フィンランドでオーロラ鑑賞!1人旅でも楽しめる服装&撮影方法ガイド
更新:2020/02/07
11,965views
一度は見てみたいもの、オーロラ。日本では見られず、オーロラが出る地域に行くにもかなりの時間がかかります。そんな一大イベントに向かう皆さんへ、観測に行く時のおすすめ情報を伝授します!
オーロラベルトの真下!フィンランドのロヴァニエミ村
フィンランドにあるロヴァニエミという村をご存知ですか?首都ヘルシンキから見るとだいぶ北に位置する小さな村です。実はこの村、オーロラが出るとされるオーロラベルトの真下にある村なんです!
ロヴァニエミの村はこじんまりとしていて、1日で歩いて回れるほど。街の真ん中に川が流れ、落ち着いた教会もあるほっこりした素敵な場所です。
ヘルシンキからは飛行機、夜行列車で行くことができますが、私のおすすめは夜行列車で行くこと!ヘルシンキ中央駅から発車するサンタクロースエクスプレスに乗れば、翌朝にはロヴァニエミに到着します。
列車には食堂車やシャワーがありとっても快適。個室のほかに相部屋もありますが、必ず同性同士の部屋にしてくれるのでひとり旅でも安心!
朝早く起きて、夜からだんだんと明けて行く車窓を眺め目的地を目指す・・・。素敵な列車の旅になること間違いなしです!
オーロラ鑑賞時の服装は?どれくらい寒いの?
いざオーロラ鑑賞に行くとなると、寒~い地域でどんな服装をすれば良いのかが1番の悩みだと思います。
私が12月のロヴァニエミを訪問した時、気温は夜8時頃でマイナス14度でした。この気温で外にいると勝手に手足が震えだすくらい寒いです!
オーロラ鑑賞時刻にはもっと気温が下がっていたと思いますが、そんな状況も乗り切れたおすすめ装備はこちら!
上半身
発熱素材のインナー セーター フリース ダウン ゴアテックスのマウンテンパーカー 手袋2枚重ね ネックウォーマー ニット帽 背中にカイロ |
下半身
発熱素材のインナー 裏地がフリースのズボン ゴアテックス素材のパンツ 発熱素材の靴下2枚履き ゴアテックス素材のトレッキングシューズ |
全部着込むと雪だるまみたいになってしまいましたが、空気の層を作るように何枚も重ねることがポイントです。靴は雪道も難なく歩けたのでトレッキングシューズをおすすめします。
いつ出るかわからないオーロラを待つのは耐久戦ですが、これだけ着込めば、マイナス20度近い野外でオーロラを待つことができました(それでも2時間ほどです)。
オーロラ鑑賞時、装備の他にあると便利な持ち物は?
服装以外に持って行ってよかった!と思ったものを紹介します。
・懐中電灯
・ジップロック
・チョコレートなどのおやつや軽食
ご覧の通り、フィンランドの12月は、14:47でこの暗さ。夜中の暗さを想像していただけると思います。オーロラ鑑賞は夜中です。街を離れて光のない地域に行くので、本当に真っ暗です。小さな懐中電灯があると安心です。カメラの設定をチェックする時にも活躍しますよ。
ジップロックは、一眼レフなどのカメラを使用する際に結露対策に使えるので、ぜひ持っていくのをおすすめします!おやつはお腹が減ると体温が下がるので・・・必須です(笑)!
オーロラを手持ちのカメラでも上手に撮る!設定をお忘れなく
寒い中たくさん待って、ついにオーロラが出た!となれば、やっぱりカメラに収めたいですよね。オーロラを撮る時にまず必要なのは三脚です。大きくて少し面倒ですが、これがないと撮影できないので必ず持っていきましょう。
カメラは、レンズ交換可能で高感度撮影ができる一眼レフやミラーレスカメラが適しています。レンズは広角なものだと夜空を広く写し出すことができるのでオススメです!
カメラとレンズはマニュアルモードにし、F値(絞り)は最小値に。ISO感度は1600程度にします。数値を上げすぎると夜空がざらついた感じになってしまうので注意が必要です。
シャッタースピードはオーロラに合わせて決めるのが望ましいです。オーロラは激しく動いたりゆっくり動いたりと、止まっていることはほとんどありません。動きが激しければ1~2秒程度、そうでない場合や肉眼ではうっすらしか見えない場合は、それより長くするといいでしょう。
設定は出かける前にホテルなどで行い、出発前に空を試し撮りしておくと焦らず撮影できますよ。
注意点!夜の行動や足元には気をつけて
ここまでワクワクのオーロラ観測をお伝えしましたが、いくつか注意が必要です。オーロラ観測に出かけるには基本夜間の行動となります。ツアーに参加するには夜の街を集合場所まで歩かなければなりません。
また、帰りは夜中の0時を過ぎることがあります。そんな時間帯に一人歩きをしては目立ってしまいますし、何よりも危険です。
どんなに平和な街でも海外の知らない場所にかわりはありませんから、注意が必要です。予め参加したいツアーの集合場所などを調べ、近くのホテルに泊まるなどの対策をお忘れなく。同じホテルで同じツアーに参加する仲間を見つけ、一緒に参加するのも得策ですね。
【おまけ】ロヴァニエミの街中でオーロラが見られる!?現地ガイドからのこぼれ情報
これは私がオーロラツアーに参加した時にガイドさんから聞いた話ですが、ロヴァニエミの村の中からオーロラを観測できる場所があるそうです!それは・・・博物館の裏!
ロヴァニエミには、Arktikum Museum(アルクティクム博物館)という大きな博物館があります。街の中心から歩いて行ける距離でとても有名な博物館です。この裏手に川があり、その河原からオーロラが見られるそうです!詳しくは現地ガイドさんに尋ねてみてくださいね。また、ここも真っ暗な場所なので行かれる際には十分な注意と準備をお忘れなく!
ゆったりと時間が過ぎる北欧で、オーロラ鑑賞1人旅は格別の楽しさがあります。見られるかどうかは運次第ですが、この記事を読んだあなたならきっと寒さ対策もカメラ設定も大丈夫(なはず)!みなさんもオーロラ見られますように・・・!
- MARI
- 世界中の絶景、文化、民族、ご飯、クリスマス・・・。「知らなかったこと・見たかったもの」を求めて、世界中をうろちょろ旅する20代バックパッカーです!http://ameblo.jp/mrtnk5
AREA
地域
-
世界共通
-
国内
-
アジア
-
インド洋
-
ハワイ
-
ミクロネシア
-
ヨーロッパ
-
中南米
-
中近東
-
北アメリカ
-
南太平洋・オセアニア
-
カリブ海
-
クルーズ