知らなかった、ノルウェーの大自然の旅がこんなに心を癒やすなんて【前編】

更新:2020/01/10

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こんにちは! 旅が大好きなライター・フォトグラファーの伊佐知美です。

伊佐知美です

突然なのですが、ノルウェーに行ったことはありますか? 私はありませんでした。というか、ノルウェーってどこにあるか知っていますか?

北欧の、ここです!(どーん)

数年前から、どうしてもオーロラが見てみたくて、「今年はノルウェーの北極圏にオーロラを見に行くんだ!」となぜか意気込んでいた私。

騒いでいたら、「せっかくなら夏のノルウェーにもお出かけしてみませんか?」とお誘いいただき、夏になったばかりのノルウェーを旅できることに(そんな幸せある?)。

とはいえ、ノルウェーに関する知識といえば、正直に言って「涼しそう」「コーヒーがおいしそう(代々木・フグレンコーヒーの影響)」あとは「フィヨルドがすごいらしい」くらいのもの。

でも、実際に訪れてみたら「こんなに心とカラダを浄化してくれる場所があるんだ」と感動しっぱなしでした。

これは個人的な感想だけれど、バックパッカースタイルの旅よりも、「何年か社会人を経験してから、自分の心を癒すために立ち寄る」という雰囲気が似合う国、という印象。

自然のスケールの大きさと懐の深さを、ゆったりと「忙しかった20代を振り返る」みたいな気持ちで、堪能したくなる。そんな私の見てきた夏のノルウェー5泊7日の旅を、この記事ではたっぷりと紹介します。

◼️行程

day1 日本・成田を出発
day1' 第2の都市・ベルゲンをお散歩(ベルゲン泊)
day2 2泊3日のフィヨルド旅(フロム泊)
day3 2泊3日のフィヨルド旅(ルフトハス泊)
day4 2泊3日のフィヨルド旅(ベルゲン泊)
day5 ベルゲンを出発
day6 7' デンマーク・コペンハーゲン経由で日本に帰国

 

【day1】まずは空路にて、一路ノルウェーへ

成田空港から、スカンジナビア航空(SAS)に乗って、まずはデンマーク・コペンハーゲンへ。

コペンハーゲンから、ノルウェーは第2の都市・ベルゲンへ。総フライト時間は、13時間。

空から見える初めてのノルウェーに、ドキドキ。まるでおとぎ話の世界のよう

ノルウェーと日本の時差は7時間。日本の方が7時間早いので、日本を朝10時に出たのに、ノルウェーに到着したのは同日の夜19時頃(日本は2時くらい)という不思議。

多少の時差ボケは感じるものの、快適な飛行機でたっぷり眠ったので、到着後も街歩きができるくらいの体力はある!

ということで、一日中ほぼ太陽が沈まない白夜に近い状態の夏・ノルウェーを前に、初日からちょっぴり街をお散歩。

日没は22時過ぎ、23時半頃マジックアワーが終わって、夜中2時半になるとまたマジックアワーが始まって朝が来る、という感じ

明るい時間が多いと、なんだかとっても得した気分。

1・2泊目の宿は、ベルゲン駅近くの「Zander K Hotel」へ

 

【day2】ベルゲン散歩

今回の旅の目的地は大きく2つ。世界遺産エリアのベルゲンの街並みの美しさを堪能することと、フィヨルド冒険の2つ!

まずは前者の、世界遺産エリアを持つベルゲンの街をじっくり観光。

やっぱり、街並みが本当に可愛くて、写真を撮る手が止まらない……!

おすすめエリアは「ブリッゲン」。ショッピングも、フィッシュマーケット巡りも楽しめる。

ベルゲン近くの海で採れた、新鮮な牡蠣をいただきました、最高

目的のないフラットした街歩きなら、ローカルの人が暮らす「ノルドネス(NORDNES)」エリアはマスト! 入り組んだ坂の通りは、観光バスがわざわざこの通りを見るために立ち寄るくらい、可愛いと有名みたい。

 

ノルウェーらしいプロダクトを見つけたいなら、レインコートが有名な「ティーマイケル(T-MICHAEL)」のお店や、手作り民族衣装「ブロデニ(Brodeni)」は寄ったら絶対に楽しい!

年間400日は雨が降る、と冗談のように言われるほど、雨の多いベルゲン。傘や雨をモチーフにしたプロダクトやポスターが多く、とてもかわいらしい

食事はローカルの人も訪れる、「Pingvinen」がすごくおいしかった! スタッフの人との会話も盛り上がって、ここに行って損はない。

【day3】2泊3日のフィヨルド旅へ

さて! 充実した昨日のベルゲン旅の余韻に浸りながら、2日目はノルウェーならではの目的地・2泊3日のフィヨルド堪能ツアーへと、出発します。

出発はホテル目の前のベルゲン駅からなので、移動は楽チンだった

って、正直、到着する前から興奮しっぱなしでした。なぜかというと、ベルゲンを出てからほんの10分、15分程度で、電車の外の景色が、こんな感じに変わったから! 大・自・ぜ〜〜〜〜〜ん!

本当に、こんなに心の底から景色の美しさに驚いたのは、久しぶりでした。口が開きっぱなしだったし、思わず隣のボックスに座っている家族に「Amazing」と話しかけて笑われたし、ずっとずっと、写真を撮っていたかった。

ちょうど天気がよく、風もなかったので、湖に山々と空が映し出されて、世界がふたつに増えたみたいだった。湖の下に、もうひとつ世界があるんだと信じられた(今思えば、この時すでにノルウェーのメルヘンの魔法にかかっていたのだと思う)。

フロム鉄道(Flåmsbana)

そしてお次は、「ミュルダール(Myrdal)」という街で乗り換えて、世界的に有名な鉄道「フロム鉄道(Flåmsbana)」に乗車!

途中で、突然の滝〜!!山〜!湖〜!かわいい街並み〜!なんだこれ、物語の世界か?ハイジでも住んでいるのか?ベルゲンの時から思っていたけど、ノルウェーの家ってかなりかわいいな!?

 

そんなことを思いながら車窓からの景色を楽しんでいたら、3時間半の旅路はあっという間。そして、ついに到着した、フィヨルドの玄関口・フロムの街並みはこんな感じ。

きゃ〜すてき

フロムでは、まずランチ!

フロムのクラフトビールブランド「Ægir microbrewery」にて、5種類のビールにそれぞれ料理をペアリングする大人気のランチに舌鼓。その後はフィヨルドが臨める「ステーガスタイン展望台」に登り、夕方はボートに乗って、2時間のフィヨルドツアーへ。

「AEgir microbrewery」のランチ

これぞフィヨルド、という感じの景色が楽しめる「ステーガスタイン展望台」

夜眠るのは、フロム駅近くの、重厚な雰囲気の素敵なホテル。広々とした敷地に窓がたっぷりと取られていて、部屋でもロビーでも、日差しの恵みが感じられて幸せの極みだった……!

伊佐さんと見つけるフィヨルドの魅力発見ツアーでは別のホテルへ宿泊

3泊目は「Fretheim Hotel」にて

ゆっくりと眠って、次の日に備えます。このゆったりした眠りによって、時差ボケがかなり治った気がしてる。

★旅の続き⇒知らなかった、ノルウェーの大自然の旅がこんなに心を癒やすなんて【後編】

伊佐知美さんと見つける冬フィヨルドの魅力!ノルウェー周遊スペシャルツアー詳細

伊佐知美
ライター、エディター、フォトグラファー。『灯台もと暮らし』編集長。数々の媒体に旅にまつわる記事を寄稿。著書に『移住女子』(新潮社)がある。オンラインSlackコミュニティ「#旅と写真と文章と」オーナー。主にTwitterとnoteで情報発信中。 Twitter世界一周ブログポートフォリオサイト

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