街並み

ヨーロッパ旅行再開の兆し!フィンランドに行ってみた!2022年6月6日時点の出入国情報と現地の様子は?【体験レポ】

更新:2022/07/07

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ヨーロッパ好きの旅工房スタッフが今のフィンランドの様子をレポート!出入国に必要なものが日々変化する中、2022年6月6日出発~6月13日帰国・フィンランド渡航のリアルをお届けします!

記事での掲載情報は、2022年6月6日時点の情報です。隔離期間や入国条件については、新型コロナウイルス感染症の流行状況により、変更となる可能性があります。最新情報は外務省HPや各国の大使館・観光局のサイトをご確認ください。

日本出国・フィンランド入国のために準備することは?

公的機関発行のワクチン接種証明書→2022年7月1日より不要になりました!

2022年7月1日よりフィンランド入国に際し、ワクチン接種証明書の提示は不要、入国制限は解除となりました!

以下の情報は、ワクチン接種証明書が必要な別の国に旅行する際に必要な手続きなので、2022年6月6日出発時の情報として、参考にしていただければと思います。

アプリ版ワクチン接種証明書
社員撮影

マイナンバーカードとパスポートを所持していれば、数分で取得ができる「アプリ版ワクチン接種証明書」。ただひとつだけ、落とし穴がありました。私はワクチン3回接種済みですが、1~2回目はA都市、引っ越して3回目はB都市で接種しました。B都市を選択して「接種回数:3回」の記載を確認したので、それだけで問題ないと思っていました。しかし、日本を出発する前日の夜、帰国のための便利アプリ「My SOS」の登録をしていた際、何度トライしても差し戻しになってしまったのです!そこで再度調べ直しをし、A都市の接種証明書も必要ということが発覚、こちらも数分で取得が出来たので事なきを得ました。何事も「早めに、余裕を持って」が大事ですね。

プラスα:海外旅行保険

東京海上日動の海外旅行保険あんしんガイドブック
社員撮影

自宅を出る日から自宅に帰るまでの日数、海外旅行保険に加入しましょう。もしも帰国前のPCR検査で陽性という結果が出たら・・・などの流行り病だけでなく、久しぶりの海外旅行でテンション上がって怪我してしまうというケースも考えられます。リスク対策として、久しぶりの海外旅行を全力で楽しむためにも、充分な保証がついた海外旅行保険に加入しておでかけするのをおすすめします!

出発当日~フィンランド到着まで!

成田出発!チェックイン

出発フライトの電光掲示板
社員撮影

21:40出発予定のため、18:30には成田空港に到着。「はやすぎるかな?」と思いつつ、フィンエアーのチェックインカウンターへ向かうと…

AYカウンター
社員撮影

すでにカウンターは空いていて、チェックインの列もできていました!ウェブチェックインは済ませてありましたが、有人カウンターにてパスポートとワクチン接種証明書を提示し、無事受託手荷物を預けることができました。

成田空港の様子

営業時間が書いてある看板
社員撮影

今回はご招待いただいた研修旅行だったため、集合時間まで余裕がありました。成田空港内を探検していてびっくり!お店が全然オープンしていない!日本国内線から乗り継いでくる方や、早めに空港に着いて食事をとる方にとっては、選択肢の少ない状況は続いていました。オープンしている数少ないお店は多くの方で賑わっていました。

保安検査場へ

保安検査場の入り口
社員撮影

自動化が進んでおり、人との接触が減りましたね。免税店エリアは、夜というのもあってか、オープンしているお店は見当たらず…閑散とした雰囲気でした。約4年ぶりの国際線フライトだったので、ガラリと変わった様子に寂しさをおぼえました。

いよいよ出発!

搭乗ゲート
社員撮影

久しぶりの海外に心を踊らせて、搭乗ゲートへ!まだ100%の搭乗率ではないため、混雑することなくスムーズに飛行機に乗ることができました!

あっという間にヘルシンキに到着!

ヘルシンキ到着時の様子
社員撮影

約12時間のフライト、久しぶりの長距離フライトで緊張していたにも関わらず、ぐっすり眠れ、元気にヘルシンキに到着です!予定時刻は05:00到着でしたが、早まって04:15頃に到着しました。早すぎてしまうと荷物がなかなが出てこない…なんてケースもあるようですが、待ち時間なく受託手荷物を受け取ることができました!ヘルシンキ・ヴァンター空港のお店は、早朝というのもあり、キオスクと24時間スーパーのみ開いておりました!お水を買ったりしたい方には、スーパーはありがたいですね!今回ビジネスクラスを利用し、とても快適だったので次の見出しでご紹介します!



《今》だから乗るべき、フィンエアーのビジネスクラス!5つのおすすめポイント

①約40年ぶり?北極点通過ルート

北極点通過証明書
社員撮影

ヨーロッパ路線は、世界情勢の影響で、フライト時間が延びています。理由は、ロシア上空を飛ばないルートを取っているからです。フィンエアーは当日の天候や風向きによって、シルクロード航路または北極点通過航路にて運航しています。運が良ければ、貴重な「北極点通過証明書」がもらえちゃいます♪世界平和を願いつつ、《今》しか通らない北極点ルートに搭乗できるかもしれませんよ!

②プライオリティーチェックイン

AYプライオリティー
社員撮影

ヘルシンキの空港は、多くの方で賑わっており、出国する人たちの長蛇の列が出来ていました。チェックイン時のチェックも、通常期よりも時間がかかるので、2時間前空港集合では心もとない状況です。ビジネスクラスの搭乗なら、プライオリティーレーンを利用でき、所要時間を短縮することができます!予期せぬ混雑で乗り遅れ…を避けられるので、大きなメリットになりますね!

③空港内ラウンジの利用

ヘルシンキでのAYラウンジ
社員撮影

ヘルシンキでのAYラウンジの食事
社員撮影

素敵なラウンジで、飛行機搭乗前にシャワーを浴びたりお酒を楽しんだり!ゆったり過ごすことができます!もちろんお食事も様々な種類があり、目移りしてしまうほど!ビジネスクラスの機内食も素晴らしいので、食べ過ぎ注意です♪

④長時間フライトもあっという間のビジネスクラスキャビン

Cクラス座席
社員撮影

リクライニングしたら180°フルフラット!世界情勢が揺らぐ前は、成田発のフライトは昼便でした。しかしながら《今》は、夜出発&長距離路線!身体を伸ばせるのはとても助かりますね!

アメニティー
社員撮影

フィンランドといえばマリメッコ!ビジネスクラスに搭乗すると、マリメッコのアメニティーがもらえます!思い出の品にもなりますが、丈夫なので普段使いにも◎!アイマスク、歯ブラシセット、耳栓、ハンドクリームなど、実用的なものが色々入っています!

ブルーベリージュース
社員撮影

お酒が好きな方はウェルカムシャンパンをぜひ!私はフィンランド名物のブルーベリージュースをいただきました!グラスはフィンランドで有名なイッタラ製!出発前からフィンランド気分が高まります!

⑤旅行気分高まる機内食

ビジネスクラスメニュー表
社員撮影

ビジネスクラス搭乗時は、このようにドリンクと食事のメニュー表が配られることが多いです。ドリンクメニューも豊富、食事メニューも詳細が書いてあります。日本語と英語で記載されていたので、英語が苦手な方でも、指差しで注文できますね!

ビジネスクラス機内食ビジネスクラス機内食ビジネスクラス機内食社員撮影

残念ながらサーモンは人気で売り切れだったため、チキンをチョイスしました。お出汁がきいていて、とても美味しく、機内食とは思えないクオリティーです!デザートはストロベリームースをいただきました♪お腹いっぱい&心も満たされて、ぐっすり眠ることができました!

ビジネスクラス機内食
社員撮影

到着の約2時間前に朝食の機内食サービスが始まります。フレッシュなものがいただけるのはありがたいですね。パンもあたたかく、楽しいフィンランド旅行を、さらにワクワクするものにしてくれました。

気になる現地の様子は?フィンランドの最新情報

マスクをしている人は…いない

ヘルシンキヘルシンキヘルシンキ社員撮影

ヘルシンキに滞在した6月12日は「ヘルシンキデイ」、ヘルシンキ市の盛大な祝賀会が開かれるイベントの日でした。街中はパレードに参加する人やパレードを見る人など、お祭りモードの人々で溢れていました。画像の通り、マスクをしている人はいませんでした!日本の街中の様子とは異なりますね。かといって、マスクをしていても、ジロジロ見られるわけでもなく、個人の自由な選択が尊重されるのがフィンランドの風土です。

アルコール消毒はいたるところに!

空港やホテル、レストラン、スーパーマーケットにも…いたるところにアルコール消毒スタンドがありました。数は日本と同じくらい多く、中身もしっかり補充されていました!

観光客の姿は?

アジアからの方々は見かけないものの、ヨーロッパや北米からはたくさんの方がいらっしゃっているようです!今回、研修旅行というのもあり、現地の観光業に関わる人たちとお話する機会がたくさんありました。

フィンランドにいる方々は、口をそろえて、「日本人とフィンランド人の考え方はとても似ている。意見を押し付けず、協調性のある人々だから、一緒に過ごしても心地よい時間になる。たくさんの日本人旅行者が、またフィンランドに来てくれるのを心から待っています!」と言ってくれました。

実際に過ごしてみると、安全で、きれいで、食事も美味しくて、非の打ち所がないフィンランド。

自然豊かなところも日本と似ているけれども、山がなく平坦な土地が広がるフィンランドの景色は、なんだか幻想的でした。

サウナの聖地・タンペレで極上のサウナ体験

ラウハニエミサウナ

ラウハニエミサウナ
社員撮影

今回、ラウハニエミサウナにて、大自然の中のフィンランド式サウナを体験してきました!

フィンランドの第二の都市と知られる「タンペレ」は、ヘルシンキから2時間弱で行ける街です。日帰りもできますが、私のおすすめは複数泊してサウナにいくこと!なぜならタンペレはサウナキャピタルとして知られている、公衆サウナの聖地なのです!1906年創業のフィンランド最古の公衆サウナや湖水浴体験が楽しめる「ラウハニエミサウナ」が有名です。

ラウハニエミサウナラウハニエミサウナラウハニエミサウナ社員撮影

サウナは3種類、120℃まで達する高温サウナ、90℃前後の小屋サウナ、貸し切りの小屋サウナです。受付で料金を支払った後、男女別の更衣室で水着に着替えて、貴重品をロッカーに預けます。着替えなどの荷物は壁にあるフックにかけておくだけです。

高温サウナ内は現地の方々でみっちり!フィンランド式サウナは、まさに「裸の付き合い」!男女共同のサウナ内(ここは水着着用)では、いろんな会話が耳に入ります。静かに、瞑想するように楽しむ日本式とは違い、同じ空間にいる人達と、同じ時間を共有します。私も現地の人に「どこから来たの?」と話しかけられ「日本からです」と答えると、「ここ数年、日本からの旅行者は見かけてなかったから、とても嬉しいよ」と歓迎してくださいました。

ラウハニエミサウナ
社員撮影

熱々になったら、サウナから出て湖へ!階段からゆっくり入れますが、おすすめは5mの飛び込み台からのダイブです!冬は飛び込み台は使えませんが、湖の氷に穴を開けた「アヴァント」を体験することができます。温度差を味わったあとは、岩の上で大の字になってみます。大自然の中に身をおいて、浮遊するような感覚を味わいました。大自然の中の「ととのい」は、スーパー銭湯のサウナしか知らない私にとって、フィンランドに、恋に落ちるきっかけとなりました。

ラウハニエミサウナ
社員撮影

何度かサウナ~湖~岩のサイクルを堪能したあとは、無料で使えるグリルを使って、ソーセージを焼き、美味しくいただきました。甘みの強いマスタード「シナッピ」をたっぷりつけた「サ飯」は、まさに至高の組み合わせ!

ビギナーサウナーの私でも楽しめました。ヘビーサウナーの方々にも、ぜひ行っていただきたい!



帰国のための準備について

現地でのPCR検査

PCR
社員撮影

PCR
社員撮影

ヘルシンキの中心部にあるPCR検査施設「アーヴァ カンピ メディカル センター/Aava Kamppi Medical centre」に行き、パスポートを提示して本人確認を済ませ、いざPCR検査です!鼻の奥に綿棒を差し込み、動かすこと5秒。以上です。予約をきちんとしておけば、検査自体は5分もかからずに終わります。

検査後、ドキドキの検査結果を受け取る流れ

PCR
社員撮影

PCR
社員撮影

検査を受けた後、メールで検査結果が届きます。検査をしたのは16時過ぎ、検査結果のメールが届いたのは同日20:10頃でした。早い!想像よりもずっと早いです!生年月日とパスポート番号を入力すると、結果を確認できます。結果は・・・「ネガティブ」=陰性で、無事翌日のフライトに乗ることが出来ました。登録時にメールアドレスが誤ってしまったり空欄で入力してしまうと、結果は届かず、メールの再送も不可のようなので、要注意ですね。

MY SOSに事前登録

PCR
社員撮影

PCR
社員撮影

オンライン上で取得した英語のPCR陰性証明書をスクリーンショットをして、MY SOSに登録しました。審査中はまだ黄色のまま、審査が通ると青くなります。

帰国当日~機内の様子

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港でのチェックイン

ヘルシンキ空港
社員撮影

15時頃、空港へ到着しました。多くの利用客で賑わってました。

フライトの3時間前にチェックイン推奨!何に時間がかかる?

ヘルシンキ空港
社員撮影

オンラインチェックインは済ませていましたが、有人カウンターでの書類チェックがあるため、自動チェックイン機やバゲッジスルーのみの利用は出来ませんでした。フィンエアーの方にパスポートとMY SOSの青い画面を提示、無事チェックインが出来ました。MY SOSアプリを「マイソス」と読んで手続きいただいたのが、外国情緒溢れていてほっこりしました。

ヘルシンキ空港
社員撮影

6月12日現地発のフライトだったので、日本語フォーマット記載のPCR陰性証明書は不要でしたが、記念に受け取りへ。検査を受けた同機関の空港オフィスだったため、パスポート提示のみ、時間はかからずスムーズに受け取ることができました。日本語フォーマットは手書きで記入してくれているため、記載ミスがある人もいました。ご自身でのチェックが不安な方は、日本語アシスタント付きのプランを申し込みがおすすめです。

フィンエアーのエコノミークラスの様子

AY Yクラス
社員撮影

AY Yクラス
社員撮影

日本への帰国便はエコノミークラスに搭乗!1/3席が埋まっていたので、だいぶゆったり空間です。ラッキーなことに横2席も空いていたため、横になることが出来ました!身長155cmの私が座って、シートピッチはこのような感じです。数々の航空会社・路線に乗ってきましたが、狭くは感じませんでした。

AY Yクラス
社員撮影

AY Yクラス
社員撮影

どんなドリンクメニューがあるのかは、スクリーンから確認できました。
日本語表記でラインナップが確認できるのは、すごく嬉しいサービス!

AY Yクラス
社員撮影

AY Yクラス
社員撮影

復路は軽めな食事が2回でした。フィンランド旅行中、連日お腹いっぱい食べていたので、ちょうどいい量でした!到着前の朝食時、コーヒーをいただいてスイッチ・オン!

成田空港到着

ヘルシンキを定刻通り17:45に出発、成田空港到着は予定よりも10分ほど早めの12:35頃でした。同時刻に到着するフライトが少ないこともあり、入国審査や税関通過もスムーズでした。この入国審査時もMY SOSの提示が求められますが、電波が悪かったのかローディングに少し時間を取られ、焦ってしまいました。問題なく提示できたので、紙のPCR陰性証明書を提示するタイミングはありませんでした。アプリ無しで入国にチャレンジした人たちとの所要時間は変わりませんでしたが、別の路線を利用の場合、他のフライトと到着が被ってしまうと大混雑が予想されるのでご注意ください。

8日間のフィンランド旅行は、衛生面も安心快適な、リラックスして心の底から楽しめる、最高の思い出になりました!

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