家の中まで岩!?巨石と共存するポルトガルの街モンサント
更新:2024/10/18
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ヨーロッパの最西端に位置するポルトガル。ヨーロッパらしい美しい街並みがたくさんある国ですが、その中でも一風かわった風景が楽しめる村があります。それが”モンサント”。かつて最もポルトガルらしい村にも選ばれています。
石畳が敷き詰められた美しい街並み
モンサントはポルトガルの中央付近、スペインの国境にほど近いところに位置しています。人口は200人弱と、とても小さな村です。
村に入るととても美しい石畳&石壁の街が広がっています。これだけでも歩いているとたのしくなる街並みですが、奥にはびっくりするような光景が広がっていました。
屋根の上にも!壁にも!岩!岩!岩!
村の奥まで入ると、目の前にはびっくりするような光景が。家の屋根の上に大きな岩がのっている家があります。しかもこれが一つだけではなく、あっちにもこっちにも。どうやって家を作ったのか、内装はどうなっているのか。気になる点満載!
なんでもモンサントでは、昔から巨石を聖なるものとして崇めていたとか。一説では信仰対象である岩と共存していこうという考えから、このような不思議な村が完成したと言われています。
モンサントのおすすめホテル&レストラン
モンサントが観光地として人気が出てきたのは近年のこと。そのためホテル・レストランがとても少ないのが特徴です。その中からオススメのレストランとホテルを紹介します。
【レストラン】ペティスコス エ グラニトス
”ペティスコス エ グラニトス”はモンサントらしい大きな岩が乗ったレストラン!中はこじんまりとしながらも落ち着きのある雰囲気です。テラス席もあり、外の景色も楽しむことができます。
ポルトガル料理もいくつか用意されています。
今回いただいたのは、血のソーセージ。豚の血を固めて、胃や腸に詰めたもの。ポルトガルでは頻繁に家庭に並ぶものらしく、中にはお米入りのブラッドソーセージもあります。
名前だけきくとグロテスクな感じがしますが、見た目はそこまででもない…?レバーみたいな感じかと思いきやそれほど臭みもなく、黒胡椒やクミンなどスパイスの味を感じることができます。個人的にはビールが進む味で好きですが、日本人は好き嫌いが分かれるかもしれません。
住所Rua da Pracinha 16, Monsanto, 6060-087,ポルトガル
営業時間月/火 13:00-21:00、水-日 10:30-22:00※2024年10月現在
【ホテル】モンサント ゲオホテル エスコーラ
モンサントは標高が758Mと高めなので、美しい夕日や朝日が楽しめます。ぜひとも宿泊をおすすめしたいところではありますが、ホテルはたった1件だけ。
その他にB&B*やゲストハウスなどを含めても10件ほどしかありません。唯一のホテルがこちらの”モンサント ゲオホテル エスコーラ”。かわいらしい内装&シンプルなお部屋です。
*B&B=「Bed & Breakfast」の略。文字通り宿泊と朝食をセットにした簡素なタイプの宿で、日本でいう民宿的な雰囲気。
ヨーロッパのホテルではあるあるですが、バスタブつきのお部屋は多くありません。ですが、美しい景色を眺められることを考えれば宿泊する価値があります。日中はたくさんの人であふれていますが、夕方・朝には村の人しかいないため、人が入り込むことがほとんどなく絶好のフォトタイムを楽しめます。
モンサントへの行き方
モンサントは山の中腹に位置するため、個人旅行ではアクセスが大変。バスでいくこともできますが乗り継ぎが必要なので、難易度は高めです。
おすすめなのはオプショナルツアーへの参加。オプショナルツアーであれば、リスボンから日帰りで、迷うことなく訪れることができます。滞在時間は2時間ほどになってしまいますが、街自体は1時間あれば十分に回れる大きさなので、滞在時間としてはベストでおすすめです!
モンサントいかがだったでしょうか。日本では絶対に味わうことのできない街並み。ぜひ自分の目で確かめてみてください!
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