北欧の1人旅ならデンマークオーフスへ!おすすめ観光スポット紹介します!

更新:2020/02/23

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コペンハーゲンほど観光客が多くなく、新旧の建物が混在するとても北欧らしい街オーフス。1人旅におすすめな観光スポットをおすすめします!

オーフスってどんな街?

オーフスはデンマーク第2の都市といわれていて、コペンハーゲンに次ぐ大きな都市。コペンハーゲンからは高速鉄道で3時間半くらいの場所にあります。

オーフス中央駅

ヨーロッパの田舎というとものすごく交通の便が悪くて何もない!というイメージを持たれますが、オーフスは食、遊びスポット、自然がちょうどよく揃っていて、1人でのんびり観光しやすいんです!

ARoS Aahus Museumアロス・オーフス美術館

オーフス 、と検索すると必ずといっていいほど出てくるアロス・オーフス美術館。デンマークはデザイン大国として有名ですが、なんといってもこの建物のデザインがとても有名なんです。

外観写真で気になった人も多いと思いますが、てっぺんにのっかってるあのレインボーの丸いの、実は通路になっていて中に入れます。

教会のステンドグラスなどを通して室内に入ってきた日差しの色が変わるのを見たことはありますが、「自分のいる空間そのもの」が赤い、黄色いという感覚は初めて!とても不思議な感じです。

一般的に、展示を鑑賞することが多い美術館、デンマークではこんな体験型の美術館も多く見ます。自分のいる空間も展示の一部にする。よくある手法のようでセンスを必要とする難しい技術なんじゃないでしょうか!

私が訪れた時はこんな巨大な展示物も。「駆逐してやる〜!」と聞こえてきそうですが、アレとはなんの関係もありません。

Ron Mueckの『Boy』という作品

それぞれの階に何があるか、案内は写真付き。デンマーク語は、英語のアルファベット表記にはない表記も多く発音も独特です。観光客にはこういうアイデアうれしいです。

デンマークは全体的に高い建物があまりなく、街を見下ろせる高台は少ないです。旅のスタートに、これから回る街の様子を眺めてみてはいかがでしょうか。

階段など、細部までお洒落でデンマークらしい

The Concert Hall Aarhusコンサートホール・オーフス

美術館のすぐ隣にはコンサートホールがあります。中は自由に入れるようになっています。運がいいとコンサートの練習をしている合奏団に出くわすこともあります。

が、ここでチェックしてほしいのはコレ!デンマークのデザイナーポール・ヘニングセンの『PH5』というシリーズの照明です。通常購入しようとすると数十万円くらいするとても有名な形なんですよ。

そんな貴重な照明が1、2、3、4・・・こんなにたくさん当たり前のように使われているなんてすごいことなんですよ!それほど価値のあるデザインでも、自然に日常に溶け込んでいることがわかるスポットです。

Aboulevardenオーブールバーデン通り

「オーフス」と検索すると必ずといっていいほど写真が出てきます。川沿いに遊歩道やカフェがあり、のんびり散歩したりコーヒーを飲んだりできます。

この日は快晴ではありませんでしたが、地べたに座っておしゃべりしているローカルがたくさん。本当に生まれた時からヒュッゲの精神が根づいているんだなあと感じます。ローカルの生活が垣間見える場所です。

Aahus Cathedralオーフス大聖堂

ヨーロッパといえば、教会は必ず観光コースに組み込まれている定番スポット。でもオーフス大聖堂は、いわゆるパリやイタリアのそれとは少し違った雰囲気があります。

この大聖堂、形がとても珍しく十字型をしています。そのため、響きを考慮してパイプオルガンが2つあったりスピーカーが設置してあったりと、中世の建物の中に近代的なアイデアが混じっていてとてもデンマークらしいんです。

220㎡のフレスコ画や奉納船などほかの教会では見られない珍しいものも残されています。無料で入れるし、中世の名残があるオーフスを象徴するスポットでもあります。ぜひ立ち寄ってみてください。

⇒オーフス大聖堂の詳細リポートはこちら!

Flea market at Bispetorv蚤の市

デンマークといえば蚤の市。コペンハーゲンには有名な蚤の市がいくつもありますが、オーフスだって負けてません!

先ほど紹介したオーフス大聖堂の真ん前で開催されている蚤の市なので、迷うこともありません。

蚤の市は場所によって特徴がありますが、オーフスの蚤の市の実力はどうかな〜と回り始めたところ、巡回して2分でさっそくお宝発見♪クィストゴー(Quistgaard)のティーカップとソーサーです。クィストゴーは、この木の葉を型押ししたようなデザインが特徴的です。

通販サイトをざっと調べてみたところ、日本では10,000円くらいで売られているものが多かったです。アンティークの度合いにもよりますが、現地の蚤の市なら半額〜半額以下で買える可能性があります。このクィストゴーも、写真を撮り終わったと同時くらいに隣で見てた人が買っていきました!食器好きはお見逃しなく♪

1人ごはんはフードマーケットで!

デンマークは物価が高いことで知られていますが、安くておいしいお食事どころはちゃんとあります。1人旅や少人数の旅なら、フードコートやお惣菜マーケットで調達するのがおすすめです。

Aahus Street Food

ローカル観光客が入り混じり盛り上がっているのがオーフスストリートフード。インド料理やタイ料理などいろんな料理が選べて、座るところもたくさんあります。

ワンボウル、ワンプレートでサーブされるファストフードスタイルでリーズナブルです。「なんでも選べてリーズナブル」これは物価の高いデンマークで食事どころを探す時に重要なポイントです!

Aahus Central Food Market

オーフスストリートフードよりもローカルが多く、慣れた人が通う感じのマーケットです。いつ行っても混雑していないので、人が多いのが苦手な人やよりローカル感を楽しみたい人にはこっちがおすすめ。

規模は小さめですが、お店は20ほどで種類はそれなりにあります。ラーメンのお店もあるので日本食が恋しくなったらどうぞ。

Salling

サリングはデパートです。日本と同じように地下が食品売り場になっていて、お菓子や調味料、でき合いのお弁当や量り売りの惣菜などが買えます。お土産にいい商品もたくさんあります。お酒も揃っているので、夜食の買い出しにもおすすめですよ。

⇒フード情報詳細リポートはこちら!

Salling ROOFTOP屋上展望テラス

先ほど紹介したサリングデパート、実は屋上にテラスがあります。オーフスは高い建物が少ないので、ただのデパートの屋上なのですが展望スポットとして多くの観光客が訪れます。

地下で買ったものはここで食べてOK。ベンチがあるのにみんなわざわざ地べたに座って(笑)お酒を飲みながらおしゃべりしているのは、音楽を聞きながらヒュッゲを楽しんでいるからなんですよ。

右側の茶色い屋根のブースにDJがいて音楽を流している

屋上テラスの奥のほうには展望台があります。

通路は5階建ての屋根の上くらいの高さですが、周りに同じような高さの建物がまったくないせいかとても高く感じます。

通路の先に進むと、

お約束のように下が見えるガラス。勇気のある人は覗いてみてください。

ちょっと遠くに目をやると、冒頭で紹介したアロス・オーフス美術館が見えました。

屋内カフェもありますので、季節や滞在時間によっては室内でゆっくり過ごすのもおすすめですよ。

Møllestienモレスティエン通り

中世の雰囲気をがっつり味わいたい人はぜひ訪れてほしい!モレスティエンは、中世の雰囲気が残る石畳の通りです。通りの両脇に並ぶ、同じ形をした1階建ての家も特徴的です。

実はこれ、日本でいう長屋みたいな建物で、その建物と当時の道がそのまま残された歴史的価値のある地区なんです。

自転車でも通れるのですが、石畳のゴツゴツした感じや歩きにくさを味わってほしいので、ぜひゆっくり歩いてみてください。

Den Gamle Byデン・ガムレ・ビュ

昔のデンマークの街を再現したオールドタウンミュージアムです。日光江戸村のような感じで、文化体験ゾーンや一部本物のお土産屋さんなどがあります。オープンエアなので、タイムスリップ感がすごい!

敷地内は、1864年、1927年、1974年のゾーンに分かれています。

当時の雰囲気を再現したパン屋さんは、まるで映画のセットのようです。ディスプレイはかわいいし、売ってるパンもおいしそう!

場内は、実際に利用できる&購入できるカフェショップと、当時を再現しただけの展示とが混在しています。ご注意くださいね。

焼き物屋さんを再現したお店では、実際に使える食器を売っています。

日本でも使いやすそうな柄や大きさで思わずほしくなりますが、割れ物、重たいものをお土産にする際は慎重に吟味を!

こちらのお店はちょっとアンティークっぽい品揃えです。

ニシンを漬けているいるところを見学したり馬車に乗ったり、昔の文化体験も楽しめますよ。

また、1927年ゾーンでは当時のSASエージェントを再現した建物を発見!飛行機の模型や地図、ミニトランクが飾られています。

当時の格好の人が実際に動いている姿を見ると、自分も当時の世界に入り込んでいるような気分を味わえます。散策の間は、ぜひ敷地内をウロウロするキャストを探してみてくださいね。

入場料:夏季(4月1日~12月31日)135DKK/冬季(1月1日~3月31日)110DKK

お土産は街のお洒落なショップで!

デンマークのお土産、と聞いてパッと思い浮かぶ人は少ないと思いますが、意外にも、オーフスの街にはお洒落なドラッグストアやお菓子屋さんが溢れています。

デンマークのマツキヨのような存在Normal

フライングタイガーなど、デンマーク発祥のブランドショップもあります。

ひとつの通りに値段もアイテムもさまざまなお店が集合してるので、あちこち回る必要がありません。街の構造はすごく観光向きです!

⇒お土産スポットの詳細リポートはこちら!

カフェDomenドーム

デンマークといえばデザイン。家具に限らず建物もとんでもないものがたくさんあります。街歩きの休憩は、こんなデザインカフェで過ごしてはいかがでしょう。

ドメンはオーフスの共同コミュニティ。「持続可能な都市開発」というビジョンで運営されています。将来的な環境問題や都市開発の研究のため、カフェとして運営しつついろいろな実験を行っているそう!

入り口を入ってすぐ目に入るのは、土の上に置かれた椅子と木のベンチ。通路もスノコ状の木が敷かれています。

まだ中は見えません。目隠しがされていますが、透明なので陽が差し込んでとても明るいです。わくわくしながら奥へ奥へと進むと・・・

突然、森の中にテラス席が現れました!あの近代的な外観の中に、こんな森のような空間があるなんて想像していませんでした。さらに奥の階段を上がると、

もう住みたい感じの空間です(笑)。この透明な素材、ガラスではなく環境に配慮した特殊なスクリーンだそう。資材や建築方法はお試し採用中で、この建物に関わるすべてが実験中なのだそうです!

※運営コンセプトなどは公式サイト「Domenについて」ページより引用

窓の向こうに見えるのはオーフスの街です。中心地からはちょっとはずれたところにありますが、徒歩で来ても20分ぐらい。散歩にはちょうどいい距離ですよ。

The Infinite Bridgeインフィニット・ブリッジ

観光名所めぐりの最後は、オーフスの海を眺めながら静かに締めくくりましょう。インフィニット・ブリッジもまた「オーフス」と検索すると必ず出てくる有名な観光スポット。

入り江にぐるっと大きな桟橋を渡してあって、ワンちゃんを連れて散歩したり、座っておしゃべりしたりできます。天気がよければお昼を買ってきてここで食べるのも楽しそう。

なにがあるというわけではないのですが、自然とデザインとを融合させるのが得意なデンマークらしさがよく現れているスポットなので、ぜひ見てほしいです。

私が訪れた時もみんな座って(それもかなりの時間)おしゃべりしたり海を眺めたりしていました。

波の音を聞いたりただ友達とおしゃべりしたり。ヒュッゲを楽しむ場所としてはこれ以上ない場所かもしれません。

オーフスは、普段時間に追われて過ごしている人にぜひ訪れてほしい場所。コペンハーゲンよりも外国人観光客は少なく、落ち着いて街歩きできます。生活をリセットしたい時はぜひオーフスへ!

AroS Aahus Kunstmuseum

住所AROS, AROS ALLÉ 2, DK-8000 AARHUS C

電話番号+45-8730-6600

営業時間火~金10:00~21:00土日10:00~17:00月曜定休

URLhttps://en.aros.dk

The Concert Hall Aarhus(Musikhuset Aarhus)

住所Thomas Jensens Allé, 8000 Aarhus C

電話番号+45-89-40-90-00

営業時間月~土12:00~17:00※イベントのある日は開演1時間前に開館

URLhttps://musikhusetaarhus.dk/en/about/

Åboulevarden

住所Åboulevarden, 8000 Aarhus C

Flea market at Bispetorv

住所Bispetorvet, Teatergade 1, 8000 Aarhus C

電話番号+45-2672-0900

営業時間10:30~15:30※夏季のみ開催で2019年は終了しています

URLhttps://bagagerumsmarkeder.dk/marked/aarhus-bispetorvet-godsbanen/

<2019年の開催日>
4月13日(土)、5月11日(土)、7月6日(土)、8月10日(土)、10月5日(土)
※年度によって開催日は変わります。次年度の参考程度にごらんください。

Salling ROOFTOP

住所Søndergade 27, 8000 Aarhus C

電話番号87-78-60-00

営業時間月~金10:00~20:00土10:00~19:00日10:00~18:00

URLhttps://salling.dk/madoplevelser/salling-rooftop/

Møllestien

住所Møllestien, 8000 Aarhus C

Den Gamle By

住所Viborgvej 2, 8000 Aarhus C

電話番号+45-86-12-31-88

営業時間2019年12月31日まで10:00~17:00※2020年は下記参照

URLhttps://www.dengamleby.dk/en/den-gamle-by/

<2020年>
1月1日~2月7日10:00~16:00
2月8日~3月27日10:00~16:00(土日は1時間延長)
3月28日~6月26日10:00~17:00
6月27日~9月6日10:00~18:00
9月7日~12月31日10:00~17:00(クリスマスシーズンは延長あり)

Domen

住所Inge Lehmanns Gade, Pier 2, 8000 Aarhus

電話番号なし

営業時間10:00~20:00

URLhttps://www.facebook.com/domenaarhus/

The Infinite Bridge

住所Varna Strand, Bellahage Strand, 8000 Aarhus C

旅Pocket 編集部
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