フィンランドの首都ヘルシンキで食堂を切り盛りする日本人女性を主人公にした映画「かもめ食堂」。映画を観ながら「いつか、モデルとなったかもめ食堂へ」と考えた人も多いのではないでしょうか。
かく言う筆者もその一人。ずっと思い続けたかもめ食堂に行こうと思っていた矢先、目に飛び込んできたのは、「かもめ食堂 閉店」とのニュース記事。なんと、映画のロケ地として使われた店舗は2015年に閉店したそう。それでもまだ諦めきれずに検索していると映画『かもめ食堂』のロケが行われた場所で、2016年4月新しいお店がオープンしたとのことでした。名前はRavintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)。ラヴィントラは、フィンランド語でレストラン。まさにかもめ食堂という名前でスタートさせたようです。
憧れのかもめ食堂へ
日本から飛び立ち、フィンランド・ヘルシンキへ。
空港から中央駅まではバスで30分〜45分。バスを降り、中央駅から10分ほど歩くとかわいらしいかもめのイラストを発見!ガラス張りのこのお店がかもめ食堂です。
早速中に入ってみると、「いらっしゃいませ〜」との声が!「フィンランドなのになぜ日本語が?」と不思議に思いながら中に入ると、日本人女性のアルバイトさんが働いていました。「日本人ですか?」と話しかけられ、少し会話すると日本語が書かれたメニューを持ってきてくれました。
看板メニューは、おいしいフィンランドボックス
メニューには、関西風お好み焼きや唐揚げ、豚の角煮丼などの日本食も並んでいます。
しかし一番のオススメは、「おいしいフィンランドボックス」。フィンランド料理が少しずつ取り分けられた松花堂弁当のようなセットです。トナカイの肉やサーモン、ポテトに香草を和えた一品などフィンランドの山や海、平野から獲られた自然の恵みを味わうことのできるメニューです。小さなシナモンロールもついてくるので、映画の世界に入り込んでしまったような気分になります。
こちらは、北欧名物ミートボール。ミートボールの上にはリンゴンベリージャムがのせてあります。「この組み合わせで合うの?」と不安を覚えながら最初のひと口をいただいたのですが、肉と酸味のあるジャムがうまく調和し、すいすいと食べてしまいました。添えられたパンにバターとジャムとつけていただくとこれもまた美味で、素敵な時間を過ごせました。
お隣のAtelier KAMOME(アトリアカモメ)でカフェタイム♪
かもめ食堂の隣にはカフェがあります。こちらでは映画にも出てきたシナモンロールはもちろん、チーズケーキや抹茶ケーキなども提供しています。またドリンクをみるとコーヒーなどと並んで「Matcha(抹茶)」という文字も。
気になったので、シナモンロールと抹茶を注文してみました。シナモンロールはお願いすれば、温めなおしてくれます。シナモンの香りがふわっと漂い、食欲を刺激してくれます。ほっとくつろげる味でした。
また、ここでしか買えないお土産品も販売されています。かもめ食堂のロゴが入った紙ナプキン、フィンランド北部ラップランドに伝わる手作りのマグカップ、ククサにロゴを入れた商品も。映画ファンとしてはチェックしたい商品ばかりでした。
「この景色をサチエさんもみていたのかな」「ガッチャマンを歌った青年が座った席はここかな」と映画のことを思い出しながら楽しむこともできます。ヘルシンキに行く際にはぜひ立ち寄ってみてください。
Ravintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)
住所Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki
営業時間月~木:11:00~15:00 & 17:00~21:00 金:11:00~15:00 & 17:00~22:00 土:17:00~22:00
Atelier KAMOME(アトリアカモメ)
住所Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki
営業時間10:00〜18:00
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