前編:きっと誰しもこの国の魔法にかかりたくなる。4泊6日で行くときめくフィンランドツアーできました!
更新:2020/03/04
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「夏なのに何だろうこれ、雪...?」
何故こんな季節に雪が、と所々から聞こえる控えめな声が鈍く大きな着陸音の後を追いかける。
東京から9時間。窓の外に広がっていた空色は、土色の滑走路と、遠くにチラチラと見える緑色に変わっていた。
その滑走路をふわふわと、太陽の光を受けた白い不思議な何かが無数に舞っているのだ。確かに、雪に見える。だけれど今の季節は夏真っ盛り。
魔法みたいなだなあと思いながらその不思議な白い「雪もどき」に夢中になってシャッターをきっていると隣に座っていたフィンランド人が「これはね、カモメの羽毛ですよ」
と愉快そうに教えてくれた。
モイモイ、キートス!こんにちは、旅をしながらフォトグラファー・物書きをしている古性のちと申します。
先日、女性なら誰もが1度は足を踏み入れたくなる国(だと思っています)北欧のフィンランドに行ってきました。
というのも、2019年は日本とフィンランドの外交関係樹立100周年。ヘルシンキと新千歳空港を結ぶ直行便が登場したりと、何かと今注目が集まるフィンランドの素晴らしさを、1人でも多くの人に現地で体感して欲しい!という思いから旅工房さん、そしておふろcafeでお馴染みの株式会社温泉道場さんとタイアップし「最高にときめくフィンランドツアー」を作ることになったんです。
そのブラッシュアップ隊として現地で情報収集をしてきました。今回この記事は、実際に旅工房で予約できるツアーを時系列になぞっています。
最初に謝っておきますと、とにかく「これだけは伝えたい...」が多すぎて、正直長い記事になっちゃいました、ごめんなさい。
でもきっと、読み終わった後は「今すぐフィンランドに行きたい」「むしろ行った気になった」気持ちを持って帰ってもらえると思います。
ぜひ、最後まで一緒に旅をしていただけたら幸せです。ちなみに、サクッとツアーのダイジェストを覗いてみたい!な方はこちらのページからどうぞ。
1日目: 成田から魔法の国フィンランドへ
朝一の成田空港。朝9時頃のフライトだったので、ゆっくり空港内で朝ごはんを食べてチェックイン。
ちなみにキャリーバッグの中の大半が服やアクセサリーたち。
フィンランドの街並み、本当にどこを歩いても最高にときめくので、普段はちょっとチャレンジできないような映える明るめの色を詰め込んで持っていくのもオススメです。
飛び心地最高のフィンエアーで出発!
フィンランドへは、フィンエアーで約9時間。長く感じるかなあ...と最初は不安だったのですが、あまりの乗り心地の良さに気づけば夢の中へ誘われていました。足元も広々なので、体が大きめの方も快適な空の旅ができると思います。
そしてフィンエアーの魅力と言えば、何と言っても美味しい機内食とマリメッコのグッズ!
機内食は毎度アッツアツのホックホクで提供してくれます。幸せ。ここには敢えて載せていませんが、搭乗者にはマリメッコのポーチに入ったトラベルグッズももらえます。お楽しみにしていてください。
到着後は最高にときめく「Hotel Helka」にこんにちは!
9時間のフライト後も、時差の関係でフィンランドはまだ13時頃。「朝に出てお昼に到着する」ってすごく近い国のような気持ちになります。空港からは電車に乗って中央駅まで。
映画に出てきそうな街並みをキャリーバッグをガラガラ引きながら歩いていきます。もうホテルに着く頃にはテンションは爆発しそうに。脳内では大好きなアイドルソング『恋するヘルシンキ』がずっとリピートしていました。
そして歩くこと10分ほど、宿泊先の「hotel helka」に到着すると...
アルヴァ・アアルトの家具に、フロントに繋がる黒電話。うるさすぎないピンクをベースにまとめられた部屋に、天井にはそのまま吸い込まれてしまいそうな森の絵...。
天井にこんな絵があって、寝ている間に森に吸い込まれてしまいそうなメルヘンワールド全開なところとか何もかもがどツボすぎて、もうこれは、言葉にならない。
拙い写真でこのhotelのあふれ出るときめき具合が伝わるかどうか本当不安なのだけど今回の仮住まい「hotel helka」。アアルトの家具…しかも全部屋デザインが違うんだって…?ツアーでこんな部屋案内されたら私なら嬉しくて発狂するぞ確実に…!#ときめくフィンランドツアーができるまで pic.twitter.com/xP4drBzxI1
— 古性 のち( noci kosho ) (@nocci_84) 2019年5月21日
ちなみにこの後、翌日の朝ごはんでも悶絶することになりました。
フィンランド随一のサウナ専門店「サウナマーケット」へグッズを求めて
お部屋での長時間の撮影タイムを終えて、街中へ。お目当てはフィンランド唯一のサウナ専門店「サウナマーケット」。ここにはサウナ好き悶絶必須のサウナグッズが盛りだくさん。
今回私の目当てはこの「サウナハット」。「フィンランド式サウナを楽しむには、これがなければ!」とサウナーの友人に勧められたので、絶対に買おうと思っていた一品です。
こんな風に被って、髪の毛をサウナの熱から守ります。色んなデザインがあるので、サウナの中でのコミュニケーションツールにもなるらしい。明日から初フィンランド式サウナに挑むため、ちょっとドキドキしながら購入しました。
夕食を食べたらhotel helkaに戻って施設内のサウナへ。宿泊者は無料で22時まで利用することができます。さすがサウナ大国。しかしいまいち作法が分からず「何となく」堪能しました。その後は知らない間に夢の世界へ。
2日目: 1日たっぷり恋したヘルシンキ
翌日はhelkaの朝食からスタート。これがまた、もうどれを食べても美味しい...しかも食器がARABIA...。
朝の光の入り具合も最高です...。1時間ほどかけて朝食を堪能し、大満足でお出かけの準備。
光の気持ち良い時間を狙って人気サウナ「LÖYLY」へ
若者に大人気のフィンランド式サウナ、LÖYLY(ロウリュウ)へは、helkaからトラムを乗り継いで30分ほど。
LÖYLY(ロウリュウ)は、サウナとレストランの複合施設。サウナに入る前や後に、海に面した開放的なテラスでのんびりすることができます。
私もサウナに入る前にまずは一杯。海風が最高に気持ち良い。
ちょっとほろ酔い気分とドキドキしながら隣のサウナへ。中は写真がNGだったので入口からのものしかありませんが、ここは中の休憩スペース。外に更に水着で休憩できるスペースがあります。
基本水着着用ですが、持ち込みでもレンタルでもOK。私は貸してもらいました。
早速昨日購入したサウナハットを持って乗り込みます。
中は観光客ばかりなので、サウナ初心者にはありがたい。入り方も、スタッフに尋ねると丁寧に教えてくれました。
フィンランド式サウナは基本熱々の石に水をかけ「水蒸気で部屋を温める」タイプ。日本のサウナと違ってしっとり湿度が高く、じんわり体に沁みていきます。
サウナから出た後は水風呂の代わりに海に直接ダイブ!初めてだと緊張しますが、一度入ってしまうと、爽快感と背徳感で病みつきになります。
ポカポカ気分で向かうは...あのカフェ!
サウナを堪能した後時間があったので、ふらりヘルシンキの町に戻り、気になっていたあのカフェへ。映画「かもめ食堂」でおなじみの、その名も「かもめ食堂」です!
2016年にオープンしたこのカフェでは、映画同様におにぎりや定食などの日本食から、あの憧れのシナモンロールまでいただけちゃいます。大興奮。
ということで念願のシナモンロールを...。オリジナルのぷっくりかもめのキャラクターも可愛いよう、可愛いよう!映画ファンの方はぜひ訪れてみてください!
あまりにも念願の「かもめ食堂でシナモンロールを」?#ときめくフィンランドツアーができるまで pic.twitter.com/wjNO9wgGiQ
— 古性 のち( noci kosho ) (@nocci_84) 2019年5月23日
眠らない町をふらり
カフェから出ると外はもう19時...。でも、夏のフィンランドは、眠らない!22時頃まで外が明るいので、街もめちゃくちゃ元気なんです。本当に、魔法がかかってるみたい。
陽気に飲んでる人もいっぱい。
公園でお喋りを楽しんでいる人も。まるでお昼過ぎのような光景!
遅い時間もトラムがいっぱい走っているので帰り道も安心。
気になったお店をのぞいたり、カモメを探してみたり。心ゆくまでヘルシンキの街に恋して、クタクタになってhotel helkaに帰りました。
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