大英博物館はとにかくスゴい!見どころを教えます!
更新:2022/09/22
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世界最高峰の所蔵は見ておくべき!大英博物館の見どころを紹介します。
入場料はなし!
ナショナルギャラリーとともに、観客を無料で受け入れている大英博物館。
世界各国から観光客が訪れるため、寄付制度やグッズの売り上げから施設運営費をまかなっています。
館内の募金箱には各国の言語で案内が書かれています。なんと、世界各国どこの通貨で入れてもいいんですよ!
少しでも協力したい場合はぜひ寄付をするといいと思いますが、あくまでも入場は無料です。無理に寄付する必要はありませんよ。
何がすごいのか?
大英博物館は、世界の有名なミュージアムのなかでもトップといえます。なにがすごいのか、わかりやすいポイントを挙げてみます。
所蔵点数
博物館や美術館は、通常、なにの所蔵が多いか、どの年代が多いか、どんなポリシーで収集しているかなど、それぞれに特徴がありますが、初心者にもわかりやすいのが所蔵点数。
大英博物館
800万点
※The British Museum『Explore the collection』ページより
メトロポリタン美術館(NY)
明確に公表されている主要部門だけで150万点以上
※The Metropolitan Museum of Art『Curatorial Departments』ページ参照
エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)
300万点以上
※The State Hermitage Museum『ABOUT US』ページより
ご覧のとおり大英博物館はケタ違い!繰り返しになりますが、博物館や美術館はそれぞれに強みがあるので数だけでは価値をはかれません。でも「なんとなくすごそう」というのはわかりますよね?
なんでもある
アフリカの芸術にはじまり、エジプトの彫刻、ギリシャ建築、メキシコの 金細工に中国陶器まで全世界をほぼ網羅。教科書なんかで見たことあるものが目の前に現れるので「アレだー!」となります。
さらに、人類の歴史上で暮らしに関連していた文化的アイテムが多いので「見てもなんだかわからない」と感じる体験が少ないです。これはなんのために造ったんだろう?と、どんどん疑問が湧きます。
800万点のうち、展示されているのはほんの一部。それでも何万点もあるので、何を見るべきかわからない人は多いはず。
そこで、それなりに有名で抵抗感がなく、見ごたえのあるおすすめを展示室番号とともに紹介します。
Room40 ルイス・チェスマン
スコットランドのルイス島で発見されたチェスの駒です。セイウチの象牙でつくられています。
セイウチの象牙の彫刻は北海地方で行われていたことなどから、ノルウェーからアイルランドに旅する商人を表しているものと考えられているそうです。
この展示室の時代は中世ヨーロッパ。領土戦争や政治的混乱のさなかで商人階級が台頭し、社会が変化していった背景を反映しているそうですよ。
※参考:公式サイト
『Medieval Europe』ページ、『The Lewis Chessmen』ページ
Room4 ロゼッタストーン
古代エジプトの象形文字を解読する鍵になった重要な遺産です。
ここまでは誰もが知っていることですが、実は発見したのはあのナポレオンだったって知っていますか?厳密には、ナポレオンがエジプトに侵攻した時に率いていた軍の兵士が見つけたのだそう。
その後、いったんはフランスまで運ばれたロゼッタストーンはナポレオンの敗北によってイギリスの財産となり、イギリスにやってきました。実際に書かれている内容は法令なんだそうです。
※参考:公式ブログ
『Everything you ever wanted to know about the Rosetta Stone』
Room27 クリスタルスカル
メキシコで見つかったとされる水晶でできた頭蓋骨です。
硬くて大きな石を精密に加工する技術の高さや様式の特徴などからさまざまな推測がありますが、今も起源は明らかになっていません。
スペイン系アメリカ人の教会や大聖堂で使われる芸術品のひとつではないか、という説があるそうですが、結局「なんのための何なのか」はまったくわかっていないそうです。
※参照:公式サイト
『The Crystal Skull』ページ
Room61〜66 エジプトゾーン&ミイラ
なんといっても最大の目玉はエジプトエリア。古代の遺物からミシンなど近現代に使われていた生活用品まで幅広い展示をしています。
やっぱり見てほしいのは、古代の石膏模型や神話に基づく壁画。
それからミイラです!大英博物館には、なんと6,000人以上の遺体が管理されているそうです(公式サイト『Human remains』ページより)。
うう〜!このあまりにもきれいな状態で残っている布の感じがなんとも気味悪いです。でも、ミイラの研究は、気味が悪いだけでなくいろんなことがわかります。
お墓に建てた礼拝堂の壁画や埋葬品では地位や家柄がわかり、最近では、CTスキャンで死亡時の年齢や健康状態、性別までわかるそうです(公式サイト『Egyptian mummies: exploring ancient lives』ページより)。
お墓を装飾する技術が高いことや死後世界の概念があったことを想像すると、古代エジプト人はかなり賢かったんでしょうね。ミイラ研究は、人間の生活文化を紐解くのにすごく重要なんですね。
また、こちらの棺の上にいるのはアヌビス。アヌビスとは、エジプトの神話に出てくる神様。神話を信じる概念があったこともまた、古代エジプト人の知能の高さがうかがえます。
大英博物館のグッズ売り場は、このアヌビスのぬいぐるみやクレオパトラの格好をしたアヒルちゃん人形など、遊び心たっぷりのアイテムがたくさんありました。ぜひ立ち寄ってくださいね。
展示品が多く、世界中の歴史を垣間見ることができる大英博物館。興味がなくても、見てよかったと思えるお気に入り展示にきっと出会えるはず!
British Museum
住所Great Russell Street London WC1B 3DG
電話番号+44(0)20-7323-8000
営業時間10:00〜17:30金曜は10:00〜20:30
URLhttps://www.britishmuseum.org/
※1月1日と12月24〜26日は休館
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