プティ・パレ美術館【パリ】

有名作品も!フランス「行くべき美術館」13選~ルーブル・オルセーなど~

2022/04/02

34,181views

フランスは芸術の歴史を誇る国として有名です。今回は、フランスで訪れたい美術館を厳選して紹介します。芸術の都と称される首都・パリ市内だけでも、パリ三大美術館であるルーブルやオルセー、ポンピドゥー・センターをはじめ50以上の美術館が存在しています。フランス全土に存在する多数の美術館では、世界的な有名作品も数多く所蔵されており、観光名所として人気です。絵や彫刻が好きな人やフランスで美術館巡りを楽しみたい人は、ぜひ参考にしましょう。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。

オルセー美術館【パリ】

オルセー美術館【パリ】

■主な展示作品
オーギュスト・ルノワールの『田舎で踊る』
ジャン=フランソワ・ミレーの『落ち穂拾い』
ヴァン・ゴッホの『自画像』
ほかゴーギャン、ルノワール、セザンヌ、マネ、モネなど

「オルセー美術館」は、パリ三大美術館の1つとして知られています。1900年代当初、重要な交通要所であったオルセー駅が生まれ変わり、1986年12月からオルセー美術館としてオープンしました。

1978年に歴史建造物に指定された館内には、セザンヌやマネ、モネなど印象派の巨匠の作品を多数所蔵。ゴッホやゴーギャンの傑作など歴史的名作も展示されています。

オルセー美術館

料金大人(19歳以上)オンライン販売:€16、現地販売:€14、18歳未満:無料

営業時間09:30~18:00(木:09:30~21:45)、休み:月

URLhttps://www.musee-orsay.fr/

ルーブル美術館【パリ】

ルーブル美術館【パリ】

■主な展示作品
レオナルド・ダ・ビンチの『モナ・リザ』
アンティオキアのアレクサンドロスの『ミロのヴィーナス』
ウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』
ほかヨハネス・フェルメール、ヴェロネーゼなど

パリ観光で外せない名所である「ルーブル美術館」は、パリの中心部に位置しています。絵画や彫刻を含む約35,000点の美術品を展示しており、有名な作品だけを10秒見て回っても、全作品を見るには約5日かかるとされる巨大な施設です。

『モナ・リザ』や『ミロのヴィーナス』、『サモトラケのニケ』など、多くの人が一度は耳にしたことがある傑作が勢揃いしています。中庭にあるガラスのピラミッドは、夜のライトアップで幻想的な雰囲気に包まれます。

ルーブル美術館

料金大人(19歳以上)オンライン販売:€17、現地販売:€15、18歳未満:無料

営業時間09:00~18:00、休み:火

URLhttps://www.louvre.fr/en

KKdayでルーブル美術館入場チケットを購入する

オランジェリー美術館【パリ】

オランジェリー美術館【パリ】

■主な展示作品
クロード・モネの『睡蓮』
オーギュスト・ルノワールの『ピアノに寄る少女たち』
アメディオ・モディリアーニの『ポール・ギョームの肖像』
ほかパブロ・ピカソ、ルソーなど

「オランジェリー美術館」は、19世紀半ばに建てられたチュイルリー宮殿のオレンジ温室に由来します。2006年の大規模な改修工事によりリニューアルした館内は、モネの名作である『睡蓮』とウォルター・ギヨーム・コレクションの2部展示で構成されています。

ガラス張りの南側のファザードから差し込む自然光が、『睡蓮』を明るく包み込む光景は幻想的です。他にも、ルノワールなど印象派からキュビスムに至るまで多くの作品が展示されています。

オランジェリー美術館

料金大人(19歳以上):€12.50、18歳未満:無料

営業時間09:00~18:00、休み:火

URLhttps://www.musee-orangerie.fr/

KKdayでオルセー美術館&オランジェリー美術館入場チケットを購入する

ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)【パリ】

ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)【パリ】

■主な展示作品
パブロ・ピカソの『女性の頭部』『若い女性の肖像』
マルセル・デュシャンの『泉』
ほかマティス、マグリット、ダリ、アンディ・ウォーホル、フィリップ・スタルクなど

「ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)」は、パリ市内で特に古い地区にある巨大な美術館です。屋内の空間を最大限に活用するため、すべての配管やエレベーターを色分けして室外に設置しているのが特徴。

マティスやピカソなど1900年代初期の巨匠から、1960年代以降の現代アーティストまで、20〜21世紀の幅広い芸術品を展示しています。

ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)

料金《美術館・展覧会または美術館とギャラリー3・4の展示》大人(26歳以上):€14、18歳〜25歳:€10、18歳以下:無料
※オンライン予約手数料:€1

営業時間11:00~21:00(木:11:00~23:00)、休み:火

URLhttps://www.centrepompidou.fr

パリ市立近代美術館【パリ】

パリ市立近代美術館【パリ】

■主な展示作品
アンリ・マティスの『ダンス』連作
アメディオ・モディリアーニの『青い目の女』『扇を持つ女性』
パブロ・ピカソの『鳩と小さなえんどう豆』
ほかラウル・デュフィ、ワシリー・カンディンスキー、藤田嗣治など

「パリ市立近代美術館」は、シャンゼリゼ通りとエッフェル塔の間、パレ・ド・トーキョーの東に位置する美術館です。20世紀のアートコレクションから現代芸術まで、合計15,000点以上の作品を展示しています。

中でも、マティスの『ダンス』の2版連作や、ラウル・デュフィの『電気の精』はぜひ見ておきたい重要作品です。建物は1930年代の建築を象徴する宮殿で、パリを代表する施設として知られています。

パリ市立近代美術館

料金常設展:無料、特別展:大人(27歳以上):€5〜€10(内容により異なる)、子ども(14歳〜26歳):大人料金の半額、13歳以下:無料

営業時間10:00~18:00(木:10:00~22:00)、休み:月

URLhttps://www.mam.paris.fr/

ロダン美術館【パリ】

ロダン美術館【パリ】

■主な展示作品
オーギュスト・ロダンの『考える人』『地獄の門』
ヴァン・ゴッホの『タンギー爺さん』
ほかカミーユ・クローデル、ゴッホなど

「ロダン美術館」は、『考える人』で有名な芸術家ロダンの邸宅と、代表作を展示している彫刻庭園です。ロダンが生前、自身の作品と財産をすべて国に寄贈した際に、その見返りとして国がロダンの美術館を作ると約束。ロダン美術館の設立が現実となりました。

ロダン作品の他、ゴッホの『タンギー爺さん』など有名芸術家の作品や、美しく管理されている庭園も見どころです。

ロダン美術館

料金大人(19歳以上):€13、18歳以下:無料

営業時間10:00~18:30、休み:月

URLhttp://www.musee-rodin.fr/

旅行情報サイト・旅Pocketを運営している「旅行会社旅工房」は、約100か国の海外・国内旅行を取り扱う旅の総合旅行代理店です。顧客満足度8.9(10点中)を獲得し、各地域専門の「トラベル・コンシェルジュ」がお客様のご要望に合わせて旅行をサポートしています。お気軽に旅のご相談を!

マルモッタン・モネ美術館【パリ】

■主な展示作品
クロード・モネの『印象・日の出』『ルーアン大聖堂』『睡蓮』
ピエール=オーギュスト・ルノワールの『クロード・モネの肖像』
ベルト・モリゾの『舞踏会にて』など

「マルモッタン・モネ美術館」は、クロード・モネや印象派画家たちの重要なコレクションが揃う美術館です。所蔵されているモネの作品は世界最大級で、代表作の『印象・日の出』や『睡蓮』『ルーアン大聖堂』をはじめ、ベルト・モリゾのコレクションも展示されています。

その他、ドラクロワやゴーギャンなど、画家の家族や親友が寄贈した100前後の名画も合わせて楽しめます。

マルモッタン・モネ美術館

料金大人(19歳以上):€12、8歳〜18歳:€8.5、7歳未満:無料

営業時間10:00~18:00(木:10:00~21:00)、休み:月

URLhttp://www.marmottan.fr/

ヴェルサイユ宮殿美術館【パリ】

ヴェルサイユ宮殿美術館【パリ】

■主な展示作品
ヴィジェ・ルブランの『マリー・アントワネットと子どもたち』
イアサント・リゴーの『ルイ14世肖像画』『ナポレオンの肖像画』など

「ヴェルサイユ宮殿美術館」は、17世紀にルイ14世の拠点として使われた宮殿で、現在は美術館として公開されています。絵画や彫刻など合計60,000点以上の美術作品を所蔵する館内では、フランス革命前に全盛期を迎えたルイ14世の肖像画をはじめ、マリー・アントワネットなどを描いた作品が多数展示されています。

広大な敷地内は、庭園やグラントリアノン、マリー・アントワネットの離宮など見どころが満載です。

ヴェルサイユ宮殿美術館

料金Passport(ヴェルサイユ宮殿、宮殿の庭園、公園、トリアノン宮殿、企画展に入場可)《12月~3月》大人(18歳以上):€20、子ども(6歳〜17歳):€10《4月~11月》大人(18歳以上):€27、子ども(6歳〜17歳):€10

営業時間09:00~17:30、休み:月

URLhttps://www.chateauversailles.fr

プティ・パレ美術館【パリ】

プティ・パレ美術館【パリ】

■主な展示作品
ポール・セザンヌの『水浴する3人の女たち』
レンブラントの『東洋風衣装の自画像』
ほか、モーリス・ドニ、マネ、ミュシャ、ロートレック、シスレーなど

「プティ・パレ(パリ市立美術館)」は、シャンゼリゼ大通りの複合施設「グラン・パレ」に隣接する美術館です。1900年パリ万博のために造られた建物の内部では、19世紀後半〜20世紀初頭のフランス美術コレクションを多数所蔵しています。

古代美術品からモダン・アート作品まで、多彩な美術品を見ることができます。歩き疲れたときは、1900年当初の雰囲気が再現された中庭のカフェレストランで、優雅な雰囲気に包まれながら一休みしましょう。

プティ・パレ(パリ市立美術館)

料金常設展:無料、企画展:€5〜€29(内容により異なる)

営業時間10:00~18:00(金:10:00~21:00)、休み:火

URLhttp://www.petitpalais.paris.fr

ピカソ美術館【パリ】

■主な展示作品
パブロ・ピカソの『自画像』『裸足の少女』
ジョルジュ・ブラックの『ミクストメディア』
ほかアンリ・マティス、アンリ・ルソーなど

「ピカソ美術館」は、パリ市内のマレ地区にある「オテル・サレ」に1985年にオープン。1973年に亡くなった巨匠ピカソの遺族が、70年代にフランスに寄贈した作品を中心に、約5,000点のコレクションを展示しています。

『自画像』『裸足の少女』などの名作絵画をはじめ、彫刻や印刷物、版画など、世界随一のピカソ・コレクションを堪能できます。

ピカソ美術館

料金大人:€14、子ども(17歳以下):無料※オンライン予約手数料:€1、オーディオガイド:€5

営業時間平日:10:30~18:00、土・日:09:30~18:00、休み:不定休

URLhttp://www.museepicassoparis.fr/

ルイ・ヴィトン財団美術館【パリ】

■主な展示作品
クレマン・コギトールの『The evil eye』
サミュエル・フォッソの『自画像』
ほかアンディ・ウォーホル、ダミアン・ハーストなど

「ルイ・ヴィトン財団美術館」は、2014年10月パリのブーローニュの森にオープンしました。ポップなモダン・アートや音響を使った作品、瞑想など4つのジャンルの展示が楽しめます。

周囲の緑溢れる景観と見事に調和した、建築家フランク・O・ゲーリーの美しい建造物にも注目です。屋外テラスのブーローニュの森やエッフェル塔の眺望も合わせて堪能しましょう。

ルイ・ヴィトン財団美術館

料金大人(27歳以上):€16、学生・19歳〜26歳:€10、18歳以下:€5、ファミリー料金 (大人2人と18歳未満の子ども4人まで入場可):€16

営業時間平日:10:00~20:00、土・日:09:00~21:00、休み:不定休

URLhttps://www.fondationlouisvuitton.fr

グルノーブル美術館【グルノーブル】

■主な展示作品
ピーテル・パウル・ルーベンスの『聖母子の肖像画を崇める聖グレゴリウスと諸聖人』
アメデオ・モディリアーニの『白い襟の女』
マルク・シャガールの『夏の夜の夢』
ほかカミーユ・ピサロ、ポール・ゴーギャン、ジョルジョ・デ・キリコなど

「グルノーブル美術館」は、パリから車で約5時間のグルノーブルにある美術館です。館内には、13世紀から20世紀までの900点以上の美術品が展示されています。

ルーベンスなどの古典絵画から2000年代の最新作までがわかりやすく分類されているため、西洋絵画の歴史を辿ることができるでしょう。長い歴史を持つ当美術館は、フランス国内の主要美術館に登録されています。

グルノーブル美術館

料金大人(27歳以上):€8、26歳以下:無料、オーディオガイド:€2
※毎月第1日曜日:入館料無料

営業時間平日:10:00~20:00、土・日:09:00~21:00、休み:不定休

URLhttps://www.museedegrenoble.fr/

リヨン美術館【リヨン】

■主な展示作品
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの『芸術とミューズにとって愛しい聖なる森』
ニコラ・プッサンの『エジプトへの逃避』
ティントレットの『ダナエ』
ほかオーギュスト・ロダン、ピエール・パウル・ルーベンス、ポール・ゴーギャンなど

「リヨン美術館」は、パリから高速列車TGVで2時間の距離にあるリヨン市の中心部、ソーヌ川とローヌ川に挟まれた場所に位置する美術館です。17世紀に建設されたサンピエール修道院内に開館されており、古代エジプト時代から20世紀のモダン・アートまで、幅広い作品が展示されています。

レンブラントやゴーギャン、モネなどの名作を含め、ヨーロッパで特に重要なコレクションも所蔵。近くにはオペラ座など名所も多数あり、観光にもおすすめです。

リヨン美術館

料金《常設展》大人(26歳以上):€8、8歳〜25歳:€4《企画展》大人(26歳以上):€12、18歳〜25歳:€7、18歳未満:無料

営業時間10:00~18:00(金:10:30~18:00)、休み:火

URLhttps://www.mba-lyon.fr

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!

このライターの記事一覧

AREA

地域


閉じる