台南は美食の街！おすすめグルメ10選！

台南は、台北ではあまり見かけないようなおいしいご飯がたくさんあります。台南でまず食べるべき料理とおすすめドリンクスタンドを紹介します！

【牛肉湯】西羅殿牛肉湯

台北では牛肉麺はよく見ますが台南では牛肉湯が有名です。「湯」はスープの意味で、その名の通り牛肉や牛骨でダシをとったスープです。韓国料理が好きな人はソルロンタンに味が似ていると思えばわかりやすいかも。

牛肉湯(小)110NTD

お店によってちょっと酸味があったり味つけがさまざま。ここのは酸味がまったくなくあっさりしていて日本人好みです。牛肉の旨味がよく出ていて、色が薄いのに味が濃くておいしいんです！牛骨の臭みなんて全然ありません。これは本当においしい！

日本語メニューがあるので注文は簡単。選ぶのは部位くらいです。ご飯かそぼろ飯がセットになっています。朝5時からお昼過ぎまでなので朝ごはんにもおすすめ。ご飯はナシにもできますよ。

観光スポットが集まる場所とはちょっと離れていますが、中心エリアから十分に歩いていける距離です。

朝7時前に訪れてもすでに盛況で、店の外には出勤途中で持ち帰り待ちのバイクが列をつくってました。ここは本当におすすめです！

一緒に持ってきてくれるこの黄色いタレは、スープに溶かしてもつけダレにしてもいいのですがめちゃくちゃ辛いです！使いすぎないようご注意くださいね。

【意麵】恭仔意麵

台南では意麵という看板をよく見かけます。一旦揚げた麺を乾燥させた麺のことで、インスタント麺のはしりになったといわれています。たくさんある意麵店の中でも評判が高いのがこのお店。

意麵(湯／小)45NTD

インスタントっぽい麺ということで期待半分でしたが、一度揚げたなんて気づかないくらいモチっとしています！ニンニクたっぷりのあっさりスープが激ウマで、飲み干してしまうほど。レタスに隠れてセロリがのっかっていて、時々やってくるさわやかな風味が最高においしいです！

意麵を頼む時にはポイントがあります。料理名の後ろに「乾／湯」と書かれていますが、これは汁なしか汁ありかを表します。街でよく「乾麺」という看板を見かけますが、これは同じように、汁なしの麺料理でだいたい一旦揚げた麺を使っているものを指すことが多いです。

また、私はお腹いっぱいで頼めなかったのですが、このお店は水餃子もおいしいそうです。お腹に余裕のある人はぜひ試してみてくださいね。

恭仔意麵のある通りは、日本のラーメン屋さんや日本スタイルの居酒屋さんがたくさんあります。ホテルの集まるエリアまでの道すがら、果物屋さんがあったりスタバがあったり、買い食いできるようになっていますので食べ過ぎに注意ですよ。

【ちまき】劉家粽子專賣店

台南といえばちまき。お店によって特徴がありますが、写真を見ておわかりの通りとにかく大きいのが劉家粽子のちまきです。

肉粽40NTD

ここはなんと24時間営業で朝ごはんでも夜食でも好きな時に行けるのが魅力。でもお米一粒一粒がもっちり、ひとつでお腹いっぱいになるのでとにかくペコペコの状態で行ってください(笑)。

中を割ってみるとピーナッツや大きな豚肉がゴロゴロ入っています。台湾料理に多い八角などは使われておらず、クセのない醤油ベースのタレなので日本人も慣れた味でおいしいです。

台湾でご飯料理を頼むとよく聞かれるのが「要不要湯(ヤオブヤオタン)？」というフレーズ。直訳すると「スープいるか、いらないか？」と聞いてます。現地の人は必ずと言っていいほど米＋スープでご飯を食べます。

味噌湯15NTD

聞かれたらぜひ「要(ヤオ)！」と言って味噌汁を注文してみてください。ここのお店の汁物は味噌汁が定番なのですが甘いんです！日本では体験できない味なのでぜひ試してみてくださいね。

【雞肉飯】肉伯火雞肉飯

雞肉飯は、ほかの料理に比べると比較的台北でもよく見かける料理です。この料理もまたお店によって味や鶏肉の調理法が違う名物料理。

火雞肉飯50NTD、奥左：單一小菜30NTD、奥右：香菇肉羹湯(シイタケと肉つみれのあんかけスープ)40NTD

ここの雞肉はさっぱりしていて、ホロホロっとやわらかいのが特徴です。味は薄めなので自分で自由に調合できるタレでお好みに整えながら食べましょう。

台鐡台南駅から近く、新しくてきれいなので、台南初心者でも1人旅でも入りやすいです。壁側の席に電源が付いていて自由に使えるので、充電に困った時も便利ですよ。

メニューには日本語補足と写真があるから注文も怖くない！

お店に入ったらそのままカウンターに向かい、メニューを渡されたらほしいものを伝えます。

学食スタイルで料理を受け取っていくのですが、カウンターの手前に小皿料理があるのでほしいものは先にお盆にのせておきます。最後に会計をしてあとは好きな席に着くだけ！

器代10NTDプラスで持ち帰りも可能。台北にも店舗がありますよ。

【蝦仁飯】集品蝦仁飯

蝦仁飯もまた台南生まれの料理で台北ではほとんど見かけません。名前に入っている通り、エビがのっている味付けご飯です。

蝦仁飯55NTD、小皿料理25NTD

味は全然濃くないのですが、暑いせいか油はけっこう多めでニンニクが効いています。さっぱりした付け合わせの小皿料理やスープと一緒に食べるのがおすすめです。また、地元では目玉焼きをのせるのもポピュラーなのでぜひお試しを！

日本人にもローカルにも人気のお店でお昼をかなり過ぎてもひっきりなしにお客さんが訪れますが、中にも席がありお店はけっこう広いです。

日本語の伝票があり、スタッフも観光客慣れしているのでみんな感じがいいです。

このお店の裏手の通りには、黒糖タピオカミルクティーがおすすめのドリンクスタンド壽sweet奶茶專賣があります。油っこい料理のあとにも飲めるさっぱりミルクティーなのでぜひハシゴしてください！

台北でも人気の度小月など、街の至るところでおいしいグルメが見つかります。台北では食べられない料理も多いので、ぜひ台南ならではの味を堪能してくださいね。

【タピオカミルクティー】壽sweet

黒糖タピオカミルクティーはもはや定番人気メニューになりましたが、実は地方によって、またお店によってかなり特色があります。もちろん台南にしかないドリンクスタンドもあります！

壽sweet奶茶專賣の黒糖タピオカミルクティー(黒糖珍珠奶茶65NTD)は、甘さ控えめであと味さっぱり。無加糖のタピオカを使っているため舌に甘ったるさが残りません。さらに、タピオカがイクラぐらいの大きさで飲みやすいんです！

小粒なのでストローで吸い込むとさらさらさら！っと流れてきて、あっという間に飲み切ってしまいます。美食の街台南ではお腹に余裕を残しておきたいもの。お腹にたまらないというのはけっこう重要です。

このお店はミルク系ドリンクのこだわり店。食後のデザート代わりにするなら抹茶やイチゴにバターミルクと練乳を合わせたメニューもおすすめです。

人気の集品蝦仁飯の近くにあります。台南と北京にしかないお店なのですが、なんと2019年7月現在仙台への出店準備中だそうですよ！

【フルーツティー】初・花

フルーツティーもお店によっていろいろありますが、初・花CHOOSEWHATの初花水果茶(500cc／50NTD)はグレープフルーツやキウイが使われていてとってもさわやか！

フルーツティーはだいたいパッションフルーツやマンゴーがメインで使われることが多いです。確かに甘くておいしいのですが、気温が高い日はさっぱりしたものが飲みたくなるんです。

だから、これもパッションフルーツは入っているものの、ほどよい酸味と苦味であと味がすっきりするので街歩きで少々疲れが溜まっていても飲みやすいんです！

行きやすい場所ですが、アーケードの陰になって見つけにくいので看板を目印にしてくださいね。

また、基本は10:30～21:00の営業時間ですが、2019年7月現在は季節時間を採用しています。下記店舗情報と公式ページを参考にしてくださいね。

【お茶系ドリンク】金伍茶

かわいらしい兵隊さんのイラストが目印のドリンクスタンド金伍茶WOO CHA TEA SHOP。お茶をベースにしたラインナップですが、フルーツティーの種類が多いお店です。

この時は食後でさっぱりしたものが飲みたかったので翡翠檸檬(Lサイズ45NTD)をチョイス。ピリッとした酸っぱさとわずか～に喉の奥に感じる苦味が舌をリセットしてくれました。

ミルクティー系ももちろんあるのですが、口直しならお茶ベースのドリンクがおすすめです。季節商品の画面ではその時のおすすめドリンクが宣伝されているので参考にしてくださいね。

民權店は水天宮市場のすぐ隣にあります。2019年7月現在は台南と高雄にしかないドリンクスタンドです。

【お茶系ドリンク】春陽茶事

こちらもお茶をベースにしたメニューがおいしい春陽茶事CHUN YANG。台南は油っこい料理が多いので、食後にはさっぱりした飲み物がほしくなります。

檸檬蜜烏龍(Lサイズ50NTD)は、フルーツティーのような甘みがありながら烏龍茶ベースなので清涼感があります。食後の一杯にぴったり！

シーズンによって季節のフルーツとお茶を組み合わせたメニューが出ます。訪れた7月はオレンジやブドウのメニューが出ていました。

お店は、タピオカパンケーキで有名な王子神谷國華店の屋台が出る場所のすぐ近くにあります。台北や台中にも店舗がありますよ。

【フルーツティー】哞熹哞熹

正農街の一番目立つところにあり、初めてでも訪れやすい哞熹哞熹MOXI・MOXI。タピオカミルクティーもありますが、季節メニューの盛夏青春(99NTD)をオーダーしてみました。

青茶をベースにパイナップルやパッションフルーツ、グレープフルーツ、りんご、オレンジなどの果実と、寒天が入ったフルーツティーです。この緑はなんぞや？と思ってメニューを調べてみると生薬として使われる車前子(オオバコの種子)が入っているとのこと。

飲む前に「シェイクシェイク！」と言われたので混ぜてみたらすごい色になったのですが、味はめちゃくちゃおいしいです(笑)。このほか、タピオカミルクティーやクリームののったココアラテ、イチゴミックスなど写真映えメニューもありますよ。

店内と外に5人分くらい席があるので座って休めます。お茶などちょこっとしたお土産も置いてます。

2019年7月現在台北には1店舗だけ、そのほか台湾国内では嘉義市と新竹市に各1店舗ずつ支店があるのみです。

たくさんあるように見えて実はお店ごとにカラーやこだわりがあるドリンクスタンド。ぜひ台南で新しいドリンクスタンドを見つけてくださいね！