トスカーナ州の中部にある都市シエナ。シエナにあるドゥオモ(大聖堂)について紹介します。
シエナはどんなところ?
シエナはフィレンツェと並び称されるトスカーナの古都で、シエナ色(黄褐色)の建物が立ち並び、自然に囲まれた美しい中世の佇まいを残しています。交差する細い路地や階段を歩くだけでもヨーロッパの歴史を感じられる魅力ある町です。
町の中心部にある独創的な扇型のカンポ広場は、それ自体が芸術作品といわれるほどで「世界一美しい広場」とも称されています。カンポ広場を抜け、200mほど進むとドゥオーモが見えてきます。
シエナのドゥオモ
ロマネスク建築の傑作といわれるシエナ大聖堂です。とても壮大で優雅であり、白と重厚感のある黒が見事なコントラストです。
中に入ると縞模様の大理石が目に飛び込んできます。床は、大理石の象嵌(ぞうがん=大理石の土台を削り、削った部分に色石をはめ込んで絵画を作る技法)で56の宗教場面が描かれていました。ぜひ1枚1枚じっくり見ていただきたいです。
また、ドゥオーモに入って忘れずに見てほしいのは
ピッコローミニ家の図書館、リプレリーアピッコローミニです。
ルネッサン様式で美しいフレスコ画が壁一面に描かれています。
色鮮やかに装飾を施した15世紀の聖歌本が並んでいて、
どれも可愛らしくありながら、歴史を感じることができ、
1つ1つに見入ってしまいました。
入場券はドゥオーモ横のチケット売り場にて購入できます。
料金は入場したい場所により異なります。
英語表記で写真つきの大きな案内もあり、
係員さんが優しく教えてくれるので安心です。
ドゥオーモとピッコローミニ家の図書館のみでしたら、4ユーロです。
シエナに訪れた際は、ぜひお立ち寄りいただければと思います!
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