検証!タイのピンクのガネーシャは本当に願い事が叶うのか?

更新:2021/04/09

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皆さんこんにちは。旅好きフォトライターの鈴木サラサです。

今回、「タイのバンコクにいる “ピンクのガネーシャ” が高速で願い事を叶えてくれるらしい」との情報を聞き、本当に叶うのか? 本当に高速なのか? を検証しに行ってきました!(ガネーシャとは象の神様で、商売繁盛と学問の神様として人気)

ちなみに願い事は、「たくさん仕事の依頼がきますように!」という単純かつすぐに結果がわかりそうなものに。軽い気持ちで行ったのですが、ラストには驚きの結果が……!

ワット・サマーン・ラッタナーラームへの行き方

ピンクのガネーシャがいるのは「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」というお寺で、ヒンズー教や仏教の神様が入り乱れるテーマパーク風の少し変わったスポット。バンコクから車で約2時間のところにある、チャチュンサオ県にあります。

バンコクのBTSエカマイ駅のすぐ近くにある、東バスターミナルからミニバスでチャチュンサオ行き(99THB/約343円)に乗り1時間半。そこからさらに、ソンテウというタイの乗り合いタクシーのような車(30THB/約104円)に乗り換えます。

行き先の表示はタイ語ですが、ガネーシャの看板があるのでわかりすいと思います。ちなみにソンテウは窓がなく、走行中に排気ガスや砂埃などに見舞われますので、マスクがあると便利です。

大都市のバンコクから少し郊外に出ると、こんなにものどかな景色が広がっているんですね。旅気分も味わえて期待も高まります。

ガネーシャのいる寺院に到着!

ソンテウに乗って約30分。ワット・サマーン・ラッタナーラームに到着しました!
ガネーシャ像のある境内までは徒歩5分ほど。道のかたわらには市場や屋台、カフェなどがあり、食べ歩きや買い物もできるのが嬉しい。

このお寺は、外国人観光客からの知名度こそまだまだ低いですが、タイ人からの人気はとても高く、週末になると混み合う一大アミューズメントパーク(のような場所)。お寺って日本だともっと厳かで神聖なイメージですが、カラフルな屋台やモニュメントが並ぶここは、テーマパークやお祭りのような賑やかな雰囲気です。

間違え注意! ちょっと難しい参拝方法

さて、いよいよ境内へ!

境内へ続く道の途中から、きっとあれだろうというガネーシャの後ろ姿は見えていたのですが、近づくにつれ、徐々にその大きさが明らかになっていきます。奇抜なショッキングピンクの後ろ姿からは得体の知れないパワーを感じます……。周りのお祭り騒ぎのような雰囲気とは裏腹に、なんだか緊張してきました……!

そしてついに、ピンクガネーシャの全貌が明らかに!!(おおーーー!!!!)

想像以上に大きく、貫禄のあるガネーシャ像が横たわっていました。その全長は横16メートル x 高さ22メートル。迫力満点の大きさですが、ピンク色というのがなんともかわいらしく、この像を見られただけでも満足してしまいそうです。流行りのインスタ映えもバッチリですね!

それでは早速願いを叶えてもらうためにお参りしましょう♪

日本で事前に調べてきた参拝方法は、「ガネーシャの周りにいる “自分の曜日の色” のねずみの耳元で願い事を囁く」というもの(※オチあり!最後まで読んでくださいね)。ねずみが願い事をガネーシャに伝えてくれるんだそう。自分の曜日の色というのは、誕生日の曜日に合わせて「日曜=赤色、月曜=黄色、火曜=ピンク、水曜=緑色、木曜=オレンジ、金曜=青色、土曜=紫色」となっています。

私は木曜日生まれだったので、オレンジ色のねずみさんにお賽銭をして早速お願い♪

願い事を囁く耳と反対の耳を塞ぐのがポイントです。ただ、ねずみさんの背が予想以上に高く、かなりやりづらい…ヒールでも履いてくれば良かったのでしょうか……。

願い事は冒頭で紹介した通り、「新規のお仕事がもっとたくさん入りますように♪」。フリーランスのフォトライターとなって沖縄に移住したばかりだったので、心からの願いを込めました(笑)

もちろん、商売や学問以外のお願いも聞いてくれるそうですよ。

「これで商売繁盛間違いなし〜♪」と腹ごしらえに向かおうとした私。

しかしそのとき! 私が目にしたのは、ガネーシャの真ん前にいる2匹の薄黄色のねずみ。そして、願い事をするタイの人々。よく見ると、周りにいる色付きのねずみにお願いしているのは時々来る日本人観光客の方のみ……。こ、これは……?!

不安になって近くのタイ人に聞いてみると「ガネーシャの前にいるねずみが特に金運の願い事を叶えてくれるから一番人気なんだ。みんなここでお願いするよ!」とのこと。確かに、この2匹のねずみの横にはお願いするための踏み台があって、囁きやすいし、顔が見えない位に飾りがかけられています。

せっかくなので私ももう一度お願いしました。踏み台があるので反対側の耳もしっかりと塞ぐことができます。

これでバッチリでしょう! ガネーシャ様、どうかどうかよろしくお願いします!!

摩訶不思議な寺院内のスポットと絶品蟹カレー

さて! ガネーシャに無事に祈願ができたので、寺院内を散策してみましょう。ガネーシャ像もかなりインパクトがありますが、ワット・サマーン・ラッタナーラームには他にも摩訶不思議な世界が広がっているのです。

ピンクガネーシャの前にある黄金のガネーシャ像。体の悪いところに金粉を貼ると治してくれるというご利益があるそうです。

こちらは……い、一休さん!?

一休さんも眩しいのでしょうか? 一体一体がそれぞれ思い思いのサングラスをかけていました。

お坊さんが座っているのかと思ったら……よく見るとリアルすぎる蝋人形! ちなみにこのお坊さん達がいるエリアは土足厳禁なのでお気をつけください。

お坊さんが並ぶエリアの先には、川に浮かぶ巨大な蓮の花のモニュメントが。ここには橋で渡ることができ、特に何かがあるわけではないのですが、ぐるっと1周することができます。タイの川に浮かぶ蓮の花の上に乗っていると、なんとも不思議な気分になります(笑)

ここも人気のフォトスポット。角度によってはお花の中に埋もれているようにも撮れるのですが、アップだとただのピンクのトゲトゲになっちゃうので、インスタ映えは……あなたの腕次第です!(笑)

お腹が空いたときにおすすめなのが、水上レストラン。川を眺めながらローカルなタイ料理をいただけます。こちらはソフトシェルクラブのプーパッポンカリー(270BT/約936円)。

脱皮して24時間以内のカニを卵とじにしたカレーです。殻が柔らかいのでそのまま食べることができ、卵のふんわり加減も絶妙で美味しい~! 辛すぎずマイルドでやみつきになる味です。

バンコクへ帰還。衝撃の結果はいかに……?!

寺院からバンコクに戻る帰りのバスが渋滞に巻き込まれ、着く頃には辺りはすっかり暗くなっていました。ホテルに帰る前にどこかで腹ごしらえしようとレストランで食事をしていると、日本からの連絡が……。

なんと、撮影のお仕事の依頼メールでした。

ピンクのガネーシャにお願いしてから4時間後。「これは早速ガネーシャ効果か?!」と思いつつ、半信半疑だったのですが、それから2日以内になんと5件の仕事依頼が……! 売れっ子カメラマンか?! と思うほど新規のお仕事が入ってきました!!

寺院自体の観光が楽しく、正直なところ願い事を叶えてもらうことには期待していなかったのですが(笑)、まさかこんなに早く叶えてくれるとは……噂通り『高速』で願いを叶えてくれる神様でした!(※ あくまで私の今回のお願い事の場合ですので、必ず叶うことを保証するものではありません)

皆さんも、今すぐ叶えたいお願いがあったら是非行ってみてくださいね~♪ ガネーシャ様、ありがとう!!

※価格は2018年1月31日時点のものです

 

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ワット・サマーン・ラッタナーラーム(Wat Saman Rattanaram)

住所Moo 2, Tambom Bang Kaeo, Amphoe Muang Chachoengsao, Chachoengsao

■ライター:鈴木サラサ

URLhttps://www.instagram.com/sarasa_7/

タレント活動、タップダンス、舞台など様々な表現活動を経てカメラマンに。毎年個展開催中。世界の神様と酔っぱらいに会いに行く旅をモットーにライターとしても活動中。2017年春に念願の沖縄移住を果たす。

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