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台湾料理といえば?メニュー&スイーツおすすめ15選~現地の美味しいお店も紹介~

更新:2024/05/02

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もくじ

  1. 台湾料理といえば?代表的な料理10選
    1. 小籠包(しょうろんぽう)|あふれ出す肉汁が美味な定番の点心
    2. 火鍋(ふぅおぐぅお)|辛口の四川風から滋味深い薬膳系まで様々な鍋料理が味わえる
    3. 麺線(みぇんしぇん)|優しい味わいの台湾風にゅうめん
    4. 担仔麺(たーあーみー)|つるっと食べられるあっさり系麺料理
    5. 魯肉飯(るーろーはん)|甘辛味の豚バラ肉がたまらない!
    6. 排骨飯 (ぱいぐーふぁん)|男性にもおすすめのガッツリご飯
    7. 鶏肉飯 (じーろーはん)|あっさりと食べられる鶏どんぶり
    8. 胡椒餅(ふーじゃおびん)|スパイシーな肉だねが食欲をそそる台湾風お焼き
    9. 豆漿(どうじゃん)|台湾人の朝食でおなじみの飲み物
    10. 蚵仔煎(おあちぇん)|プリプリのカキとふわふわ卵が好相性
  2. 日本でも流行中!台湾のスイーツ5選
    1. 台湾カステラ(たいわんかすてら)|ふわしゅわ、ぷるんぷるんの軽い食感と卵の味が美味!
    2. 台湾式かき氷(たいわんしきかきごおり)|フルーツや煮豆を豪快にトッピングしたボリューム満点のかき氷
    3. 豆花(とぅふぁ)|ぷるぷるやわらかな、伝統的豆乳スイーツ
    4. 芋園(いもえん)|タロイモから作られるふわもちの素朴な芋団子
    5. 台湾フルーツティー|特産のお茶をフルーツと組み合わせた、美味しくてかわいい台湾ティー
  3. 絶品!現地でおすすめの台湾料理店5選
    1. 鼎泰豐(でぃんたいふぉん)
    2. 林東芳牛肉麺(りんどんふぁんにゅうろうみぇん)
    3. 阜杭豆漿(ふーはんどぅじゃん)
    4. 長白小館(ちゃんばいしゃおぐぁん)
    5. 晉江茶堂(じんじゃんちゃーたん)

台湾料理といえば何が有名?香辛料をふんだんに使っているのが特徴的ですね。今回はそんなクセになる代表的なおすすめ台湾料理・大流行中の台湾スイーツを紹介します。また現地のおすすめ台湾料理のお店も合わせて紹介していきます。ぜひ参考にしてください◎

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台湾料理といえば?代表的な料理10選

台湾料理

台湾料理は、中華料理をベースに、台湾の食材や風土によって独自に進化したものです。
その味わいは、洗練されているというよりも、家庭料理を彷彿とさせる庶民的なものが主流。八角やパクチーといった香辛料や香味野菜をふんだんに使った料理が多く、例えば甘辛く煮た豚肉をごはんに乗せて食べる「魯肉飯(ルーローハン)」などが挙げられます。

小籠包(しゃおろんぱお)|あふれ出す肉汁が美味な定番の点心

小籠包

小籠包とは薄く伸ばした皮で肉あんを包み蒸し上げた、小ぶりの饅頭のこと。日本でもおなじみの、台湾を代表する点心料理の1つです。
あんは定番の豚のひき肉から、エビや貝などの海鮮系、ウーロン茶や緑茶の粉末入り、チョコレート入りのスイーツ系までバリエーション豊富。店によっては皮も自家製にこだわるなど、各店が自慢の味を提供しています。
その魅力は、アツアツの皮からあふれ出す肉汁!れんげに1つずつよそい、箸で穴を空けてジュースを味わってから、やけどに気をつけてほおばりましょう。

火鍋(ふぅおぐぅお)|辛口の四川風から滋味深い薬膳系まで様々な鍋料理が味わえる

火鍋

日本では「辛い鍋」のイメージがある火鍋ですが、実は鍋料理全体を指す言葉。トウガラシを使った辛めの四川風鍋「紅湯」はもちろん、発酵した白菜を使った「白湯」や、海鮮系、薬膳系など多彩な鍋が食べられています。
1種類のみのオーダーだけではなく、鍋の中央を仕切って2種類味わう「鴛鴦鍋(ユェンヤングゥオ)」も人気です。

麺線(みぇんしぇん)|優しい味わいの台湾風にゅうめん

麺線

台湾でよく食べられている軽食の1つ。
蒸した細麺を、とろとろのスープで煮込んだ温かいB級グルメは、街中の食堂のほか、夜市や屋台でも提供されています。
そうめんに似た細麺とダシのきいた醤油味のスープは、さながらにゅうめんのよう。ただし、ホルモン(大腸)やカキ、牛肉などが具に入っていたり、パクチーがトッピングされていたりする点は、台湾ならではです。
地域によって味付けや具材が違うので、台湾内を巡る時は味比べをしてみるのも楽しいですよ。

担仔麺(たーあーみー)|つるっと食べられるあっさり系麺料理

担仔麺

台湾南部を発祥とする麺料理です。ニンニクがきいたエビの出汁のスープに細めの麺を合わせ、甘辛い肉味噌やコリアンダーをトッピング。醤油味のゆで卵を追加するのが、ローカル流。店によっては黒酢を隠し味に加えたり、ニラや海老をトッピングする場合も。あっさりとしていて食べやすく、サイズも小ぶりなので、現地では軽食や夜食に食べられることも多いのだとか。

魯肉飯(るーろーはん)|甘辛味の豚バラ肉がたまらない!

魯肉飯

豚のバラ肉を、生姜やニンニク、八角、干しエビなどを加えて、醤油やみりん、中華調味料で甘辛く煮込みます。その煮込んだタレをたっぷりかけたご飯に豚バラ肉を乗せて食べる台湾の定番料理です。
地域によってはバラ肉がそぼろ状や塊肉になっているほか、肩肉や鶏の胸肉を使ったり、味付けも店によって違いがあるなど、バリエーションは多彩。
見た目は日本のどんぶりにそっくりなうえ、日本人も食べやすい甘辛味ですが、台湾では小ぶりの椀飯サイズ。定食のように汁物やおかずと提供されています。

排骨飯 (ぱいぐーふぁん)|男性にもおすすめのガッツリご飯

排骨飯

魯肉飯と次に紹介する鶏肉飯(じーろーはん)と並ぶ、台湾の代表的なご飯物。醤油やスパイスで下味を付けた豚の骨付きアバラ肉を、小麦粉の衣でカリッと揚げて、ご飯に乗せていただきます。
香ばしい衣とジューシーな豚肉に、台湾でおなじみのスパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」が絶妙なアクセントを添えていて、食欲をそそります。
屋台や飲食店のほか、台湾鉄道の駅弁でも食べられますよ。男性にもおすすめのガッツリ系フードです。

鶏肉飯 (じーろーはん)|あっさりと食べられる鶏どんぶり

鶏肉飯

台湾南部を発祥とする庶民的な丼料理。
鶏肉または七面鳥の肉を、甘辛い油だれとともにご飯に乗せて食べます。同じく台湾の人々に大人気の魯肉飯や排骨飯よりもあっさりしているので、脂っこい味付けが苦手な人はこちらがおすすめです。
煮卵を追加すると、より現地風の食べ方になります。価格はおよそ日本円で100円~200円程度と、小腹がすいた時の軽食にもぴったりです。

胡椒餅(ふーじゃおびん)|スパイシーな肉だねが食欲をそそる台湾風お焼き

胡椒餅

中国福建省の「葱肉餅(ちょんろうぴん)」がルーツと言われているB級グルメ。胡椒とネギをたっぷりまぶした豚肉や牛肉をパン生地で包み、窯で香ばしく焼き上げたお焼きのような饅頭で、特に屋台で人気です。
白ごまがアクセントの皮は、焼き上げるとパリッパリに。ほおばると、ゴロッとボリューミーな肉だねから肉汁がジュワーッと溢れます。台北では、名店「福州元祖胡椒餅(フーゾウユェンズーフージャオビン)」が人気です。

豆漿(どうじゃん)|台湾人の朝食でおなじみの飲み物

豆漿

豆漿とは豆乳のこと。台湾では牛乳よりも植物性ミルクがポピュラーで、中でも豆乳は定番。街のあちこちで販売されています。
砂糖入りの豆乳「甜(てぃえん)豆漿」と干しエビやネギが入った塩味の「鹹(しぇん)豆漿」があり、コールド「冰」またはホット「熱」を選べます。
温かい豆乳に、揚げパン「油條(ヨゥティアオ)」を浸けて食べるのがローカルスタイル。特に朝ご飯によく食べられています。

蚵仔煎(おあちぇん)|プリプリのカキとふわふわ卵が好相性

蚵仔煎

牡蠣入りの台湾風オムレツです。あらかじめ炒めておいた小ぶりのカキや葉野菜を、片栗粉入りの溶き卵で薄く焼き上げます。その上からオレンジ色のソースをかけてできあがり。
ぷりぷりのカキに、焼きたての香ばしい卵の香りと生地のふわふわ、もちもちの食感、とろみのある甘めのソースがベストマッチ!1人前が200円~300円ほどと、屋台料理ならではのリーズナブルな価格も魅力。何度でも食べたくなるクセになる味わいですよ。



日本でも流行中!台湾のスイーツ5選

台湾カステラ(たいわんかすてら)|ふわしゅわ、ぷるんぷるんの軽い食感と卵の味が美味!

台湾カステラ

台湾の淡水で生まれた、台湾スタイルのカステラです。しっとりした食感が特徴の日本のカステラと比べて、台湾カステラはぷるんと揺れるほどふわふわの見た目と、口に入れた瞬間にシュワッと溶けて消える軽快な食感が特徴。
加えて、店によってはチョコレートや黒糖、チーズなど味にバリエーションがあります。日本ではタピオカミルクティーで一躍有名となった「春水堂(ちゅんすいたん)」や、「黄白白 日式名菓(ふぁんぱいぱい にちしきめいか)」で食べられます。

台湾式かき氷(たいわんしきかきごおり)|フルーツや煮豆を豪快にトッピングしたボリューム満点のかき氷

雪花冰

マンゴーなどの南国系フルーツや、煮豆や団子、マンゴープリンなどがたっぷりトッピングされた、豪快なかき氷です。種類は大きく分けて2つ。ミルクや抹茶などで味付けした氷をふわふわに削った「雪花冰(しゅえふぁーびん)」と、味のついていない氷をざっくり削った日本風の「奶冰(ばおびん)」があります。
現地のかき氷はボリューム満点なので、1品をシェアして食べるのがおすすめです。日本では吉祥寺の「MeetFresh鮮芋仙」や、浅草の「浅草豆花大王」で食べられます。

豆花(とぅふぁ)|ぷるぷるやわらかな、伝統的豆乳スイーツ

豆花

豆乳を石膏やにがりで固めて味わう「豆花」は、台湾の伝統的なスイーツです。日本の絹ごし豆腐をさらに滑らかに、口溶けをよくしたやわらか食感。フルーツや煮豆各種、団子などをトッピングし、シロップをかけて味わいます。
日本では、新大久保の「有點甜 」や吉祥寺の「MeetFresh鮮芋仙」、浅草の「浅草豆花大王」、表参道の「春水堂」などで提供されています。

芋園(いもえん)|タロイモから作られるふわもちの素朴な芋団子

タロイモ団子

タロイモから作る台湾伝統の芋団子です。先述のかき氷や豆花のトッピングとしてもポピュラーですが、同じようにメインとして食べられることも多い、素朴なスイーツです。
店によって味のバリエーションに違いがありますが、例えば、煮豆やタピオカ、豆花などと合わせ、シロップをかけて味わいます。まるで日本のあんみつのような懐かしさ。芋園はもちもち、ふんわりとした食感です。

台湾フルーツティー|特産のお茶をフルーツと組み合わせた、美味しくてかわいい台湾ティー

台湾果茶

台湾は、地区内で栽培されるお茶を「台湾茶」と呼ぶほど、お茶の名産地としても知られています。特に阿里山(ありしゃん)の阿里山茶や金萱茶(きんせんちゃ)、日月潭(にちげつたん)の紅茶などが有名です。
各店では、これらの有名な産地のお茶を、フルーツの果汁や果肉で割った「台湾フルーツティー」を提供。茶葉の香りやコクと、フルーツの甘みが爽やかなハーモニーを奏でます。日本では原宿・表参道の「LaTREE 果茶果酒」や「ゴンチャ原宿店」で味わえますよ。

 

 



絶品!現地でおすすめの台湾料理店5選

鼎泰豐(でぃんたいふぉん)

今や諸外国へ出店し、世界的に有名となった台湾グルメの代表格。日本国内の店舗でも味わえますが、やはり本場の味は見逃せません。
看板メニューの小籠包は、肉あんを薄皮で包んだ点心。一口でほおばると、中から滋味深い肉汁があふれだします。世界的なチェーンとなりましたが、味わいはハイクオリティ。世界中から観光客が訪れるので、どの時間でも混み合う点は覚悟しておきましょう。

鼎泰豊(信義店)

住所台北市信義路二段194号

URLhttps://www.dintaifung.com.tw/jp/index.php

林東芳牛肉麺(りんどんふぁんにゅうろうみぇん)

グルメの格付けメディア「ミシュランガイド」が、2018年に「コスパの良い店」としてビブグルマンの称号を与えた店。店名にもある「牛肉麺」が大変有名で、朝から深夜まで大勢の客で賑わっています。
麺は、うどんのようなむっちりコシのある太麺。台湾産の牛骨を漢方食材で約1日煮込み、醤油で味付けしたスープをかけて味わいます。あっさりしていながらコクのあるスープとの相性は抜群で、ふんわりと漂う漢方の香りが「台湾らしさ」を感じさせてくれます。2018年(平成30)にリニューアル。明るく清潔な店内で食べられますよ。

林東芳牛肉麺

住所台北市安東街4-3号

阜杭豆漿(ふーはんどぅじゃん)

ミシュランのビブグルマンに認定。朝ご飯に一度は訪れたい人気の行列店です。
同店の自慢は豆乳2種と、各種焼き餅。甘めの豆乳はクセがなく、優しい味。一方、おぼろ豆腐のような豆乳はエビのダシが効いた塩味で、揚げパンやネギなどが入っていてボリューム満点です。これらに合わせたいのが、もっちりとした食感の厚めの焼き餅や、サクサクの薄い焼き餅。
朝5時半から12時ごろまでオープンしていますが、いつ訪れても行列必至。なくなり次第終了とハードルが高めですが、それでも「食べて良かった」と思えること間違いなしの味わいです。

阜杭豆漿

住所台北市忠孝東路一段108号2F-28

URLhttps://www.travel.taipei/ja/pictorial/article/17580(台北市政府観光伝播局 )

長白小館(ちゃんばいしゃおぐぁん)

中国大陸の北部に位置する、黒龍江省で伝統的に作られてきた鍋料理「酸菜白肉火鍋」が食べられる、地元客にも人気のお店。
黒龍江省出身の店主が提供する鍋の具材は、漬けて発酵した酸っぱい白菜と、豚の三枚肉から作られる「白肉」という脂を落とした薄切り肉。これらの具をエビやカニ、しいたけなどからとったダシと、人参や鶏肉などを煮込んだスープとともに味わいます。ほどよい酸味の白菜がアクセントになり、箸がすすみますよ!
豚肉のほか、店主が厳選した牛肉や羊肉も注文できます。

長白小館

住所台北市光復南路240巷53号

URLhttps://www.travel.taipei/ja/shop/details/857(台北市政府観光伝播局)

晉江茶堂(じんじゃんちゃーたん)

中国大陸をルーツに持つ客家人(はっかあにん)が作る伝統料理「客家(はっか)料理」は、移住の歴史から保存食を利用した濃い味付けが特徴です。晉江茶堂の店主もまた客家人で、自慢の客家料理を提供しています。
同店の味付けは台北風にあっさり、油もひかえめ。ほか、ほんのり甘い卵豆腐にピリ辛の特製だれをたっぷりかけた「豆酥芙蓉」など店主の創作料理や、伝統のレイチャも味わえますよ。
お店は日本の統治時代に建てられた日本家屋が目印。不定休のため開店の有無はホテルのフロントからの問い合わせが便利です。

晉江茶堂

住所台北市晉江街1号

 

 

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!

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