シンガポールの2大ホーカー!マカンストラ・グラットンズ・ベイとラオパサのおすすめメニュー
更新:2021/02/08
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シンガポールで食事をするならまずはホーカーセンター!共働きが多くて3食外食も当たり前、食への関心も高いシンガポール人の胃袋を満たす「街の台所」の魅力をご紹介します♪
ホーカーセンターって何?
ホーカーセンターは屋台を集めた食堂のような場所のこと。ホーカー(Hawker)は英語で「露天商」を意味します。シンガポールでは古くから露天商による路上での屋台販売が盛んでした。
1960 年代の都市化に伴い、衛生管理を厳しくするため政府主導で無許可の屋台を取り締まり、一ヶ所に集められたのが始まりです。
当時屋台だった店が今でも残っているため厳密にはホーカーセンター(一挙に集まった場所)であっても地元の人は愛着を交えて「ホーカー(個別の露天商)」や 「ホーカーズ(露天商たち)」と呼んでいます。
ホーカーは政府主導で管理されているためほかの東南アジア諸国と比べて衛生面はかなり安心度が高いです。
また、ホーカーの中に入っているひとつひとつの屋台(店舗)は「ストール(stall)」と呼ばれます。「drink stall」「chicken rice stall」などのように使われます。
シンガポールでは中華系、マレー系、インド系、西洋人に私たち日本人と多民族が一緒に暮らしている分、食文化もさまざま。色んな国の食文化が一度に楽しめるのもシンガポールのホーカーセンターの魅力の一つです。
マーライオンから5分!Makansutra Gluttons Bayマカンストラ・グラットンズ・ベイ
シンガポールのグルメ本『マカンストラ』選りすぐりのストールが集まるホーカー。シンガポールの美味しいものが一挙に揃っている上、マリーナベイサンズをはじめマリーナエリアを一望出来るロケーションも旅行者に人気です。リニューアルで昔よりグッとオシャレに生まれ変わったんですよ♪
マリーナエリアを一望できるので本来はマーライオンも見えるのですが、なんと現在清掃中で見られないようになっています!
5月6日(月)までですので、GWに訪問予定の方は残念ですがこれを拝むことになります・・・。本来であればこんな感じに見られますので、夏休みなどに訪問をお考えの方は楽しみに待っていてくださいね。
こちらのホーカーは夕方からの営業なので涼しくなる時間帯にマリーナの爽やかな風や夜景を存分に味わえますよ。雨よけはありますが基本的にオープンエアーです。
マリーナ・マンダリン、マンダリン・オリエンタル、リッツ・カールトンなどのホテルからも徒歩圏内。とても便利な立地です。深夜便で帰国する前に立ち寄る食べ納めホーカーとしてもオススメですよ!
おすすめは香港老街珍記HONG KONG STREET OLD CHUN KEEのチリクラブ!
ここで是非食べてもらいたいのがチリクラブ!1人旅だと専門店に入るのは敷居が高いですがここなら挑戦しやすい! 小さめの蟹があるのであんまり食べられない女子にも◎!蟹の甲羅の裏は空洞ではずすと足の部分のみ、見た目ほどボリュームはありません。
ほんのり甘い揚げパンをトロッとした甘辛のソースに付けて食べるのですが、これがやみつきになります!手や服が汚れないようにエプロンとビニール手袋がもらえますがウェットティッシュを忘れずに持参しましょう!
店員さんによると、チリクラブのほか売れ筋はペッパークラブ(ソースが胡椒ベースでスパイシー)。値段は有名レストランで食べるもののおよそ半額!
値段は時価ですが通常は1~2人前の小形の蟹で30SGDとのこと。注文する際は揚げパンをお忘れなく♪10個で6SGDですが、量が多い場合は持ち帰り用の箱や袋ももらえますよ。
金融街のど真ん中!Lau Pa Satラオパサ
ラッフルズプレイス駅、テロック・アヤー(エア)駅、チャイナタウン駅いずれの駅からも徒歩10分以内に位置する巨大ホーカーセンターです。金融街(シェントンウェイ)のど真ん中にあり座席数はなんと2500 席!通称ラオパサですが、テロック・エア・マーケットとも呼ばれます。
150 年前の市場を改装したシンガポールで大切にされている風水的にも◎な八角形のコロニアル様式の建物は天井が高く開放感があります。
この建物はシンガポールのナショナルモニュメントにも指定されているんです。和食からトルコ料理までさまざまなストールが並びます。
社員食堂がめったにないシンガポールですが、ここは近隣に勤めるオフィスワーカーたちの社員食堂のような存在。朝食の時間帯はカヤトーストを片手にコピやテー(シンガポール式のコーヒーや紅茶)を飲んでいる人たちを見ることができます。
おすすめはローストポークヌードル!
ローカル食に挑戦したい方にはシンガポール名物のひとつローストポークヌードルがオススメ。
日本人にも親しみのある味で醤油ベースの甘めのたれに麺をからめて食べます。ラオパサでは、このくらいのご飯メニューが5~8SGDで食べられます。物価の高いシンガポールでは庶民の強い味方!
ラオパサといえば夜のサテーストリート!
昼は社食のような顔を持つラオパサですが日没後はBoon Sat Street側にインドネシア名物サテーの屋台が並ぶサテー・ストリートに早変わり!
年中午前1時頃までビアガーデンのようなノリでタイガービールを片手に名物のサテーやBBQチキンを頬張る人たちで賑わいます。
サテー・ストリートには10以上のサテーの屋台がずらっと並びますが、集まる人たちもローカル、シンガポールで働く駐在員、観光客とさまざま。
サテーとは肉の串焼きのことでピリ辛のピーナッツソースを付けて食べるのが一般的です。シンガポールの日没は夜7時頃と遅いので早めに行くとまだ明るいうちからビールが飲めて女子1人旅でも楽しめますよ♪
最低注文数は10本、値段は7SGDが相場で、お肉の種類は鶏肉・牛肉・マトン(ラム)などから選べますよ。ビールはジョッキ(マグ)で5.5SGD!
平日11時半すぎから14時頃までのランチタイムは混んでいますが、外は気温30度超えなのにオフィスが冷房ガンガンなおかげでホットドリンクばかり買って行く(笑)オフィスワーカーたちも観察できます。
回転は早いのでその時間帯に行って日常を見るのもオススメですよ♪
drink stallではライチウォーターとライムジュースにトライ!
シンガポール料理は中華やマレー料理の影響を受けたものが多いので、しっかり味がついて脂っこい料理も多いです。そんな時はドリンクストールでライチウォーターを飲んでみてください。
だいたいどこのホーカーにも置いてあり値段は2~3SGDくらいです。ストールによってLychee water、Lychee Ice-blendと少しずつ名前が違いますが冷たいライチジュースにライチのシロップ漬けががゴロゴロ入っていてこれが本っ当にすっきりしてお料理によく合います♪
また、汗をかいて体力を奪われた体にしみるのがライムジュース。グレープフルーツより甘さがスッキリしていて、わずかな苦味とさわやかな香りでとってもおいしいんです!
透明な機械で湧き出るように作られているので行けばすぐに見つけられます。こちらもだいたい2~3SGDくらいです。
ホーカーで英会話!「Do you mind if I~?座ってもいいですか?」
ホーカーで相席は当たり前。席が空くと「ここ座っていいですか?」と必ずと言っていいほど聞かれます。
Do you mind if I use this seat?
(座ってもいいですか)
ここで要注意!「Do you mind if I~」は「私が~しても気になりませんか?」という意味合いがあります。日本語の癖で「Yes!」と答えてしまうと「はい気になります=座るな」と答えたことになってしまいます!もしこのフレーズが聞こえたら、
No, please use the seat.
(いいえ。気になりませんので座ってください)
Sure!Go ahead.(もちろん!どうぞ)
と答えるようにしましょう。上のフレーズが思い出せない時に下のフレーズはかなり使えますよ^ ^ちなみに、
Can!Can sit!Okay (lah)!
これはシングリッシュ(シンガポール特有の英語)の答え方。使ってみたらシンガポーリアン気分が味わえますよ♪
紹介した2つのホーカーのほかにも、チャイナタウンの近くには、
・マックスウェル・フードコート
(Maxwell Food Centre)
・チャイナタウン・コンプレックス
(Chinatown Complex)
・ティオンバル・マーケット
(Tiong Baru Market)
・ニュートン・フードセンター
(Newton Food Centre)
などたくさんのホーカーが集まっています。ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
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シンガポールで大人気のお土産をご紹介します。
Lau Pa Sat
住所18 Raffles Quay, Singapore 048582
電話番号+65-6220-2138
営業時間8:00頃~22時頃まで、一部店舗は24時間営業
※公式には24時間とありますが深夜早朝営業は一部店舗のみ
※サテーストリートは日没前、平日は19時前、土日祝日は15時頃から屋台毎に順次営業開始〜深夜1時頃まで営業。
Makansutra Gluttons Bay
住所#01, 8 Raffles Ave, 15 Esplanade, Singapore 039802
電話番号+65-6438-4038
営業時間月〜木17:00~26:00金土17:00〜27:00日16:00~25:00
※ストール毎に閉店時間が異なります。香港老街珍記(HONG KONG STREET OLD CHUN KEE)は曜日関係なく毎日25:00閉店
関連情報
- ゆりさん
- 旅好きな30代。過去30か国以上を訪問。これまでに出会った人、景色やモノたちを皆さんに繋いでいけたら嬉しいです。現在、シンガポール在住。https://www.instagram.com/lifeinsg___y/
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