れようと、格好の隠れ家となる洞窟に身を隠しましたが、翌朝漁船に見つかり捕らえられることに。その後昭和42年(1967)には、信仰を守り続けてきた先人を偲び、洞窟の入口に高さ3.6mのキリスト像と4mの十字架が建てられました。毎年11月には教会信者100名ほどが洞窟を訪れ、祈りを捧げています。
キリシタン洞窟
アクセス《船》若松港から約20分
料金4名の場合:1人3,000円(せと志お:0959-46-2020)※人数によって変動
電話番号0959-72-2963(五島市観光協会)
営業時間24時間
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/100080(長崎県観光連盟)
【福江島】渕ノ元カトリック墓碑群
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
福江島西部、三井楽半島に位置する地元の信者のカトリック墓地です。墓地のある渕ノ元郷の集落は歴史が古く、五島藩が寛政年間(1789~1801年)に行った開拓農民の移住政策よりも以前に、外海から農民家族が移住しています。墓地は、目の前の東シナ海に浮かぶ嵯峨ノ島を望む絶好の場所にあります。特に夕暮れ時にはマリア像を背景に辺り一帯がオレンジ色に染まり、神秘的な光景が広がります。
渕ノ元カトリック墓碑群
アクセス《車》福江港から約50分
料金無料
電話番号0959-72-2963(五島市観光協会)
営業時間24時間
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/1085(長崎県観光連盟)
【小値賀島】姫の松原
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
小値賀島のほぼ中央に位置する約400~500mの道の両側を、空を覆い尽くすように松の木が並ぶ、風光明媚な通りです。その美しい景色から、昭和58年(1983)に「日本の名松百選」、平成6年(1994)に「日本街路樹百景」に選定されました。
道の途中には志々伎神社や元軍船の碇石のほか、道路脇に塚もあり、歴史を感じさせます。のんびり散策したり、港ターミナルで自転車を借りて颯爽と走り抜けたりするのもおすすめです。
姫の松原
アクセス《車》小値賀港から約5分
料金無料
電話番号0959-56-3111(小値賀町総務課)
営業時間24時間
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/guide/60729(長崎県観光連盟)
【奈留島】奈留千畳敷
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
奈留港から車で約10分、舅ヶ島(しゅうとがしま)海水浴場から小島へと続く一帯に広がる岩礁は、畳が千枚くらい敷けそうな広さから「千畳敷」と名付けられたそう。
ここは波の浸食により奇岩が形成され、自然の造形美を体感できるスポットとして人気です。千畳敷を含む周辺の海岸地域は、県内に14か所ある自然環境保全地域のうち、特に貴重な地形や植物が見られる特別地区に指定されています。
奈留千畳敷
アクセス《車》奈留港から約10分
料金無料
電話番号0959-64-3111(奈留支所)
営業時間24時間
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/51583(長崎県観光連盟)
【福江島】高浜海水浴場
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
透明度の高いエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜が美しい、五島を代表するビーチです。「新観光百選」「日本の渚百選」「日本の道百選」「日本の水浴場88選」などにも選ばれているビーチは緑に囲まれ、大自然を満喫したい時にぴったり!ビーチから徒歩約5分の「魚藍(ぎょらん)観音展望所」からの眺めも最高です。夏になると多くの人で賑わい、ビーチアクティビティを楽しめると人気ですよ。
高浜海水浴場
アクセス《車》福江港から約50分
料金桟敷 大人:500円、子ども:300円|シャワー(3分間):200円、ロッカー:100円
電話番号0959-84-3162(五島市三井楽支所)
営業時間24時間
URLhttps://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/682(五島市観光物産課)
【中通島】蛤浜海水浴場
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
環境省が選ぶ「快水浴場百選」にも選ばれたビーチです。エメラルドグリーンの遠浅の海と真っ白い砂浜のコントラストが絶景で、その光景は1度目にしたら忘れられない思い出になるでしょう。
例年7月中旬には「蛤浜で遊ぼデー&白砂の芸術祭」が開催され、ビーチフラッグやスイカ割り大会などで盛り上がります。シャワーや更衣室、ビーチハウスなども完備。
蛤浜海水浴場
アクセス《車》有川港から約5分
料金桟敷 大人:200円、小・中学生:100円|シャワー・ロッカー:各100円
電話番号0959-42-0964
営業時間例年7月~8月:09:00〜17:00、休み:9月~6月
URLhttps://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/spot/10111 (五島市観光物産課)
【福江島】鬼岳
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
五島のシンボルともいわれる、標高315mの火山です。山全体が鮮やかなグリーンの芝生で覆われていて印象的。週末にはピクニックを楽しむ人の姿も見られます。
展望ポイントからは福江の街を一望できますよ。季節ごとに花が咲き誇り、晩夏にはオニユリ、秋にはリンドウなどが楽しめるでしょう。夜は天然のプラネタリムへと一変し、空から降り注いでくるかのような星を堪能できます。
鬼岳
アクセス《車》福江港から約15分
料金無料
電話番号0959-72-6111(五島市役所)
営業時間24時間
URLhttps://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/61657(五島市観光物産課)
【福江島】鬼岳天文台
五島を訪れる人に、美しい宇宙を見てもらいたいという思いでつくられた天文台です。五島はとても空気が澄んでいて、空が美しく見える場所。日本の西に位置しているので、関西や関東では見られない星を鑑賞できるのが特長です。
「鬼岳星空ナイトツアー」は、芝生の上に設けられたリクライニングチェアに寝そべり、ゆったりと星空を鑑賞できる人気のイベント。星空案内人の解説を聞きながら、壮大な星空に包まれるひとときを過ごせます。
鬼岳天文台
アクセス《車》福江港から約15分
料金入館 大人:310円、高校生:230円、小・中学生:160円|鬼岳星空ナイトツアー(現地集合) 大人:2,500円、子ども:1,500円
電話番号0959-74-5469(鬼岳四季の里)
営業時間鬼岳星空ナイトツアー:20:15~21:30(完全予約制、予約17:00まで、木・金・土のみ開催)、休み:年末年始
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/61659(長崎県観光連盟)
【福江島】大瀬崎灯台
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
「日本の灯台50選」に選定。東シナ海の大パノラマを堪能できる白亜の灯台です。
西海国立公園の特別地域に指定されている大瀬崎断崖に、明治12年(1879)に建設されたのち、昭和46年(1971)に改築されました。灯台付きの展望台から望む絶景の夕日は感動することまちがいなし。
大瀬崎灯台
アクセス《車》福江港から約1時間
料金無料
電話番号0959-87-2211(五島市玉之浦支所)
営業時間24時間
URLhttps://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/674(五島市観光物産課)
【中通島】矢堅目公園
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
奈摩湾の入口に位置する、円錐形の奇岩が美しいと話題の観光地。かつて、奈摩湾から侵入してこようとした敵を見張るため、守備兵(矢)で堅めたことが地名の由来になったそうです。複雑な海岸線が続き、高さ約120mの奇岩がそびえる様子は圧巻!この岩が宮崎駿アニメのトトロに似ていることから「トトロ岩」と呼ばれるようになりました。堅目公園展望所から、東シナ海に沈む夕日を一望できます。
矢堅目公園
アクセス《車》青方港から約15分
料金無料
電話番号0959-42-0964
営業時間24時間
URLhttps://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/spot/10126(新上五島町観光物産協会)
【福江島】荒川温泉足湯
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
バス停と待合室を兼ねた、地域の人々が憩う足湯です。
古くから湯治客で賑わってきた日本最西端の温泉が、「荒川温泉旧バス停」の老朽化を機に改築され、平成22年(2010)に足湯へとリニューアル。13人ほどが入れる広さで、利用無料。タオルを持参して訪れましょう。湯に足をつけ、地元の人と触れ合うのも旅のいい思い出になるはずです。
荒川温泉足湯
アクセス《車》福江港から約35分
料金無料
電話番号0959-87-2216(五島市玉之浦支所)
営業時間09:00~17:00
URLhttps://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/51576(長崎県観光連盟)
五島列島の「交通事情」
島内の移動はレンタカーが便利です。
と言うのも、島間を移動する際に車を積める船の便数が限られているため、各島で車を借りたほうが移動しやすいからです。ただし、レンタカーは台数が限られているので、早めの予約をおすすめします。
車がない場合は観光タクシーを利用する方法もあります。主な見どころを効率よく回りたい人には、五島バスが運行する定期観光バスもおすすめですよ。ガイドが島の歴史を解説してくれるので、より深く島を理解しながら巡れます。こちらは3日前までの予約が必要です。
五島めぐり定期観光バスの詳細はこちら
初めての五島列島なら「2泊以上の滞在」がおすすめ!
長崎港から福江港まではジェットフォイルで約1時間25分、博多港からは約7時間半かかります。また、大小様々な島がいくつも浮かんでいる五島列島では、移動が船に限定されています。従って、船の運航や移動時間を考えると、1泊のみの滞在ではとても慌ただしいスケジュールになってしまうか、島の魅力にほとんど触れることなく旅が終わってしまう可能性があります。
観光の拠点を福江港とするなら、物理的には1泊でも可能です。しかし複数の島を横断したり世界遺産を巡ったりしたい場合は最低でも2泊は確保することをおすすめします。
五島列島は「2泊3日」で楽しむのが定番!おすすめモデルコース
【1日目】
福江港出発
↓高速船で約20分
田ノ浦港到着
↓車で約40分+徒歩約10分
旧五輪教会堂を観光
↓ 車で約40分+徒歩約10分
田ノ浦港到着
↓高速船で約20分
福江港到着
↓ホテルへ移動
ホテルでゆっくり過ごす
【2日目】
堂崎天主堂を観光
↓車で約45分
渕ノ元カトリック墓碑群を観光
↓車で約15分
高浜海水浴場で海水浴&近くで昼食
↓車で約30分
井持浦教会を観光
↓車で約10分
大瀬崎灯台を観光
↓車で約1時間
ホテルで休憩&夕食
↓車で約5分
鬼岳天文台(星空ナイトツアー)
↓車で約5分
ホテル到着
【3日目】
福江港出発
↓高速船で約30分
奈良尾港到着
↓車で約15分
若松港到着
↓船で約20分
キリシタン洞窟を観光
↓船で約20分
若松港到着
↓車で約1時間20分
頭ヶ島天主堂を観光
↓車で約20分
有川港到着&お土産選び
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