バンコクの交通事情、9つの手段と乗り方・料金・注意点を解説!

更新:2019/09/14

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こんにちは!タイに年3回行くほどタイが好きな、家なしライター・モリキアユミです。

「バンコク市内ってどうやって移動したらいいんだろう?」

と、初めてのバンコク旅行のときは悩みますよね。

そこで、バンコク観光に役立つ9つの交通手段を紹介します。これを読めば現地でも迷うことなく、スムーズにバンコク観光を楽しむことができるはずです。

バンコクの交通手段1:電車(BTS)

バンコクには、「BTS(高架鉄道)」と「MRT(地下鉄)」、空港と市内を結ぶ「エアポートリンク」の3つの電車があります。

BTS(スカイトレイン)とは、アソークやシーロム、モーチットなど主要なエリアを走る電車です。時刻表がありませんが、電車は3〜8分感覚で運行しています。

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乗り方

BTSのチケットは写真のようなカードタイプで、旅行者は使い切りの「シングルジャーニーチケット」を購入します。

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①行き先までの運賃を確認する
②当てはまる運賃が書かれているボタンを押す(例えば30バーツなら「30」のボタン)
③お金を入れて購入する
④出てきたカードを改札に通す

カードの裏面には路線図が印刷されています。日本のような路線図がホームにないため、迷ったときはこちらを確認してみてくださいね。

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BTSの注意点

券売機は、10バーツなどのコインしか使用できません。あらかじめ小さいお金を多めに用意しておくと、購入がスムーズです。

小銭がない場合は、券売機近くの窓口で両替できます。20バーツや50バーツなど、必要な分だけ両替しておいてくださいね。

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便利なアプリや乗車券

BTSには交通カード「ラビット・カード」があります。日本のSuicaやICOCAのようなIC乗車券で、観光客も利用できます。

料金は200バーツから(約700円)。この内訳は、手数料(100バーツ)と初回チャージ料(100バーツ)です。100バーツごとにチャージでき、チャージしておくと券売機に並ぶ必要がありません。

またそのほかに、1日乗り放題券「ワンデイ・パス」が140バーツ(約490円)などもあります。

・料金の目安:16〜52バーツ(約55〜182円)
・運行時間:6:00〜24:00(3〜8分間隔)

バンコクの交通手段2:電車(MRT)

MRT(メトロ)は、バンコク市内を走る地下鉄で、スクンビットやチャトゥチャック駅、シーロム駅などを通ります。

MRTも時刻表がありませんが、ホームのモニターに電車が来るまでの時間が表示されます。

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乗り方

MRTは、デジタルパネル式の券売機でチケットを購入します。

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①画面右上の「English」をタッチする
②英語に切り替わったら、目的の駅を探してタッチする
③料金が表示されるため、お金を入れる
④おつりとチケットが出てくる

チケットは、写真の「トークン」という黒のコインです。改札を通るときはコインをタッチして通過。そして改札を出るときは、細長いコインの投入口に入れると通過できます。

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注意点

券売機では2バーツのコイン、500バーツ札、1,000バーツ札は使用できません。そしてお釣りは、大きい金額でもすべてコインで返却されます。なるべく20バーツや50バーツなど、小さいお札を入れることをおすすめします。

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便利なアプリや乗車券

MRTでは交通カード「ストアード・バリュー・カード」が利用できます。

料金は180バーツ(約630円)で、「発行手数料(30バーツ)+チャージ(100バーツ)+デポジット(50バーツ)」が入っています。また1日使える「ワンデイ・パス」は120バーツ(約420円)で購入できます。

・料金の目安:14〜42バーツ(約49〜147円)
・運行時間:5:30〜24:00(5〜10分間隔)

バンコクの交通手段3:エアポートリンク

エアポートリンクは、バンコク市内とスワンナプーム国際空港を結ぶ電車です。

乗り方

①券売機で目的地までのチケットを購入する
②改札でチケット型のコインをタッチして通過する
③目的地に到着したら、コインを投入口に入れて改札を通過する

MRTと同じコイン型のチケットのため、乗り方もほとんど同じです。

・料金の目安:45〜90バーツ(約157〜315円)
・運行時間:6:00〜24:00(10〜15分間隔)

バンコクの交通手段4:タクシー

バンコク市内のタクシーは、ピンクや青の車体(法人)、緑と黄色のツートンの車体(個人)があります。

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メーター制で初乗り料金は35バーツ(約122円)。長距離を貸し切ることもできますが、料金交渉が必要です。

乗り方

①手を上げてタクシーを止める
②目的地を伝える
③メーターが動いていることを確認して、出発する
④目的地に着いたら料金を支払う

タクシーを止めるときは、手をななめ下におろしながら小さく「バイバイ」とするように振ってください。空車を見分ける方法は、助手席にある赤いランプです。これは日本のタクシーにある「空車マーク」と同じもので、点灯している場合は空いていることが多いです。

もしくはタクシー側から、クラクションを鳴らしてくることもあります。空車であることが多いため、メーターが動いていることを確認して利用してください。

そしてタクシーのドアは手動です。乗るときも降りるときも、私たちがドアを閉めます。

注意点1

タクシーでは乗車前に、必ずメーターが動いていることを確認してください。メーターがないと、高額料金を請求されることも少なくありません。屋根に「TAXI METER」と書いた小さい看板が乗っていることもあるため、目印にしてみてください。

注意点2

行き先を告げるとき、有名な観光地やショッピングモールなどであれば十分伝わります。しかしまだまだ知られていない場所や、わかりにくい場所、特定のホテル名だと伝わらないことも。

その場合は、通りや駅の名前で伝えてみてください。例えば「〇〇通り、ソイ▲▲、◇◇番地」「MRT スクンビット駅」などです。大きい通り、小さい通り(ソイ)、番地やホテル名の順に伝えると理解してくれます。

注意点3

タクシーでは1,000バーツなどの大きいお札を出すと、「お釣りがない」といわれる場合もあります。なるべく小銭や、小さいお札を用意しておくと安心です。

・料金の目安:35バーツ〜(約122円〜)
・運行時間:24時間

バンコクの交通手段5:バイクタクシー

バイクタクシーは、バイクの後ろに乗って移動する交通手段です。オレンジのベストを着た人がドライバーであり、バイクタクシー乗り場や路上で乗車します。

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乗り方

①ドライバーに目的地を伝える
②料金を確認し、納得できれば乗車する
③降りるときに料金を支払う

注意点

バイクタクシーでも、1,000バーツなど大きいお札を出すと「お釣りが足りない」といわれる場合があります。そのため20バーツなど、なるべく小さいお札を用意してから乗ってみてくださいね。

・料金の目安:40バーツ〜(約140円)
・運行時間:24時間

バンコクの交通手段6:トゥクトゥク

タイでは三輪車バイクのタクシー「トゥクトゥク」もよく見かけます。屋根付きのため雨の日でも観光しやすいです。

乗り方

①ドライバーに目的地を伝える
②了承を得たら料金を確認する
③問題なければ出発し、到着後に料金を支払う

注意点

トゥクトゥクの料金は交渉制です。必ず乗る前にドライバーに聞いて、納得できる金額かどうかを確認してください。ただし観光客向けの交通手段のため、少し割高です。

・料金の目安:100〜200バーツ(約350〜700円)
・運行時間:24時間

バンコクの交通手段7:市内のバス

バンコク市内にはバスも走っています。特にカオサンロードなど、電車が通っていないエリアの観光におすすめです。

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乗り方

①目的地まで行くバスに乗車する
②バス内で料金を支払う

バスは日本のように、車体上部に「6」「38」などの番号が書かれています。この番号が行き先を示すものですが、行き先の名称は掲載されていません。自分で事前に調べて見分けるか、周囲の人に聞いてみましょう。

また時刻表もありません。目的のバスが来たら、タクシーと同じ方法で手を少し下におろし、乗ることをアピールしてください。

注意点1

市内のバスには、エアコン付きとエアコンなしの2種類があります。また路線によって料金体系も異なるため、不安な場合は運転手や乗務員の方に「〇〇まで行きますか?」と訪ねてみてください。

注意点2

バスが停車するときは、バス乗り場の前後1〜3mの場所に止まることが多いです。行き過ぎても慌てずに、その場所まで駆け足で向かってください

・料金の目安:6.5〜23バーツ(約23〜80円)
・運行時間:路線によって異なる

バンコクの交通手段8:ドンムアン空港行きバス(エクスプレスバス)

バンコク市内から空港までは「A1」「A2」などのバスに乗ることで、乗り換えなしで市内まで移動できます。

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乗り方

①目的地まで行くバスに乗車する
②バス内で料金を支払う

市内のバスと同じく、停車するときはバス乗り場の前後1〜3mの場所に止まることが多いです。ただし空港行きのバスは乗り降りする人が多いため、しばらく停車しています。慌てずに、停車地点まで近寄ってから乗ってください。

注意点

空港バスにも、時刻表がありません。A1は5〜10分感覚、A2は30分感覚で運行していますが、なかなか来ないことも。なるべく時間の余裕があるときに利用してみてください。

・料金の目安:30バーツ(約105円)
・運行時間:7:00〜24:00(5〜30分間隔)

バンコクの交通手段9:エクスプレスボート

エクスプレスボートは、チャオプラヤー川を走る船です。ワットポーやワットプラケオ、カオサンロードに行くときによく使用します。

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乗り方

①船着場のチケット売り場で行き先を伝える
②チケットを持って、目的地までの船に乗る
③目的地に着いたらそのまま降りる

注意点

船に乗車したあと、船員がチケットのチェックを行います。またチケットを購入していなくても、このとき船員に行き先を告げてお金を支払うことも可能です。

・料金の目安:8〜50バーツ(約28〜175円)
・運行時間:6:00〜20:00

 

ここまでバンコク市内の交通手段について、ざっくりと解説しました。続いては、バンコク市内を移動する際の注意点をお伝えします。

バンコクの交通渋滞には注意!

バンコクは車やバイクの量が多いため、交通渋滞が激しい都市でもあります。

特に17〜20時頃は車が多く、タクシーに乗ってもなかなか進まないことが少なくありません。またこの時間は電車も帰宅ラッシュになり、何本も電車を見送ることも。

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対策としては、

・バイクタクシーで移動する
・夕方の移動は避ける

などがあります。

渋滞や帰宅ラッシュを知っておくだけでも、観光の時間を最大限に楽しむことができます。

バンコク旅行のシーン別!おすすめの交通手段

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続いては、場面ごとにおすすめの移動手段を解説します。

・初めてのタイ旅行
・空港からホテルまで
・観光中

1つずつ見ていきましょう。

初めてのタイ旅行におすすめの交通手段

初めてのタイ旅行では、電車の利用がおすすめです。

なぜなら料金が決まっている上に、少ない待ち時間で乗車できるからです。料金交渉が必要ないため、利用のハードルが高くありません。

空港からホテルまでの便利な交通手段

空港からホテルまでは、タクシーがおすすめです。スーツケースなど大きい荷物も、トランクに預けて移動できます。

観光中の交通手段

観光には、タクシーや電車がおすすめです。特にタクシーの場合、2〜3人で旅行するときは割り勘になり、交通費が安くなることもあります。

タイ国内を旅行するときの交通手段

続いては、タイ国内を移動できる交通手段を簡単に紹介します。

寝台列車

タイの電車では、寝台列車も利用できます。

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フアランポーン駅から出発し、タイの北にも南にも向かう路線があります。18時頃から出発し、早朝6時頃には目的地に到着。時間はかかりますが、窓からタイの田舎町などを眺めることができて、とても風情があります。

料金の目安:600〜1,200バーツ(約)
利用できる行き先:チェンマイ、マレーシアなど

高速バス

移動費をおさえてタイ国内を旅行するならば、バスがおすすめです。バンコク市内には「北」「南」「東」の3つのバスターミナルがあり、そこから毎日、地方都市へ向かうバスが走っています。

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私は以前、南部にあるラノーンまで高速バスを利用したことがあります。座席には毛布と枕が用意されており、車内では水、マフィン、ウェットシートなども配られました。

時間はかかりますが、意外と快適に過ごせます。

料金の目安:300バーツ〜(約1,050円)
利用できる行き先:チェンマイ、スコータイ、ラノーン、チェンライ、パタヤなど

国内線の飛行機

早く移動したい場合は、国内線の飛行機がおすすめです。平均1時間で他の都市へ移動でき、費用も2,000円からと格安です。

特にタイの格安航空会社である「ノックエア」から、たくさんのフライトが利用できます。

料金の目安:600バーツ〜(約2,100円〜)
利用できる行き先:チェンマイ、ラノーン、チェンライ、プーケットなど

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バンコクでの移動中に役立つフレーズ

最後に、バンコク市内の移動に役立つひとことフレーズを紹介します。

【電車】

・切符売り場はどこですか?

英語:Where is the ticket machine?(ウェア イズ ザ チケットマシーン)

タイ語:สำนักงานขายตั๋วอยู่ที่ไหน(スートゥアダイティーナイ?)

・この電車は▲▲に行きますか?

英語:Does this train go to ▲▲?(ダズ ジィス トレイン ゴー トゥー ▲▲?)

タイ語:รถไฟนี้จอดที่ ▲▲ ไหม(ロットファイニーチョッドティー▲▲マイ?)

 

【タクシー】

・メーターを使ってもらえますか?

英語:Please use the meter.(プリーズ ユーズ ザ メーター)

タイ語:กรุณาใช้มิเตอร์(ゴッ ミター ドゥアイカ?)

・〇〇まで行ってください

英語:Please go to 〇〇(プリーズ ゴー トゥー 〇〇)

タイ語:ไป〇〇นะครับ(パイ ナ カップ)

・いくらですか?

英語:How much?(ハウマッチ?)

タイ語:เท่าไร(タウライ?)

 

タイは観光地であれば、英語が通じます。

またガイドブックがフレーズ集を掲載していることも。手持ちのものがあれば、一度探してみてください。

旅行中にこれらを使って、コミュニケーションを取ってみてくださいね!

まとめ:バンコク旅行でタクシーや電車での移動は、方法を知っていれば安心

今回はバンコクの交通手段について解説しました。

観光や空港からの移動など、シーンによって9つの移動手段を使い分けることができます。このページを保存して、現地で困ったときに確認してみてくださいね。

モリキアユミ
92年生まれ、京都出身のフリーライター。24カ国・50都市をまわる世界一周の途中から、ライターになりました。いろいろな国の〝かわいい!〟と〝おしゃれ!〟を探すのが得意。東南アジアと日本を行ったり来たりする生活をしています。/Twitter

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