目次
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。
北海道を代表する観光地として知られる運河の街、小樽。名所である小樽運河の沿岸には石造りの倉庫が並び、運河クルーズをはじめ、夜はライトアップが行われるなど、夏でも冬でも楽しめるスポットです。今回は、小樽の見どころと、ランチや海鮮丼などのグルメ情報もご紹介します!
歩いているだけで楽しい!小樽運河の魅力
海に面した小樽は、北海道の海の玄関口として栄えた街。人や荷物が集まったこの地には次々と銀行が店舗を出し、その光景からかつては「北のウォール街」と呼ばれていました。
当時の小樽では、大きな船から荷物を運ぶのにはしけ(台船)を使っていましたが、やがて増え続ける荷物に対応する必要が出てきました。そこで、はしけの接岸距離を伸ばし、倉庫の近くまで行けるようにするために海が埋め立てられ、「小樽運河」が誕生。開通したのは1923年のことです。
しかし、戦後に港が整備されると本来の役目を終え、レトロな倉庫が建ち並ぶ観光名所に生まれ変わりました。かつてのにぎわいを感じさせる歴史的建造物を見ながら、散策やクルーズを楽しみましょう。
小樽運河へのアクセス方法
小樽運河は、玄関口である「JR小樽駅」から徒歩10分ほどの場所にあります。駅前から小樽港へとまっすぐ続く「中央通り」を歩いていくとたどり着けるので、迷うことはないでしょう。ちなみにJR札幌駅からJR小樽駅までは電車で40分ほどです。
車で行くときは、小樽港にある「観光駐車場」が便利です。普通車なら1日800円の固定料金で利用することができます。お天気のいい日なら、ここを拠点にレンタサイクルで市内を巡るのもおすすめ。市内にはコインパーキングがありますが、料金は高めなので停める前に確認しておくと安心です。
小樽にフェリーでいく場合は、「小樽フェリーターミナル」から小樽運河まで徒歩25分ほどです。移動時間を短縮したいときはタクシーを利用しましょう。
おたる水族館⇔小樽運河のアクセス
おたる水族館は、市内北部の沿岸部にある水族館で、小樽運河から約5.5kmと少し距離があります。おたる水族館と小樽運河間の移動は、車・タクシー・路線バスのいずれかを使いましょう。
車で行くなら、道道454号を使って10分ほど。おたる水族館の駐車場料金は、冬期営業期間は無料、通常営業期間は小型車(乗車定員10名以下)1回600円です。
路線バスで行くときは、小樽運河の南側付近にある「北海道中央バス」のバス停「本局前」から乗車します。おたる水族館行きは10系統の「おたる水族館線」で、小樽運河から水族館への所要時間は30分ほど。本数は1時間に1本。バスの本数が多くないので、時刻に合わせて予定を立てると効率的ですよ。
小樽運河を思う存分楽しむ方法
あたたかい光にうっとり。夕暮れ時のガス灯
小樽運河では、夕暮れに差しかかると運河沿いの道に立てられているガス灯がともり、あたりをほんのりやさしく照らします。ガス灯がともされる時間には石造りの倉庫群もライトアップされ、幻想的な雰囲気に。ぜひ運河沿いの散策路を歩いて旅情を堪能しましょう。
点灯時間は、運河の半分を埋め立てて造られた南東側の「小樽運河散策路」が日没~24:00(6月~8月は18:00~24:00)、造成当時の川幅を残す「北運河散策路」がセンサーによる点灯(6月~8月は18:00~翌04:00)です。また、運河プラザ前のガス灯は日没~24:00。
運河倉庫群のライトアップが日没~22:30ですので、この時間に合わせて観光するのがおすすめです。また、例年2月に開催される「小樽雪あかりの路」の期間中は点灯時間が15:00~になります。
歴史的な港の風景が残る北運河を散策
北運河とは、おおむね旭橋を超えた北側のエリアのことです。小樽運河の南側は、過去に工事で埋め立てられたため川幅が当時より狭くなっていますが、北運河の川幅は開通当時から変わらない40m。
現役の大きな倉庫が並び、運河には小型の船が浮かんでいて、港街らしさを感じられます。北運河まで来る観光客は多くないので、静かな雰囲気の中で散策したい人におすすめです。
小樽の見どころのひとつ、レトロな古い建物は北運河の周辺にもあります。旧日本郵船小樽支店(保存修理工事のため2023年まで休館中)や旧倉庫は、写真映えすることまちがいなし。「GOLDSTONE CAFE」や「Press Café」といったおしゃれなカフェも並ぶエリアですので、自分のペースでゆったりした旅を楽しみましょう。
写真映えばっちり!絶対外せない浅草橋
「浅草橋」は小樽運河にかかる橋のひとつ。運河の一番南側にあります。ここは小樽でもっとも有名な写真スポットといえる場所で、ゆったりとカーブを描く運河と、その沿岸に建ち並ぶ石造りの倉庫を写真に収めることができます。
夏には青い空と草木の緑、キラキラ輝く川面が美しく、冬にはパウダースノーをかぶった静けさがただよい、訪れる人を飽きさせません。さらに夕暮れにさしかかればガス灯がともり、倉庫のライトアップも行われて、ロマンチックなムードたっぷり。記念写真を撮るなら外せないスポットです。
浅草橋から内陸方面へと続く「日銀通り」は旧銀行の立派な建物が並ぶエリア。「北のウォール街」と呼ばれた風景が楽しめるのも要チェックです。
景色を楽しみながらベンチで一休み。中央橋街園
JR小樽駅からまっすぐ歩いてくるとたどり着くのが運河にかかる「中央橋」で、ここには橋に隣接する形で「中央橋街園」というちょっとした広場が設けられています。
街園には手入れされた植え込みやモニュメント、ベンチがあり、雪の積もっていない季節ならのんびり一休みできますよ。浅草橋に比べると観光客も少ないので、じっくり景色を楽しみたい人におすすめのスポットです。写真を撮ったり運河を眺めたりして癒やされましょう。
中央橋の周辺には、旧小樽倉庫の建物を活用した「小樽市総合博物館運河館」、観光案内所やおみやげ店の入った「運河プラザ」があるので、周囲の散策も楽しんでみてください。
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小樽グルメも楽しもう!ランチにおすすめしたいお店
【ラーメン】初代
「初代」は札幌や発寒にも店を構える北海道の人気ラーメン店です。本店はJR小樽駅から電車で約3分のJR南小樽駅にほど近い場所にあります。
お店へ向かうとまず目を引くのは、石造りの重厚な外観ではないでしょうか。歴史を感じさせる店構えと同じく、ラーメンの味にも創業当時から変わらない思いが込められています。
初代のスープは、豚骨や鶏ガラ、野菜などを煮込んだスープを一晩寝かせ、その後もう一度出汁を加える製法が特徴。濃厚なうま味を持つスープと、約9日間も寝かせる超熟製麺がよく絡み、文句なしの一杯に仕上がっています。味はすべての基本となる「醤油」をはじめ、1日30食限定の「白たまり醤油」、「味噌」「新味噌」「元塩」「新塩」などバリエーション豊富。お腹も心も満たされます。
初代 小樽本店
住所〒047-0015 北海道小樽市住吉町14-8
アクセス《電車》JR「南小樽駅」から徒歩4分
料金醤油らーめん:800円
電話番号0134-33-2626
営業時間11:00~19:00(15:00〜16:00の1時間ほど休憩時間が入る場合があります)
【北海道の味覚】小樽運河食堂
「旧浪華倉庫」の石造りのレトロな建物を利用した「小樽運河食堂」には、ビアホールや寿司処など複数の飲食店が入っています。お店が建っているのは、小樽運河にかかる「浅草橋」のすぐ近くで、景観に溶け込んだ雰囲気のあるたたずまいと抜群の立地が魅力。観光地の真ん中で、北海道グルメを手軽に楽しめるお店として人気を集めています。
ジンギスカンにカニ料理、海鮮焼きに海鮮丼、ラーメンからスープカレーまで、北海道グルメが一堂に会するここでは「何を食べようかな」と迷ってしまいそう。ランチとディナーで別のメニューを楽しむもよし、好きなものだけ味わうもよしのグルメスポットです。
小樽運河食堂
住所〒047-0007 北海道小樽市港町6-5
アクセス《電車》JR「小樽駅」から徒歩10分
料金ジンギスカンと北海道バイキング:2,420円
電話番号0134-24-8000
営業時間季節・店舗によって異なる
【小樽ビール】小樽倉庫No.1
人気の小樽ビールがたっぷり堪能できるお店。小樽ビールとは、ドイツでビールの醸造を学び、ビール醸造の国家資格であるブラウンエンジニアの肩書きを持つヨハネス・ブラウン氏の指導のもと誕生した小樽の地ビールです。
小樽ビールの原材料は麦芽、水、ホップ、酵母という4つのみで、ドイツの伝統的な醸造方法で造られているのが特徴。現在の効率的な醸造技術で造られるビールとはひと味もふた味も違うおいしさが評判を呼び、小樽の新しい名物となりました。
「小樽倉庫No.1」はビアパブと醸造所が併設されたお店で、できたてのビールを楽しめるだけでなく醸造所の見学も可能。メニューにはビールに合う料理や、ピルスナー・ドンケルといったレギュラービールも取りそろえられています。
小樽倉庫No.1
住所〒047-0007 北海道小樽市港町5-4
アクセス《電車》JR「小樽駅」から徒歩約12分
料金ビール飲み放題:2,200円(木・土のみ)
電話番号0134-21-2323
営業時間11:00~23:00
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のんびり景色を見ながら40分。クルーズに乗ってみよう
「せっかく運河や海を見にきたからには、実際に船に乗りたい!」そんな願いを叶えてくれるのが小樽運河クルーズです。中央橋近くから出発し、小樽港に出て幅の広い北運河をゆったり航行し、南運河を見てから帰ってくるという約40分のクルーズが楽しめます。
クルーズ船から見る小樽は、陸から見るのとは違った趣があり、日中のデイクルーズでは川岸に建ち並ぶ歴史的建造物を誰にもジャマされず撮影することが可能。日没のあとのナイトクルーズでは、ガス灯のともりや倉庫のライトアップで幻想的に映し出される街の景色を堪能できるので、デートにもおすすめ。
乗船料金は大人1,500円からで、チケットは当日でも購入できますが、確実に乗りたいときは事前予約をしておきましょう。
小樽運河クルーズ
住所〒047-0007 北海道小樽市港町5-4
アクセス《電車》JR「小樽駅」から徒歩約10分
料金デイクルーズ 大人(中学生以上):1,500円、子ども(小学生以下):500円|ナイトクルーズ 大人(中学生以上):1,800円、子ども(小学生以下):500円
電話番号0134-31-1733
出航時刻季節により異なる
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