海外旅行保険は必要?飛行機遅延に台風!海外でのアクシデントは意外なことにお金がかかる!
更新:2024/08/30
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海外でアクシデントに遭遇したら、どんなことにお金がかかるの?治療費だけでなくほかにも必要なお金があります!実際の支払い事例をもとにまとめました。
旅行中のアクシデントと支払い事例
海外旅行中のアクシデントは、私たちが知らないだけで実は頻繁に発生しています。実際にどんなことが起きているのでしょうか。
【台湾】約28,000円
現地に滞在中台風で航空機が欠航。延泊代、食事代、交通費の臨時出費が必要になった。
(出典:東京海上日動の海外旅行保険/保険金の支払い事例)
【シンガポール】約18,000円
シンガポールの空港で乗り継ぎをしたところスーツケースが届かなかった。3日後に受け取ったものの、歯ブラシ、Tシャツ、下着などを現地で購入することになった。
(出典:損保ジャパン日本興亜代理店/海外旅行保険お支払い例アジアhttps://bit.ly/2lJfBbP)
【アメリカ】約2,290,000円
友人の運転する自動車に乗車中、車が道路を外れ回転し受傷。右手を骨折しボルト固定手術。入院5日と通院1日。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アメリカhttps://bit.ly/2kwvAtL)
【デンマーク】約170,000円
買い物中、リュックサックを開けられて中に入っていたデジタルカメラなど貴重品類を盗まれた。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例ヨーロッパhttps://bit.ly/2kj1RnW, 新・海外旅行保険【off!(オフ)】/補償内容 携行品損害https://bit.ly/2oxhyJT)
【ハンガリー】約20,000円
観光途中にカメラを落として破損
(出典:AIG損保海外旅行保険/海外旅行で身近に起こるトラブルhttps://travel.aig.co.jp/ota/service/hints)
【フランス】約12,000,000円
4つ星クラスのホテルでバスタブのお湯をあふれさせ、階下および周囲の部屋も使用できなくなったことにより、ホテル側から損害賠償請求される。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例ヨーロッパhttps://bit.ly/2kj1RnW, 新・海外旅行保険【off!(オフ)】/補償内容 賠償責任https://bit.ly/2mfOoOH)
【インドネシア】約100,000円
椅子の上に置いてあった他の旅行客のカメラとコンピュータを落としてしまい破損。損害の賠償を求められた。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アジアhttps://bit.ly/2lJfBbP)
【出国前(日本)】ホテル宿泊費用
台風で成田エクスプレスが運休。普通電車を乗り継いだが予定の搭乗便に乗れず翌日の代替便に乗るためにホテルに一泊。
(出典:AIG損保 海外旅行保険/海外旅行で身近に起こるトラブルhttps://travel.aig.co.jp/ota/service/hints)
あまり知られていないのは、自分の持ち物が不可抗力で壊れた場合も対象になること。また、子どもがホテルの物を壊してしまうなど、思いがけず他者に損害を与えてしまうケースも実はとても多いのです。
海外でのトラブル何にお金がかかる?
高額な費用、いったい何にお金がかかるのでしょうか?気になる内訳を、実際の支払い事例をもとに紹介します。
ナースや医師の帯同費用
移動や帰国のフライトにナースや医師の帯同が必要になることがあります。エスコートナースやドクターの航空券代や宿泊費、エスコート代は帯同させる人の負担になります。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アジア・シンガポールCさん参照https://bit.ly/2lJfBbP)
救援者が現地に赴く費用
1人で帰国できない場合、日本から現地に迎えや代理人を送らなければならないことがあります。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アメリカEさん参照https://bit.ly/2kwvAtL)
救急車やヘリコプターの要請費、出動費、搬送費用
海外では救急車の要請や出動は有料です。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アフリカ中南米・メキシコAさん参照https://bit.ly/2kehw7N)
入院費
怪我の治療が長期にわたる場合、部屋やベッド代など入院のためのお金がかかります。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例オセアニア・オーストラリアCさん参照https://bit.ly/2maxAbi)
通訳代
保険会社付帯のサービスだけでは十分でなく、専門用語を必要とする場合など通訳が必要になるケースがあります。
諸手続きの代行費用
身動きできない自分に変わり、帰国の航空券手配など代行サービスを利用せざるをえない場合があります。
(出典:損保ジャパン日本興亜/海外旅行保険お支払い例アジア・モルジュブNさん参照https://bit.ly/2lJfBbP)
起き上がって移動できない時は、帰国の際にビジネスシートを使ったり医療専用機を使ったりすることもあります。治療費だけでなく、それ以外の部分にかかるお金がとても高額なのです。
どんな時に保険の支払い対象になる?
下記の対象物が、盗まれる・壊れる・火災にあうなどの損害があった時、必要不可欠の費用として認められる場合に支払われます。
■自分の持ち物
バッグ、カメラ、時計、衣類、旅券など。ただし現金、小切手、クレジットカード、自動車の運転免許証、データ、ソフトウェア・プログラム等の無体物、危険な運動用具(ピッケル等の登山用具、ハンググライダー、サーフボードなど)は基本的に対象外。
■レンタル品
携帯電話やWiFi機器、ホテルのルームキー、トランクそのほかのレンタル旅行用品など。ただし、保険会社やプランによってレンタル品の補償特約に別途加入する必要がある場合があります。支払いは自分が「直接契約しているもの」に限ります。サービスでセットになっているものは対象外です。
■航空機遅延やそれに関連した諸費用
台風やストライキで飛行機の遅延や欠航が発生し、それに伴ってやむをえず支払いが生じた宿泊料、食事代、通信費(国際電話料など)、目的地で提供される予定だった旅行サービスの取消料、交通費など。
現地から帰国する場合だけでなく日本を出国する前でも対象になります。ただし、規定の加入日数(○日以上など)が必要で、オプションで別途加入する必要があったり、補償額に限度があったりします。
ただし、台風や予期せぬ交通機関のアクシデントの際は航空会社が無料で航空券変更を受け付けるケースもあります。チケットの記載や自分のプラン内容、航空会社の告知をよく確認しましょう。
■預け入れ手荷物
トランクが歪んで施錠できなくなるなど、預け入れた手荷物に不具合が生じて使用不可になった場合その代金。ロストバゲージにより今すぐ使う予定だった下着や生活必需品(洗面用具等)が手元になく、やむを得ず新たに購入した場合の費用。ただし購入は期限内(紛失から○日以内など)でなければなりません。
■他人の財産や持ち物
子どもがホテルのものを壊した、観光地で他の観光客にぶつかり相手のカメラを落として壊したなど、他人の財産に損害を与えた場合の賠償費用。ただし支払いの限度額は細かく決められています。
■救援者の交通費や宿泊費用
怪我した人が1人で帰国できない場合、日本から迎えに行く人(代理人含む)の必要費用。
こんなケースは保険が効かない!
近年メディアでも話題にのぼりますが、下記のケースは通常保険金の支払い対象外となるため注意しましょう。
■妊娠、出産、早産、流産
■歯科治療(通常の虫歯治療など)
ただし、転んで歯を折るなど結果的に歯科治療が必要になったケースや、ウイルス性の原因などにより急激に発症した痛みや症状を取り除くための治療はほとんどの場合対象です。保険会社やプランにより異なる可能性があるため契約前に確認しましょう。
■自動車を運転する競技に参加する場合や自動車を運転する興行中の事故
■危険を伴うスポーツでの怪我
ハンググライダーやスカイダイビングなど
■法令違反、故意の事故、酒気帯び、無資格運転など過失が自分にあると明らかなもの
■地震、噴火
など
レンタカーを借りる場合、その車で起こした事故は海外旅行保険の支払い適用外です。車を借りる際には現地のレンタカー会社で対人対物保険に加入するなど、必要な保険に別途加入する必要があります。
また多くの保険会社で、サーフィンで怪我をした場合、治療は支払いの対象ですがサーフボードの破損は対象外です。たとえ不可抗力でもすべての物品破損が支払いの対象になるわけではありません。
海外旅行保険、何に注意すべき?
海外旅行保険は大きく分けて2つ。
【通常の保険】
現地で支払いをして後日保険料を請求
【キャッシュレス保険】
現地での支払いがいらない
費用は変わりませんが、かかれる病院数が変わる(提携している病院数が異なる)ことがあります。同行者の年齢や宿泊エリアを考慮して、プランを選ぶ際の参考にしましょう。
出国してからは加入できない!
保険に加入できるのは出国当日までです。
加入は早ければ早いほどお得!
飛行機遅延など出国前のトラブルへの支払いは、トラブルが起きる前にすでに加入していることが条件です。保険会社やプランによって「加入してから○日以上経っている」など規定があります。
当日加入して当日トラブルに遭っても支払いの対象にならないため早く入っておけばおくほどお得です。※日数は保険会社やプランの規定による
キャシュレス診療には契約証必須!
加入していても保険契約証が手元にないとキャッシュレス診療を受けられません。滞在中は必ず持ち歩き、予備のコピーもホテルに置いておくと荷物の盗難に遭った時などの備えになります。
保険金請求には証明書必須!
保険の支払いを請求する際は、飛行機の遅延証明書、盗難届け(現地で発行された事故証明書)、現地で支払った領収書などトラブルや出費があったことが証明できるものが必要です。
クレジットカード付帯との違い
クレジットカード付帯の保険は、
■そのカードで旅行代金を支払わなければ保険適用にならないものと、持っているだけで適用になるものがある
■保険金額やサービスが十分でない、または上限がある
■一部自己負担額が発生することがある
など制約があることも。クレジットカード付帯でない海外旅行保険のいいところは、ニーズに合わせて保険金額を設定したり、足りない補償をオプションで追加したりできること!そのほか、カップルプランやファミリープラン、WEB予約を利用すれば契約金額が安くなる場合もあります。
日数やエリア、行く人の年齢によってはクレジットカード付帯の保険で十分と考えることもできます。自分の旅のスタイルに合わせて上手に選びましょう。
海外でのトラブルはどんなことにお金がかかるかわかっていれば足りないサービスや追加すべき補償が想像しやすくなります。旅の目的やグループ構成に合わせて最適な保険を選ぶ参考にしてくださいね。
※本記事は2019年9月現在下記ページをもとに編集部でまとめたものです。補償は、すべて保険会社やプランの規定により細かく定められています。事前に問い合わせるなどよくご確認ください。
<出典>
損保ジャパン日本興亜代理店 新・海外旅行保険off!
https://www.sompo-japan-off.jp
東京海上日動の海外旅行保険
https://bit.ly/2lSHKgs
AIG損保海外旅行保険
https://travel.aig.co.jp/ota/service/hints
- 旅Pocket 編集部
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